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公開番号
2025033576
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139374
出願日
2023-08-29
発明の名称
車輪用軸受装置
出願人
NTN株式会社
代理人
弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類
F16C
35/063 20060101AFI20250306BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】小型軽量化を図るとともに、駆動力が入力された際の異音およびクリープの発生を抑制できる車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】車輪用軸受装置1においては、
外側軌道面2c、2dを有する外輪2と、軸方向に貫通する貫通孔3eを有し、外側軌道面2dに対向する内側軌道面3cが形成されたハブ輪3と、シャフト50に接続され、外側軌道面2cに対向する内側軌道面263aが形成されたマウス部26、およびハブ輪3の貫通孔3eに挿入されるステム部27を有する等速自在継手20と、からなる内方部材と、外輪2と内方部材との両軌道面間に収容されたインナー側ボール列5およびアウター側ボール列6とを備えた車輪用軸受装置1であって、インナー側ボール列5のピッチ円直径Diは、アウター側ボール列6のピッチ円直径Doよりも大きく、マウス部26のアウター側端面262と、ハブ輪3のインナー側端面31とはスプライン嵌合している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、
内径部に軸方向に貫通する貫通孔を有し、軸方向一側の前記外側軌道面に対向する軸方向一側の内側軌道面が形成されたハブ輪と、シャフトと回転伝達可能に接続され、軸方向他側の前記外側軌道面に対向する軸方向他側の内側軌道面が形成されたマウス部、および前記マウス部から軸方向に延び、前記ハブ輪の前記貫通孔に挿入されるステム部を有する等速自在継手と、からなる内方部材と、
前記外方部材と前記内方部材との両軌道面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
を備えた車輪用軸受装置であって、
軸方向他側の前記転動体のピッチ円直径は、軸方向一側の前記転動体のピッチ円直径よりも大きく、
前記マウス部の軸方向一側端面と、前記ハブ輪の軸方向他側端面とはスプライン嵌合していることを特徴とする車輪用軸受装置。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記ハブ輪とスプライン嵌合する前記マウス部の前記軸方向一側端面、および前記マウス部とスプライン嵌合する前記ハブ輪の前記軸方向他側端面は、軸方向と直交する方向に対して傾斜している請求項1に記載の車輪用軸受装置。
【請求項3】
前記ハブ輪とスプライン嵌合する前記マウス部の前記軸方向一側端面、および前記マウス部とスプライン嵌合する前記ハブ輪の前記軸方向他側端面の軸方向に対する角度は、45°以上かつ90°未満である請求項2に記載の車輪用軸受装置。
【請求項4】
前記ハブ輪における前記貫通孔の内周面と、前記ステム部の外周面との間には隙間が形成されている請求項1~請求項3の何れか一項に記載の車輪用軸受装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車輪用軸受装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、乗用車およびSUV車といった自動車等の車両の懸架装置において車輪を回転自在に支持する車輪用軸受装置であって、内方部材であるハブ輪にトルク伝達可能に結合される等速自在継手を備えた車輪用軸受装置が知られている。
【0003】
特許文献1に記載の車輪用軸受装置においては、内輪のインナー側軌道面を等速自在継手のマウス部よりも外径側に配置するとともに、ハブ輪のフランジ面と等速自在継手のシャフトに対するマウス部の回動中心との間の距離を小さくして、車輪用軸受装置を軸方向に幅狭化している。また、ハブ輪と内輪とは嵌合しており、内輪と等速自在継手とは軸方向において面接触している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/148675号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された構成の車輪用軸受装置においては、内輪に形成されるインナー側軌道面が等速自在継手のマウス部よりも外径側に位置しているため、車輪用軸受装置のサイズおよび重量が増大し、燃費低減に寄与する軽量化に反する構成となっている。特に、径方向において、マウス部の外径側に内輪が配置されているため、外輪の外径が大きくなっている。
【0006】
また、エンジンまたはモータからの駆動力が等速自在継手に入力された際に、互いに面接触する内輪と等速自在継手との間に相対的な滑りが生じてカッキン音等の異音が発生したり、互いに嵌合するハブ輪と内輪との間にクリープが生じたりすることがあった。
【0007】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、小型軽量化を図るとともに、駆動力が入力された際の異音およびクリープの発生を抑制することができる車輪用軸受装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
即ち、車輪用軸受装置は、内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、内径部に軸方向に貫通する貫通孔を有し、軸方向一側の前記外側軌道面に対向する軸方向一側の内側軌道面が形成されたハブ輪と、シャフトと回転伝達可能に接続され、軸方向他側の前記外側軌道面に対向する軸方向他側の内側軌道面が形成されたマウス部、および前記マウス部から軸方向に延び、前記ハブ輪の前記貫通孔に挿入されるステム部を有する等速自在継手と、からなる内方部材と、前記外方部材と前記内方部材との両軌道面間に転動自在に収容された複列の転動体と、を備えた車輪用軸受装置であって、軸方向他側の前記転動体のピッチ円直径は、軸方向一側の前記転動体のピッチ円直径よりも大きく、前記マウス部の軸方向一側端面と、前記ハブ輪の軸方向他側端面とはスプライン嵌合している。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、車輪用軸受装置の小型軽量化を図るとともに、駆動力が入力された際の異音およびクリープの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車輪用軸受装置を示す側面断面図である。
ハブ輪と等速自在継手との接続構造を示す拡大側面断面図である。
(a)はハブ輪のインナー側端面をインナー側から見た図であり、(b)はマウス部のアウター側端面をアウター側から見た図である。
第2実施形態に係る車輪用軸受装置を示す側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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