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公開番号
2025040773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147788
出願日
2023-09-12
発明の名称
無線通信システム
出願人
株式会社国際電気
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04J
1/14 20060101AFI20250317BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】セルコール検出のためのデジタル信号処理に使用されるリソースを低減する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るセルコール検出システムにおける無線機は、周波数が異なる16種類のトーンのうち、自航空機のセルコールに使用される周波数f1、f2、f3、f4のトーンをそれぞれ発生させるトーン発生器51-1~51-4と、受信信号から復調されたAM復調信号に対して、トーン発生器51-1~51-4により発生された周波数f1、f2、f3、f4のトーンをそれぞれ乗算する乗算器53-1~53-4と、乗算器53-1~53-4による乗算結果をそれぞれ積分する積分器54-1~54-4とを有しており、積分器54-1~54-4による積分結果のレベルをそれぞれ用いて、周波数f1、f2、f3、f4のトーンの有無を判定することで、自航空機に対するセルコールの検出を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
周波数が異なる16種類のトーンのうちのセルコールに使用される4種類のトーンを検出するセルコール検出処理を実行する無線機を備えた無線通信システムにおいて、
前記無線機は、受信信号から復調された信号に対して、前記4種類のトーンをそれぞれ乗算する4つの乗算器と、前記4つの乗算器による乗算結果をそれぞれ積分する4つの積分器とを有し、前記4つの積分器による積分結果のレベルを用いて前記セルコール検出処理を実行することを特徴とする無線通信システム。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記無線機は、前記受信信号から復調された信号に含まれるトーン信号と、前記4つの乗算器により乗算する前記4種類のトーンとをそれぞれ同期させるための4つの遅延調整部を更に有することを特徴とする無線通信システム。
【請求項3】
請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記無線機に接続された個別制御器を更に備え、
前記個別制御器は、セルコール機能の有効または無効を切り替える操作のための第1操作部と、セルコール設定機能の有効または無効を切り替える操作のための第2操作部と、セルコール設定機能が有効か無効かを表示するための第1表示部と、セルコール設定機能の有効時にセルコールコードを設定する操作のための第3操作部と、設定されたセルコールコードを表示するための第2表示部とを有し、
前記第2表示部は、前記無線機による前記セルコール検出処理の結果を表示し得ることを特徴とする無線通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルコール検出処理を実行する無線機を備えた無線通信システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、航空機や艦船などを管制するシステムに関し、管制端末の負担を軽減させるために種々の発明が提案されている。例えば、特許文献1には、連接端末のプログラムと管制端末との間の一電文内容の情報量を増やし、かつ、各連接端末のイベント発生の情報およびエラー発生時の情報等をメッセージ等で表示することにより、各連接端末からでも通信の詳細な現状把握をできるようにした通信システムの発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-301848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
航空機の無線通信において、相手側の呼び出しは通常、音声にて行われる。通信の相手側は不特定の多数であるため、管制機関のコントローラーや航空会社のディスパッチャは、常時通信をモニタしている。一方、機上側では、自機に対する呼び出しを監視するために通信を常にモニタする必要があるが、常時モニタするのは乗員に連続した緊張を求めることになり、大変な負担となる。このため、民間航空においては、人為的に常時モニタする運用の代わりに、機械システムによるモニタ代行機能を採用することで、通信士やパイロットの負担の軽減を図っている。この機械的な自動呼び出し待ち受けを行うための選択呼び出しシステムは、セルコールシステムと呼ばれている。
【0005】
セルコールシステムは、主として民間航空機の通信において使用されている。セルコールシステムは、国際民間航空機間(ICAO;International Civil Aviation Organization)に加入の各国、各機関、及び各航空機会社が使用しているシステムである。セルコールシステムでは、周波数が異なる16種類のトーンのうちのセルコール(呼び出し)に使用された4種類のトーンが自航空機に設定されたものか否かを判定し、その結果を乗員に通知する。
【0006】
図1には、航空機内の無線機によるセルコール検出に係る処理部の概略的な構成例を示してある。無線機は、図1に示すように、A/D(Analog-to-Digital)変換部11と、直交復調部12と、IF(Intermediate Frequency;中間周波数)フィルタ13と、AGC(Automatic Gain Control;自動利得制御)部14と、SSB(Single Side Band;単側波帯)復調部15と、音声処理部16と、D/A(Digital-to-Analog)変換部17と、IFフィルタ18と、AGC部19と、AM(Amplitude Modulation;振幅変調)復調部20と、セルコール検出処理部21とを有する。
【0007】
無線機によって受信された信号は、A/D変換部11によりアナログ信号からデジタル信号へ変換された後に、直交復調部12により直交復調処理が実行される。直交復調部12による処理結果の信号は、IFフィルタ13とIFフィルタ18に分配されて、それぞれのIFフィルタでフィルタ処理される。IFフィルタ13による処理結果の信号は、AGC14により利得制御処理が実行され、SSB復調部15によりSSB復調処理が実行され、音声処理部16により音声処理された後に、D/A変換部17によりデジタル信号からアナログ信号へ変換され、受信復調音声として出力される。IFフィルタ部18による処理結果の信号は、AGC19により利得制御処理が実行され、AM復調部20によりAM復調処理が実行され、セルコール検出処理部21によりセルコール検出処理が実行される。セルコール検出処理部21は、セルコール検出処理の結果を示すセルコール検出信号を出力する。
【0008】
図2を参照して、従来システムにおけるセルコール検出処理について説明する。従来システムにおけるセルコール検出処理部21は、図2に示すように、16個のバンドパスフィルタ31と、16個の平均化部32と、閾値比較部33と、16ビットセルコール検出ビットフラグ処理部34と、セルコール検出ビット判定ブロック35と、シーケンスブロック36とを有する。16個の狭帯域なバンドパスフィルタ31は、16種類の周波数のトーンにそれぞれ対応するように通過域が設定されている。
【0009】
受信信号をAM復調して得られたAM復調信号は、16個の狭帯域なバンドパスフィルタ31に分配され、フィルタ処理される。各バンドパスフィルタによるフィルタ処理の結果は、フィルタ毎に設けた16個の平均化部32で平均化されて、閾値比較部33へ出力される。閾値比較部33は、16個の平均化部32から入力された16本の信号のレベル(つまり、トーンレベル)をセルコール検出用の閾値とそれぞれ比較し、比較結果を示す16本の信号を出力する。16ビットセルコール検出ビットフラグ処理部34は、閾値比較部33から出力された16本の信号に基づいて、16種類のトーンの有無をビット表現した16ビットのセルコール検出ビット信号を生成する。セルコール検出ビット判定ブロック35は、セルコール検出ビット信号に基づいて、16種類の周波数のトーンのうちのセルコールに使用された4種類のトーンのうちの2波が検出されたか否かを判定し、その結果を示す2波検出信号を出力する。シーケンスブロック36は、セルコール検出ビット信号および2波検出信号に基づいて、セルコールに使用された4種類のトーンが自航空機に対するものか否かを判定し、その結果を示すセルコール検出信号を出力する。
【0010】
以上のように、従来のセルコールシステムでは、16種類の周波数のトーンのうちのセルコールに使用された4種類のトーンの有無を判定するために、16種類のバンドパスフィルタ41を使用する必要があった。しかしながら、上記のような処理をデジタル信号処理で実現するには大量のリソースが必要となるため、セルコード検出に使用されるリソースの低減が望まれていた。
(【0011】以降は省略されています)
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