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公開番号
2025067457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177450
出願日
2023-10-13
発明の名称
液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出方法、プログラム、および、解析装置
出願人
株式会社島津製作所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G01N
30/86 20060101AFI20250417BHJP(測定;試験)
要約
【課題】液体クロマトグラフにおける洗浄液のコストパフォーマンスに関する情報を提供する。
【解決手段】第1洗浄液を用いた場合の、1回の分析に要する分析時間と、1回の洗浄に要する洗浄時間と、バッチあたりのキャリブレーション回数と、バッチあたりに分析されるサンプル数と、第1期間に分析されるバッチ数と、キャリーオーバが起こったか否かを確認するための再分析が必要となる再分析率と、に基づいて、第1洗浄液の代わりに第2洗浄液を用いた場合に、第2期間中に短縮される第3期間を算出するステップと、第3期間と、バッチあたりに分析されるサンプル数と、第1期間に分析されるバッチ数と、分析1回につき得られる第1利益とに基づいて、第1洗浄液の代わりに第2洗浄液を用いた場合に、第2期間中に得られる第2利益を算出するステップとを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
バッチ分析が可能な液体クロマトグラフにおいて、第1洗浄液を用いた場合の、1回の分析に要する分析時間と、前記液体クロマトグラフの1回の洗浄に要する洗浄時間と、バッチあたりのキャリブレーション回数と、バッチあたりに分析されるサンプル数と、第1期間に分析されるバッチ数と、キャリーオーバが起こったか否かを確認するための再分析が必要となる再分析率と、に基づいて、前記第1洗浄液の代わりに第2洗浄液を用いた場合に、第2期間中に短縮される第3期間を算出するステップと、
前記第3期間と、前記バッチあたりに分析されるサンプル数と、前記第1期間に分析されるバッチ数と、分析1回につき得られる第1利益とに基づいて、前記第1洗浄液の代わりに前記第2洗浄液を用いた場合に、前記第2期間中に得られる第2利益を算出するステップとを備える、液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1洗浄液は、サンプルの分離に用いる分離液と同じ組成の溶液であり、
前記第2洗浄液は、前記分離液と異なる組成の溶液である、請求項1に記載の液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出方法。
【請求項3】
前記第1期間および前記第2期間の各々は、予め設定された所定の期間であり、
前記第2期間は、前記第1期間と同じ長さの期間、または、前記第1期間より長い期間である、請求項1または2に記載の液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出方法。
【請求項4】
前記第1期間は、1週間であり、
前記第2期間は、1年間である、請求項3に記載の液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出方法。
【請求項5】
前記分析時間と、第3洗浄液を用いた場合の、前記1回の分析に要する分析時間と、前記液体クロマトグラフの1回の洗浄に要する第2洗浄時間と、前記バッチあたりに分析されるサンプル数と、前記再分析率と、前記バッチあたりのキャリブレーション回数とに基づいて、前記第3洗浄液の代わりに前記第2洗浄液を用いた場合に、前記第2期間中に短縮される第4期間を算出するステップと、
前記第4期間と、前記バッチあたりに分析されるサンプル数と、前記第1期間に分析されるバッチ数と、前記第1利益とに基づいて、前記第3洗浄液の代わりに前記第2洗浄液を用いた場合に、前記第2期間中に得られる第3利益を算出するステップとをさらに備える、請求項1または2に記載の液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出方法。
【請求項6】
コンピュータによって実行されることにより、前記コンピュータに請求項1または2に記載の液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出方法を実施させる、プログラム。
【請求項7】
プロセッサと、メモリとを含む解析装置であって、
前記プロセッサは、
