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公開番号
2025086570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200640
出願日
2023-11-28
発明の名称
磁極片回転子、および、磁気ギヤ回転機械
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
H02K
16/02 20060101AFI20250602BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】温度変化が起きた場合であっても非磁性体の破損を抑制できる磁極片回転子、および、磁気ギヤ回転機械を提供する。
【解決手段】磁極片回転子は、周方向に間隔を空けて配置される複数の磁極片と、複数の磁極片と周方向に交互に配置される複数の非磁性体と、備える。複数の磁極片と複数の非磁性体はそれぞれ、互いに隣り合う隣接磁極片および隣接非磁性体を含み、磁極片回転子は、隣接磁極片と隣接非磁性体とによって挟まれる緩衝本体部を含む緩衝材をさらに備える。隣接非磁性体を形成する材料には、プラスチック材料が含まれ、緩衝材のヤング率は、プラスチック材料のヤング率よりも小さい。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
周方向に間隔を空けて配置される複数の磁極片と、
前記複数の磁極片と前記周方向に交互に配置される複数の非磁性体と、
を備える磁極片回転子であって、
前記複数の磁極片と前記複数の非磁性体はそれぞれ、互いに隣り合う隣接磁極片および隣接非磁性体を含み、
前記磁極片回転子は、前記隣接磁極片と前記隣接非磁性体とによって挟まれる緩衝本体部を含む緩衝材をさらに備え、
前記隣接非磁性体を形成する材料には、プラスチック材料が含まれ、
前記緩衝材のヤング率は、前記プラスチック材料の前記ヤング率よりも小さい
磁極片回転子。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記隣接非磁性体は、径方向に間隔を空けて配置される一対の非磁性分割部を含み、
前記緩衝本体部は、前記一対の非磁性分割部にそれぞれ当接する一対の第1当接面を有する
請求項1に記載の磁極片回転子。
【請求項3】
前記一対の第1当接面は各々、前記径方向に対して傾斜する
請求項2に記載の磁極片回転子。
【請求項4】
軸方向視における前記隣接非磁性体の中心を非磁性中心と定義して、
前記一対の第1当接面は各々、前記径方向において前記非磁性中心側に向かうほど、前記周方向において前記非磁性中心側に向かうように傾斜する
請求項2または3に記載の磁極片回転子。
【請求項5】
前記緩衝材は、前記緩衝本体部において軸方向に延在する開口部または中空部である緩衝穴部を含む
請求項3に記載の磁極片回転子。
【請求項6】
前記一対の第1当接面は各々、軸方向視において、前記隣接非磁性体の中心である非磁性中心側の第1端を有し、
前記緩衝穴部は、前記周方向において前記第1端側から前記隣接磁極片側に向かって凹む第1凹部を有する
請求項5に記載の磁極片回転子。
【請求項7】
前記第1凹部は、前記周方向において前記第1端から遠ざかるほど径方向寸法が長くなるように構成される
請求項6に記載の磁極片回転子。
【請求項8】
前記緩衝本体部は、前記隣接磁極片に当接する第2当接面を有し、
前記緩衝材は、前記緩衝本体部において軸方向に延在する開口部または中空部である緩衝穴部を含み、
前記緩衝穴部は、前記第2当接面において形成される第2凹部を含む
請求項2または3に記載の磁極片回転子。
【請求項9】
前記第2凹部は、前記周方向において前記隣接磁極片に近づくほど径方向寸法が長くなるように構成される
請求項8に記載の磁極片回転子。
【請求項10】
前記緩衝穴部は、前記緩衝本体部を軸方向に貫通している
請求項5に記載の磁極片回転子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、磁極片回転子、および、磁気ギヤ回転機械に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、磁気ギヤ回転機械に組み込まれる磁極片回転子が知られている。磁極片回転子は、周方向において交互に並ぶ複数の磁極片および複数の非磁性体を含む(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/118598号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、非磁性体は磁極片よりも熱変形し易い性質を有する。上記特許文献では、2つの磁極片が周方向において1つの非磁性体を挟み込む構成が採用されており、非磁性体の熱変形は2つの磁極片の各々によって制限される。そのため、磁極片回転子において温度変化が起きた場合、非磁性体において大きな熱ひずみが生じてしまい、非磁性体が破損する虞がある。
【0005】
本開示の目的は、温度変化が起きた場合であっても非磁性体の破損を抑制できる磁極片回転子、および、磁気ギヤ回転機械を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の少なくとも一実施形態に係る磁極片回転子は、
周方向に間隔を空けて配置される複数の磁極片と、
前記複数の磁極片と前記周方向に交互に配置される複数の非磁性体と、
を備える磁極片回転子であって、
前記複数の磁極片と前記複数の非磁性体はそれぞれ、互いに隣り合う隣接磁極片および隣接非磁性体を含み、
前記磁極片回転子は、前記隣接磁極片と前記隣接非磁性体とによって挟まれる緩衝本体部を含む緩衝材をさらに備え、
前記隣接非磁性体を形成する材料には、プラスチック材料が含まれ、
前記緩衝材のヤング率は、前記プラスチック材料の前記ヤング率よりも小さい。
【0007】
本開示の少なくとも一実施形態に係る磁気ギヤ回転機械は、
上記の磁極片回転子と、
前記複数の磁極片および前記複数の非磁性体に対して、径方向の内側に位置する磁石回転子と、
前記複数の磁極片および前記複数の非磁性体に対して、前記径方向の外側に位置するステータと
を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、温度変化が起きた場合であっても非磁性体の破損を抑制できる磁極片回転子、および、磁気ギヤ回転機械を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に磁気ギヤ回転機械の概略図である。
一実施形態に磁気ギヤ回転機械の内部構造の概略図である。
第1実施形態に係る磁極片回転子の概略図である。
第2実施形態に係る磁極片回転子の概略図である。
第3実施形態に係る磁極片回転子の概略図である。
第4実施形態に係る磁極片回転子の概略図である。
第5実施形態に係る磁極片回転子の概略図である。
第5実施形態に係る緩衝材および隣接非磁性体の概略図である。
変形例に係る緩衝材を示す概略図である。
変形例に係る隣接非磁性体を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、同様の構成については同じ符号を付し説明を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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