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公開番号2025067078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176769
出願日2023-10-12
発明の名称親水性共重合体、親水性組成物、コーティング剤、親水性被膜および被覆物品
出願人信越化学工業株式会社
代理人弁理士法人英明国際特許事務所
主分類C08F 220/56 20060101AFI20250417BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】親水性、防曇性および耐水性に優れる塗膜を与える親水性共重合体の提供。
【解決手段】下記式(1)で表される構成単位(a)および下記式(2)で表される構成単位(b)を含む親水性共重合体。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される構成単位(a)および下記式(2)で表される構成単位(b)を含む親水性共重合体。
TIFF
2025067078000017.tif
74
113
(式(1)中、R
1
は、水素原子またはメチル基を表し、R
2
は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1~6のアルキル基を表し、nは、1~6の整数を表し、
式(2)中、R
3
は、水素原子またはメチル基を表し、R
4
およびR
5
は、それぞれ独立して炭素数1~10のアルキル基または炭素数6~10のアリール基を表し、X
1
は、-NH-または-O-を表し、X
2
は、-NH-または-O-を表し、mは、1~3の整数を表し、pは、1~6の整数を表し、qは、1~6の整数を表し、アスタリスク*は、隣接した構成単位への結合を示す。)
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1記載の共重合体を含む親水性組成物。
【請求項3】
請求項2記載の親水性組成物からなるコーティング剤。
【請求項4】
請求項2記載の親水性組成物を硬化させてなる親水性被膜。
【請求項5】
基材と、この基材の少なくとも一方の面に、直接または1つ以上のその他の層を介して形成された請求項4記載の親水性被膜とを有する被覆物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、親水性共重合体、親水性組成物、コーティング剤、親水性被膜および被覆物品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プラスチック等の有機材料、ガラス等の無機材料で形成された基材の曇りに対する改善要求が高まってきている。
基材の曇りに対する改善は、一般的に、基材の表面上に親水性被膜をコートすることで達成されている。例えば、特許文献1では、基材に親水性を付与することが可能なコーティング剤として、親水性の高い4級アンモニウム塩構造を有する親水性共重合体を添加したコーティング組成物が提案されている。
【0003】
しかしながら、上記コーティング組成物によって形成された塗膜は、耐水性が十分ではなく、水と接触した後に、塗膜中の親水性組成物が一部溶出し、親水性、防曇性等の表面特性が劣化することがあった。この様な箇所が乾燥すると、塗膜上に水垂れ跡が残ることがあった。
【0004】
このような問題に対して、特許文献2では、側鎖にアミノ基およびアルコキシシリル基を有し、耐水性を向上させた親水性共重合体が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-162431号公報
特開2023-105446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、親水性、防曇性および耐水性に優れる塗膜を与える親水性共重合体およびこれを含む親水性組成物(コーティング剤)、これから得られた親水性被膜、並びにこの被膜を備える被覆物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、特定の親水性共重合体が、耐水性に優れ、プラスチック等の有機材料、ガラス等の無機材料で形成された基材に、持続性のある親水性、防曇性を付与することができる塗膜を与えることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、
1. 下記式(1)で表される構成単位(a)および下記式(2)で表される構成単位(b)を含む親水性共重合体、
TIFF
2025067078000001.tif
74
113
(式(1)中、R
1
は、水素原子またはメチル基を表し、R
2
は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1~6のアルキル基を表し、nは、1~6の整数を表し、
式(2)中、R
3
は、水素原子またはメチル基を表し、R
4
およびR
5
は、それぞれ独立して炭素数1~10のアルキル基または炭素数6~10のアリール基を表し、X
1
は、-NH-または-O-を表し、X
2
は、-NH-または-O-を表し、mは、1~3の整数を表し、pは、1~6の整数を表し、qは、1~6の整数を表し、アスタリスク*は、隣接した構成単位への結合を示す。)
2. 1の共重合体を含む親水性組成物、
3. 2の親水性組成物からなるコーティング剤、
4. 2の親水性組成物を硬化させてなる親水性被膜、
5. 基材と、この基材の少なくとも一方の面に、直接または1つ以上のその他の層を介して形成された4の親水性被膜とを有する被覆物品
を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の親水性共重合体は、耐水性に優れ、プラスチック等の有機基材、ガラス等の無機基材に持続性のある親水性、防曇性を付与できる塗膜を形成可能な親水性組成物を与える。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について具体的に説明する。
(A)親水性共重合体
本発明に係る親水性共重合体(以下、単に「共重合体」とも称する。)は、後述の構成単位(a)および(b)を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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