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公開番号2025086447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200408
出願日2023-11-28
発明の名称冊子作製装置および画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B42C 9/00 20060101AFI20250602BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】 複数のシートサイズに対応した加熱加圧ユニットにおいて加圧板の塑性変形を抑制し、冊子の良好な接着性を維持する冊子作製装置および画像形成システムを提供する。
【解決手段】 制御手段は、最大サイズのシートを加熱および加圧するときよりも最小サイズのシートを加熱および加圧するときのほうが所定の温度と圧力の少なくとも一方を低くなるように制御する。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
接着剤層が形成されたシートを複数重ねた状態で接着剤層を加熱および加圧する加熱加圧ユニットであって、シートに接触して加圧する加圧板と、所定の温度で前記加圧板を加熱する加熱体と、前記加圧板に対向する受け部材と、前記加圧板と前記受け部材の間に挟持されたシートに圧力を加える加圧機構と、を有する加熱加圧ユニットと、
前記所定の温度と前記圧力を制御する制御手段と、
を有し、
前記加圧板と前記受け部材の間に接着剤層が形成された複数のシートを挟持してシートに形成されている接着剤層を加熱および加圧することにより冊子を作製する冊子作製装置であって、
前記制御手段は、
最大サイズのシートを加熱および加圧するときよりも最小サイズのシートを加熱および加圧するときのほうが前記所定の温度と前記圧力の少なくとも一方を低くなるように制御することを特徴とする冊子作製装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記制御手段は、シートを加熱および加圧するときの前記加圧機構の加圧時間を制御し、
前記制御手段は、最大サイズのシートを加熱および加圧するときの前記加圧時間よりも、最小サイズのシートを加熱および加圧するときの前記加圧時間を長くすることを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項3】
前記冊子作製装置は、一度に接着剤層を加熱および加圧するシート枚数を、最大サイズのシートを加熱および加圧するときよりも最小サイズのシートを加熱および加圧するときのほうが少なくなるようにすることを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の冊子作製装置と、
シートに接着剤層を形成する画像形成装置と、
を有することを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のシートを接着して冊子を作製する冊子作成装置、および冊子作成装置を有する画像形成システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のようにプリンタや複写機などの画像形成装置による画像形成処理を施した複数のシートからなるシート束を、冊子作製装置によって接着用トナーを再溶融させてシート同士を接着処理し、冊子を作製する方法が知られている。特許文献1のように加熱体と接触している加圧部によりシートを加熱および加圧する加熱加圧ユニットが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-151579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置、及び冊子作製装置が複数のシートサイズに対応可能とする場合に、冊子作製装置の熱圧着手段は最大のシートサイズ(大サイズ紙)を加熱及び加圧可能な構成とする必要がある。大サイズ紙の加圧時に長手方向の加圧力分布を均一にする加熱加圧ユニットにおいては、最小のシートサイズ(小サイズ紙)を加圧時には、小サイズ紙の端部に加圧力が集中してしまう。すると、加圧力が集中する小サイズ紙の端部で、加圧部が塑性変形して加圧部と加熱体の間に隙間ができてしまう懸念がある。
【0005】
これにより、隙間がある箇所では加熱体からの熱が加圧板へ伝わりづらくなり、その箇所では接着用トナーに加わる熱量が減少してしまい、冊子の接着性を損ねてしまう懸念がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数のシートサイズに対応した加熱加圧ユニットにおいて加圧板の塑性変形を抑制し、冊子の良好な接着性を維持する冊子作製装置および画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段は、
接着剤層が形成されたシートを複数重ねた状態で接着剤層を加熱および加圧する加熱加圧ユニットであって、シートに接触して加圧する加圧板と、所定の温度で前記加圧板を加熱する加熱体と、前記加圧板に対向する受け部材と、前記加圧板と前記受け部材の間に挟持されたシートに圧力を加える加圧機構と、を有する加熱加圧ユニットと、前記所定の温度と前記圧力を制御する制御手段と、を有し、前記加圧板と前記受け部材の間に接着剤層が形成された複数のシートを挟持してシートに形成されている接着剤層を加熱および加圧することにより冊子を作製する冊子作製装置であって、前記制御手段は、最大サイズのシートを加熱および加圧するときよりも最小サイズのシートを加熱および加圧するときのほうが前記所定の温度と前記圧力の少なくとも一方を低くなるように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数のシートサイズに対応した加熱加圧ユニットにおいて加圧板の塑性変形を抑制し、冊子の良好な接着性を維持する冊子作製装置および画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1に係る画像形成装置の概略図
実施例1に係る画像形成装置がシートに形成するトナー像を示す図
トナーの貯蔵弾性率の測定結果
実施例1に係る冊子作製装置のバッファ部を示す図
実施例1に係るバッファ部の動作を示す図(a~h)
実施例1に係る冊子作製装置の整合部を示す図
実施例1に係る整合部の可動ユニットを示す図
実施例1に係る整合部の動作を示す図(a~f)
実施例1に係る加熱加圧ユニットについて説明するための図
実施例1に係る加熱加圧ユニットの動作を示す図(a~f)
熱圧着処理時のセラミックヒータと加熱板の密着性を示す断面図
冊子接着強度の試験方法を示す概略図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明において、「画像形成装置」とは、単機能プリンタ、複写機、複合機、商業用印刷機等、記録材(記録媒体)に画像を形成(記録)する装置を広く含むものとする。また、画像形成装置と複数の記録材を接着して冊子を作製する冊子作製装置とを連結したシステムを画像形成システムと呼ぶものとする。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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