バッチ分析が可能な液体クロマトグラフにおいて、第1洗浄液を用いた場合の、1回の分析に要する分析時間と、前記液体クロマトグラフの1回の洗浄に要する洗浄時間と、バッチあたりのキャリブレーション回数と、バッチあたりに分析されるサンプル数と、第1期間に分析されるバッチ数と、キャリーオーバが起こったか否かを確認するための再分析が必要となる再分析率と、に基づいて、前記第1洗浄液の代わりに第2洗浄液を用いた場合に、第2期間中に短縮される第3期間を算出し、
前記第3期間と、前記バッチあたりに分析されるサンプル数と、前記第1期間に分析されるバッチ数と、分析1回につき得られる第1利益とに基づいて、前記第1洗浄液の代わりに前記第2洗浄液を用いた場合に、前記第2期間中に得られる第2利益を算出する、解析装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出方法、プログラム、および、解析装置に関し、より特定的には、所定の洗浄液を用いた場合のコストパフォーマンスを算出する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
液体クロマトグラフにおいて正確な分析を行なうためには、前回までの分析に用いたサンプルの一部がシステム内に残存するキャリーオーバを低減することが重要である。
【0003】
特許文献1には、当該キャリーオーバの低減のために、サンプルの分離に使用される分離液とは異なる組成の洗浄液で流路内の洗浄を行ない、効率よくキャリーオーバを低減させ、キャリーオーバを低減させるために要する時間を短縮する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-44723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1には当該洗浄液を購入し、所定の期間使用した場合、キャリーオーバの低減によりどの程度の利益が見込まれるかを見積もる方法は開示されていない。したがって、ユーザは、洗浄液を導入すべきか判断することが容易ではない。以上のような実情に鑑みて、液体クロマトグラフの洗浄液のコストパフォーマンスに関する情報を提供する方法が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に係る液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出方法は、バッチ分析が可能な液体クロマトグラフにおいて、第1洗浄液を用いた場合の、1回の分析に要する分析時間と、液体クロマトグラフの1回の洗浄に要する洗浄時間と、バッチあたりのキャリブレーション回数と、バッチあたりに分析されるサンプル数と、第1期間に分析されるバッチ数と、キャリーオーバが起こったか否かを確認するための再分析が必要となる再分析率と、に基づいて、第1洗浄液の代わりに第2洗浄液を用いた場合に、第2期間中に短縮される第3期間を算出するステップと、第3期間と、バッチあたりに分析されるサンプル数と、第1期間に分析されるバッチ数と、分析1回につき得られる第1利益とに基づいて、第1洗浄液の代わりに第2洗浄液を用いた場合に、第2期間中に得られる第2利益を算出するステップとを備える。
【0007】
本開示の他の局面に係る解析装置は、プロセッサと、メモリとを含む。プロセッサは、バッチ分析が可能な液体クロマトグラフにおいて、第1洗浄液を用いた場合の、1回の分析に要する分析時間と、液体クロマトグラフの1回の洗浄に要する洗浄時間と、バッチあたりのキャリブレーション回数と、バッチあたりに分析されるサンプル数と、第1期間に分析されるバッチ数と、キャリーオーバが起こったか否かを確認するための再分析が必要となる再分析率と、に基づいて、第1洗浄液の代わりに第2洗浄液を用いた場合に、第2期間中に短縮される第3期間を算出する。プロセッサは、さらに、第3期間と、バッチあたりに分析されるサンプル数と、第1期間に分析されるバッチ数と、分析1回につき得られる第1利益とに基づいて、第1洗浄液の代わりに第2洗浄液を用いた場合に、第2期間中に得られる第2利益を算出する。
【発明の効果】
【0008】
本開示による算出方法によれば、液体クロマトグラフの洗浄液のコストパフォーマンスに関する情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る液体クロマトグラフの概略構成図である。
実施形態に係るコストパフォーマンスの算出に関する表示画面を示す図である。
実施形態に係るコストパフォーマンスの算出処理を示すフローチャートである。
変形例に係るコストパフォーマンスの算出に関する表示画面を示す図である。
変形例に係る液体クロマトグラフにおけるコストパフォーマンスの算出処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)
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