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公開番号
2025078834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2025037086,2023567760
出願日
2025-03-10,2022-12-09
発明の名称
廃棄物焼却設備
出願人
カナデビア株式会社
,
国立大学法人京都大学
代理人
弁理士法人松阪国際特許事務所
主分類
F23L
7/00 20060101AFI20250513BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】廃棄物焼却設備において排ガス量を容易に低減する。
【解決手段】廃棄物焼却設備(1)は、廃棄物を焼却する焼却炉(3)と、焼却炉(3)から排出される排ガスが流れる排ガス流路(4)と、排ガス流路(4)に設けられる集じん器(42)と、排ガス流路(4)において集じん器(42)よりも下流側の取出位置(P1)に接続され、排ガス流路(4)を流れる排ガスの一部を再循環排ガスとして取り出して焼却炉(3)内に供給する再循環排ガスライン(6)と、再循環排ガスライン(6)を流れる再循環排ガスに対して、空気よりも酸素濃度が高い高濃度酸素ガスを混合する酸素混合部(68)とを備える。これにより、排ガス量を容易に低減することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
廃棄物焼却設備であって、
廃棄物を焼却する焼却炉と、
前記焼却炉から排出される排ガスが流れる排ガス流路と、
前記排ガス流路に設けられる集じん器と、
前記排ガス流路において前記集じん器よりも下流側の取出位置に接続され、前記排ガス流路を流れる前記排ガスの一部を再循環排ガスとして取り出して前記焼却炉内に供給する再循環排ガスラインと、
前記再循環排ガスラインを流れる前記再循環排ガスに対して、空気よりも酸素濃度が高い高濃度酸素ガスを混合する酸素混合部と、
を備える廃棄物焼却設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物焼却設備に関する。
[関連出願の参照]
本願は、2021年12月14日に出願された日本国特許出願JP2021-202826、および、2022年3月29日に出願された日本国特許出願JP2022-54107からの優先権の利益を主張し、これらの出願の全ての開示は、本願に組み込まれる。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、廃棄物焼却設備では、排ガス流路を流れる排ガスの一部を再循環排ガスとして取り出して焼却炉内に供給することが行われている。再循環排ガスの利用により、廃棄物焼却設備からの排ガス量を低減することが可能となる。例えば、特開2003-329228号公報では、排ガスに空気を混合し、酸素が富化された排ガスを燃焼室に吹き込む廃棄物焼却炉が開示されている。特開2001-241629号公報では、二次燃焼室において互いに対向するノズルを設け、一方のノズルから酸素富化空気を吹き出し、他方のノズルから再循環排ガスを吹き出す燃焼装置が開示されている。特許第3949386号公報では、後燃焼ストーカの上部空間の燃焼ガスを引き抜いて炉内へ再循環する燃焼方式と局部的な酸素富化燃焼とを組み合わせた燃焼方法が開示されている。特開平10-9538号公報では、第一燃焼炉に投入された都市ごみを酸素の供給により燃焼するとともに、ボイラーを経た排ガスの一部を第一燃焼炉内に循環させる焼却施設が開示されている。
【0003】
近年、廃棄物焼却設備からの排ガス量の更なる低減が求められている。しかしながら、廃棄物の燃焼に必要な酸素量を確保するため、系外からの多量の新鮮な空気を焼却炉内に供給する必要があり、再循環排ガスが利用可能な量に制限がある。したがって、排ガス量を低減することは容易ではない。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、廃棄物焼却設備に向けられており、廃棄物焼却設備において排ガス量を容易に低減することを目的としている。
【0005】
本発明の態様1は、廃棄物焼却設備であって、廃棄物を焼却する焼却炉と、前記焼却炉から排出される排ガスが流れる排ガス流路と、前記排ガス流路に設けられる集じん器と、前記排ガス流路において前記集じん器よりも下流側の取出位置に接続され、前記排ガス流路を流れる前記排ガスの一部を再循環排ガスとして取り出して前記焼却炉内に供給する再循環排ガスラインと、前記再循環排ガスラインを流れる前記再循環排ガスに対して、空気よりも酸素濃度が高い高濃度酸素ガスを混合する酸素混合部とを備える。
【0006】
本発明によれば、廃棄物焼却設備において排ガス量を容易に低減することができる。
【0007】
本発明の態様2は、態様1の廃棄物焼却設備であって、前記焼却炉内にガス管を介して供給される燃焼用ガスの主ガスが、前記高濃度酸素ガスが混合された前記再循環排ガスである。
【0008】
本発明の態様3は、態様1(態様1または2であってもよい。)の廃棄物焼却設備であって、前記再循環排ガスラインが、前記焼却炉の一次燃焼室または/および二次燃焼室に接続され、前記高濃度酸素ガスが混合された前記再循環排ガスが、一次燃焼用ガスまたは/および二次燃焼用ガスとして利用される。
【0009】
本発明の態様4は、態様1(態様1ないし3のいずれか1つであってもよい。)の廃棄物焼却設備であって、前記再循環排ガスラインに設けられ、前記再循環排ガスから水を除去する脱水部をさらに備える。
【0010】
本発明の態様5は、態様1(態様1ないし4のいずれか1つであってもよい。)の廃棄物焼却設備であって、前記再循環排ガスラインに設けられ、前記再循環排ガスを加熱する予熱器をさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)
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