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公開番号
2025035215
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142127
出願日
2023-09-01
発明の名称
円すいころ軸受
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
33/58 20060101AFI20250306BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】高負荷容量を実現しつつ、小型化および軽量化を達成することができる円すいころ軸受を提供する。
【解決手段】円すいころ軸受10は、外輪2をハウジング15に遊嵌して使用される。円すいころ軸受10は、外周面に軸心AXに対して角度を持った軌道面1aを有して一方に小鍔1bと他方に大鍔1cを有する内輪1と、内輪軌道面1aと対向して内周面に軌道面2aを有する外輪2と、内外輪1,2の間に介在された複数の円すいころ3とを備えている。軸方向から見た外輪軌道面2aの形状が楕円であり、楕円の長軸の寸法aと短軸の寸法bが、1.00023≦(a/b)≦1.00027の関係を満たしている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外周面に軸心に対して角度を持った軌道面を有して一方に小鍔と他方に大鍔を有する内輪と、前記内輪の軌道面と対向して内周面に軌道面を有する外輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在された複数の円すいころとを含み、前記外輪をハウジングに遊嵌して使用する円すいころ軸受であって、
軸方向から見た外輪軌道面の形状が楕円であり、前記楕円の長軸の寸法aと、短軸の寸法bが、1.00023≦(a/b)≦1.00027の関係を満たしている円すいころ軸受。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の円すいころ軸受において、楕円形状を呈する外輪軌道面を有し、
楕円の短軸を直径とする基準円と、楕円長軸との間隙が0.010mm~0.020mmに設定されている円すいころ軸受。
【請求項3】
請求項1または2に記載の円すいころ軸受において、前記外輪に、回り止め構造が設けられている円すいころ軸受。
【請求項4】
請求項1または2に記載の円すいころ軸受において、油圧モータに使用される円すいころ軸受。
【請求項5】
請求項1または2に記載の円すいころ軸受において、鍛圧機械のポンプに使用される円すいころ軸受。
【請求項6】
請求項1または2に記載の円すいころ軸受において、前記外輪に、前記楕円の長軸または短軸の位置を識別する識別手段が設けられている円すいころ軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は建設機械用油圧モータに使用される円すいころ軸受に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建設機械用油圧モータには、円すいころ軸受が多く採用されている。このような装置では、荷重位置から軸に傾きやたわみ等が発生するので、最大接触面圧、最大エッジ応力等に注意し、軸受のサイズ等を選定する(例えば、特許文献1)。また、軌道面を楕円形状にする技術については、特許文献2~6に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公平08-005100号公報
国際公開第2015/136622号
実用新案登録第3196575号公報
特開2016-148417号公報
特開2017-101692号公報
特開2019-163842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気自動車に適用される鍛圧機械は、装置のコンパクト化、並びに低騒音化が要求として特に大きく、組込まれる軸受の高負荷容量化が要求されている。また、油圧モータでは小型化、軽量化のニーズがあるが、作用する荷重に対して十分な寿命、許容値を満足できる軸受を選定すると、軸受サイズが大型となってしまう傾向がある。これらに対し、特許文献1~6の装置については、以下の問題がある。
【0005】
特許文献1には、建設機械用油圧モータにおいて、円すいころ軸受の外輪に予圧を付与する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1は、ナットの締付による予圧付与に関する技術であり、部品点数が増加する。つまり、装置が大型化、高重量化し易い。
【0006】
特許文献2には、コロ押し付け部材として「ころ」を外輪軌道面に押圧する技術が開示されている。詳細には、特許文献2には、ころを外輪軌道面に押圧し、ころのスキューを防止する技術が開示されている。これは、剛性プラグにより楕円形状に撓められる技術であるが、内径面を楕円形状の歯車に締まり嵌めで固定する必要があり、内輪回転荷重/外輪静止荷重の場合、外輪/ハウジングを隙間嵌めにすると、外輪軌道面の楕円変形が損なわれる恐れがある。
【0007】
特許文献3には、外輪が楕円に弾性変形する技術が開示されている。軌道面を予め楕円形状とすることにより、特許文献1,2のように外輪を弾性変形させて軸受をハウジングに組込む必要がない。しかしながら、外輪/ハウジング間を隙間嵌めとし、自由側として軸受を使用することができない。
【0008】
特許文献4には、保持器案内面が楕円形状を有する技術が開示されている。これは、保持器案内面を楕円形状とすることにより、保持器と外輪軌道面とを積極的に圧接させ、保持器に配合されている固体潤滑剤を転写し、潤滑に寄与させる技術である。このように、特許文献4には、楕円形状に関する技術は開示されているが、外輪軌道面を楕円変形させる技術は開示されていない。
【0009】
特許文献5には、上下方向に長軸を有する楕円軌道面を有する軸受についての技術が開示されている。しかしながら、この技術は、車輪支持用軸受に使用される転がり軸受に関するものであって、車が縁石、段差を乗り上げる際の衝撃荷重を緩和する技術である。このように、特許文献5の転がり軸受ユニットは、車輪支持用軸受(玉軸受)であり、建設機械用油圧モータに使用される円すいころ軸受ではない。
【0010】
特許文献6には、断面が楕円形状の軸に略真円形状の内輪を嵌合した技術が開示されている。特許文献6の装置では、略真円形状の軸受内輪を断面楕円形状の軸に嵌合することにより、締まり嵌め時に軸受内輪の内径面が楕円形状に変形する。しかしながら、断面が楕円形状の軸は汎用性に乏しく、特許文献7の構造を既設の機械装置、軸に適用するには、既設の機械装置、軸を大幅に改造する必要があり、実用的でない。
(【0011】以降は省略されています)
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