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公開番号2025054186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2024120856
出願日2024-07-26
発明の名称太陽電池及びその製造方法並びに電力消費装置
出願人横店集団東磁股ふん有限公司
代理人TRY国際弁理士法人
主分類H10F 10/14 20250101AFI20250328BHJP()
要約【課題】太陽電池及びその製造方法並びに電力消費装置を提供する。
【解決手段】太陽電池(10)の製造方法は、第1表面(101)、及び第1表面(101)に対向する第2表面(102)を有する基板(100)を提供する工程と、基板(100)の第1表面(101)に保護材料層を形成し、所定の第1ドープ領域上の一部保護材料層を除去し、保護層を製造する工程と、所定の第1ドープ領域に沿って基板(100)へ第1ドーピングを行い、第1ドープ領域を含む基板(100)を製造する工程であって、前記第1ドープ領域の幅が15~30μmである工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1表面、及び前記第1表面に対向する第2表面を有する基板を提供する工程と、
前記第1表面に保護材料層を形成し、所定の第1ドープ領域上の一部保護材料層を除去し、保護層を製造する工程と、
前記所定の第1ドープ領域に沿って前記基板へ第1ドーピングを行い、第1ドープ領域を含む基板を製造する工程であって、前記第1ドープ領域の幅が10~35μmである工程と、
前記保護層を除去し、前記第2表面に不動態化接触構造を製造する工程と、を含む
ことを特徴とする太陽電池の製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記保護材料層の形成前に、前記基板に対してテクスチャ処理を行う工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
保護層の製造後、及び第1ドープ領域を含む基板の製造前に、前記保護層を含む基板に対して1回目洗浄処理を行う工程をさらに含み、
1回目洗浄処理の条件としては、1回目洗浄処理で使用される洗浄液の成分は、質量百分率で、1%~6%の一塩基性塩基、0.5%~2%のテクスチャリング添加剤及び93%~98.5%の第1溶剤を含み、
1回目洗浄処理の時間は、150~350秒であり、
1回目洗浄処理の温度は、60~80℃である
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
前記保護層の材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素及び感光性接着剤の一つまたは複数を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記保護層を除去する方法は、前記第1ドープ領域を含む基板に対して2回目洗浄処理を行う工程を含み、
前記2回目洗浄処理の条件としては、質量パーセント40~80%のフッ化水素酸水溶液を用いて150~350秒洗浄することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
前記第1ドープ領域は、表面濃度が10
19
~3×10
20
、シート抵抗が40~170Ωである
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記不動態化接触構造の製造後に、前記第1表面に積層される第1不動態化層及び第1反射防止層を製造し、前記不動態化接触構造に第2反射防止層を製造する工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の製造方法。
【請求項8】
前記第1不動態化層、前記第1反射防止層及び前記第2反射防止層の製造後に、前記第1不動態化層と前記第1反射防止層を貫通し前記第1ドープ領域に接続される第1電極を製造し、前記第2反射防止層を貫通し前記不動態化接触構造に接続される第2電極を製造する工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
太陽電池であって、
請求項8に記載の製造方法に従って製造された
ことを特徴とする太陽電池。
【請求項10】
電力消費装置であって、
請求項9に記載の太陽電を電源として備える
ことを特徴とする電力消費装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は電池技術分野に関し、特に太陽電池及びその製造方法並びに電力消費装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
現在、市場の主流のPERC太陽電池は、より高いエネルギー変換効率および出力の要求に対応することができなくなるため、2013年にTOPCon高効率太陽電池のコンセプトが登場し、継続的な研究と開発を経て、現在、TOPCon電池はコストと効率の両方を兼ねる相対的に成熟した技術となり、TOPCon電池の大規模な量産は、N型電池の産業化元年を開くものと見なされ、PERC電池の市場での主流の位置を徐々に置き換えるとされている。裏面不動態化接触技術の効果に関して、N-TOPCon電池はPERC電池よりも市場価値が高いとされており、理論上の変換効率がPERC電池よりも高く、価格もPERC電池に近づく。TOPCon電池は天候の影響を受けにくく、特にスペクトル応答の面で、長波、短波のどちらに対しても非常に良好な応答を示し、短波応答のみに限定されるPERC電池と比較すると、TOPCon電池はスペクトル応答において大きな可能性を持っており、発電量の継続的な出力を確保でき、且つ、低い減衰、高い両面比、低い温度係数といった利点を持ち、ターミナル発電所における発電ゲイン効果が顕著である。
【0003】
TOPCon電池は、選択的キャリア原理に基づくトンネル酸化層の不動態化接触の太陽電池技術であり、その電池は、一方で、価電子帯と伝導帯が正孔と電子に対して異なるポテンシャルウェル高さを持つことに由来し、他方で、正孔と電子の異なる有効質量に由来し、極薄トンネル酸化層とドープトポリシリコン層を組み合わせることによって、電子トンネリングと正孔ブロッキングが実現され、優れた化学的不動態化とフィールド不動態化が実現される。従来のTOPCon電池は、N型シリコンウェーハを基板とし、正面に全面的なホウ素拡散を実現し、電池の正面にPN接合を形成し、内蔵電場が構築されることによって、励起子の電子正孔対への分裂が実現される。しかし、この技術背景では、該電池構造の全面的なホウ素拡散は、酸化アニーリングを組み合わせても、電池正面の格子損失を避け難く、この損失は多数の組み換えセンターを形成し、よって電池の開放電圧の損失および光電変換効率の低下を引き起こし、電池性能に悪影響を与える。
【発明の概要】
【0004】
本出願の様々な実施例によれば、太陽電池及びその製造方法並びに電力消費装置が提供される。
【0005】
本出願は、
第1表面、及び前記第1表面に対向する第2表面を有する基板を提供する工程と、
前記第1表面に保護材料層を形成し、所定の第1ドープ領域上の一部保護材料層を除去し、保護層を製造する工程と、
前記所定の第1ドープ領域に沿って前記基板へ第1ドーピングを行い、第1ドープ領域を含む基板を製造する工程であって、前記第1ドープ領域の幅が10μm~35μmである工程と、
前記保護層を除去し、前記第2表面に不動態化接触構造を製造する工程と、を含む。
一実施例において、前記保護材料層の形成前に、前記基板に対してテクスチャ処理を行う工程をさらに含む太陽電池の製造方法が提供される。
【0006】
一実施例において、保護層の製造後、及び第1ドープ領域を含む基板の製造前に、前記保護層を含む基板に対して1回目洗浄処理を行う工程をさらに含み、
1回目洗浄処理の条件としては、1回目洗浄処理で使用される洗浄液の成分は、質量百分率で、1~6%の一塩基性塩基、0.5~2%のテクスチャリング添加剤及び93~98.5%の第1溶剤を含み、
1回目洗浄処理の時間は、150~350秒であり、
1回目洗浄処理の温度は、60~80℃である。
【0007】
一実施例において、前記保護層の材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素及び感光性接着剤の一つまたは複数を含む。
【0008】
一実施例において、前記保護層を除去する方法は、前記第1ドープ領域を含む基板に対して2回目洗浄処理を行う工程を含み、
前記2回目洗浄処理の条件としては、質量パーセント40~80%のフッ化水素酸水溶液を用いて150~350秒洗浄することを含む。
【0009】
一実施例において、前記第1ドープ領域は、表面濃度が10
19
~3×10
20
、シート抵抗が40~170Ωである。
【0010】
一実施例において、前記不動態化接触構造の製造後に、前記第1表面に積層される第1不動態化層及び第1反射防止層を製造し、前記不動態化接触構造に第2反射防止層を製造する工程をさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)

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