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公開番号2025085257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199008
出願日2023-11-24
発明の名称タフト型歯ブラシ
出願人サンスター株式会社
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類A46B 9/04 20060101AFI20250529BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】歯の叢生部等を効果的に清掃することができるとともに、ブラッシング時における為害性を軽減することができ、且つ製造コストを安価に抑えることが可能なタフト型歯ブラシを提供する。
【解決手段】持ち手となるハンドル部2と、該ハンドル部2から先端側に延びるネック部3と、該ネック部3の先端側に設けられ、毛束5が植設されたヘッド部6からなる清掃部4とを備えたタフト型歯ブラシ1であって、前記ネック部3の少なくとも前記ヘッド部6につながる先端側部分32が、合成樹脂からなるネック基材部33と、該ネック基材部33の少なくとも一部を被覆するエラストマーからなるネック軟質部34とを有しているタフト型歯ブラシ。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
持ち手となるハンドル部と、該ハンドル部から先端側に延びるネック部と、該ネック部の先端側に設けられ、毛束が植設されたヘッド部からなる清掃部とを備えたタフト型歯ブラシであって、
前記ネック部の少なくとも前記ヘッド部につながる先端側部分が、合成樹脂からなるネック基材部と、該ネック基材部の少なくとも一部を被覆するエラストマーからなるネック軟質部とを有していることを特徴とするタフト型歯ブラシ。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記ネック軟質部が、前記ネック基材部の少なくとも毛束突出方向である腹側の面、及びその反対側の背側の面をそれぞれ被覆している、請求項1記載のタフト型歯ブラシ。
【請求項3】
前記ネック基材部が細長い軸状に構成され、且つ前記ネック軟質部が該ネック基材部を全周にわたって被覆している、請求項2記載のタフト型歯ブラシ。
【請求項4】
前記ヘッド部が、
前記ネック基材部の先端に連続して設けられ、腹側に屈曲または湾曲した形状の合成樹脂からなるヘッド基材部と、
該ヘッド基材部の少なくとも一部を被覆するエラストマーからなり、前記ネック軟質部に連続して形成されるヘッド軟質部とを備えている請求項1記載のタフト型歯ブラシ。
【請求項5】
前記ヘッド部の先端部に、前記毛束を支持する植毛穴が開口するとともに前記ネック部よりも腹側に突出する筒状の毛束支持台が設けられ、
該毛束支持台の周壁の少なくとも一部が、前記ヘッド軟質部に連続して形成されるエラストマーからなる軟質壁により構成されている、請求項4記載のタフト型歯ブラシ。
【請求項6】
前記軟質壁が、前記毛束支持台を軸方向から見た平面視でネック部側の壁部に設けられている、請求項5記載のタフト型歯ブラシ。
【請求項7】
前記軟質壁が、前記毛束支持台を軸方向からみた平面視で180°未満の領域に設けられている、請求項5記載のタフト型歯ブラシ。
【請求項8】
前記ネック部の延出方向に沿った軸に対して45度よりも大きな角度で交差する方向に板面が延びるように配置された平線により、前記毛束が前記ヘッド部に植設されている、請求項1記載のタフト型歯ブラシ。
【請求項9】
前記ヘッド部に前記毛束が一つのみ植設されている、ワンタフトタイプである請求項1記載のタフト型歯ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のフィラメントが束ねられた毛束が植毛穴に植設されたタフト型歯ブラシに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、磨き残しが生じ易い歯周ポケット部や歯の叢生部(歯並びの悪いところ)等の清掃に適した歯ブラシとして、ヘッド部に設けた一つの植毛穴に、複数本のフィラメントを束ねてなる毛束を植設したシングルタフト型歯ブラシが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-186672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のようなタフト型歯ブラシでは、歯の叢生部等を効果的に清楚できる反面、歯茎等が毛束の先端部により傷付けられる可能性がある。このため、特許文献1に係るタフト型歯ブラシでは、毛束を構成するフィラメントを小径としてその毛腰を柔らかくすることで、ブラッシング時における為害性を軽減し得るようにしている。しかし、この手法では使用可能なフィラメントが限定され、製造コストが高くなるとともに、毛腰が柔らかくなり過ぎて清掃性が低下する可能性があった。
【0005】
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、歯の叢生部等を効果的に清掃することができるとともに、ブラッシング時における為害性を軽減することができ、且つ製造コストを安価に抑えることが可能なタフト型歯ブラシを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、持ち手となるハンドル部と、該ハンドル部から先端側に延びるネック部と、該ネック部の先端側に設けられ、毛束が植設されたヘッド部からなる清掃部とを備えたタフト型歯ブラシであって、前記ネック部の少なくとも前記ヘッド部につながる先端側部分が、合成樹脂からなるネック基材部と、該ネック基材部の少なくとも一部を被覆するエラストマーからなるネック軟質部とを有するものである。本発明においてエラストマーとは、ゴム弾性を有する材料をいい、熱可塑性エラストマーや熱硬化性エラストマー(各種ゴム)を含む。
【0007】
この構成によれば、ブラッシングする際、ネック部の先端側部分でしならせることにより、歯等への刺激を効果的に軽減しつつ、歯の叢生部等を適正に清掃することができる。したがって、歯茎等が傷付けられるのを抑制して為害性を低減することができる。
【0008】
また、前記ネック軟質部が、前記ネック基材部の少なくとも毛束突出方向である腹側の面、及びその反対側の背側の面をそれぞれ被覆した構成とすることが好ましい。
【0009】
この場合、ブラッシング時に、ネック部の先端側部分をしならせることにより、歯等への刺激をより効果的に軽減することができるとともに、毛束のフィラメントを歯面等に密着させて清掃性を高めることができる。また、ネック部の先端側部分が柔軟性を有するため唇等に接触した際の当たりを和らげることができ、使用者が違和感を受けるのを効果的に防止できるという利点がある。
【0010】
また、前記ネック基材部が細長い軸状に構成され、且つ前記ネック軟質部が該ネック基材部を全周にわたって被覆された構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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