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公開番号2025033239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023138814
出願日2023-08-29
発明の名称制御装置、制御方法、および制御プログラム
出願人沖電気工業株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類G05B 23/02 20060101AFI20250306BHJP(制御;調整)
要約【課題】機器における過熱を抑制する制御装置、制御方法、および制御プログラムを提供する。
【解決手段】制御装置は、制御プログラムに基づいて機器を制御する。制御装置は、取得部とセンサ故障判定部と特定部と機器状態判定部と指令部とを備える。取得部は、機器の温度を計測する複数の温度センサの各々から、機器の温度を示す温度情報を取得する。センサ故障判定部は、複数の温度センサが計測した温度の差分に基づいて、複数の温度センサにおける故障中の温度センサである故障センサの有無を判定する。特定部は、複数の温度センサにおいて故障センサがある場合には、故障センサがどれであるかを特定する。機器状態判定部は、複数の温度センサのうちの、故障していない温度センサである正常センサの少なくとも1つが計測した温度に基づいて、機器が異常か否かを判定する。指令部は、機器が異常である場合に、機器を停止させるための処理を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
機器を制御する制御装置であって、
前記機器の温度を計測する複数の温度センサの各々から、前記機器の前記温度を示す温度情報を取得する取得部と、
前記複数の温度センサが計測した前記温度の差分に基づいて、前記複数の温度センサにおける故障中の温度センサである故障センサの有無を判定するセンサ故障判定部と、
前記複数の温度センサにおいて前記故障センサがある場合には、該故障センサがどれであるかを特定する特定部と、
前記複数の温度センサのうちの、故障していない温度センサである正常センサの少なくとも1つが計測した前記温度に基づいて、前記機器が異常か否かを判定する機器状態判定部と、
前記機器が異常である場合に、前記機器を停止させるための処理を行う指令部と、
を備える制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記故障センサがある場合に、前記特定部が特定した前記故障センサに停止を指示するセンサ停止信号を生成し、該センサ停止信号を前記故障センサに送信するよう前記取得部を制御するセンサ処理部を更に備える、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記機器は、
外部通信機器と通信する1以上の機器通信部と、
前記1以上の機器通信部を制御する機器制御部と、
を備え、
前記指令部は、
前記機器が異常である場合には、前記機器制御部に停止を指示する第1停止信号を送信し、
前記機器制御部に前記第1停止信号を送信しても、前記機器制御部が停止しない場合には、前記1以上の機器通信部の全部または一部に対し、停止を指示する第2停止信号を送信する、請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記機器は、
外部通信機器と通信する1以上の機器通信部と、
前記1以上の機器通信部を制御する機器制御部と、
前記1以上の機器通信部および前記機器制御部に電力を供給する電力供給回路と、
を備え、
前記指令部は、
前記機器が異常である場合には、前記機器制御部に停止を指示する第1停止信号を送信し、前記機器制御部に前記第1停止信号を送信しても、前記機器制御部が停止しない場合には、前記電力供給回路に、前記電力の遮断、または、前記電力の低減を指示する第2停止信号を送信する、請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記機器状態判定部は、
前記複数の温度センサのうちの予め定められた1つの前記正常センサが計測した前記温度に基づいて、前記機器が異常か否かを判定する、請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項6】
前記特定部は、
前記複数の温度センサのうちのいずれかの温度センサが計測した前記温度が、予め定められた第1温度範囲から外れている場合に、前記いずれかの温度センサを前記故障センサとして特定する、請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項7】
前記特定部は、
前記複数の温度センサの各々が計測した前記温度の時間的推移と差分とに基づいて、前記故障センサを特定する、請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項8】
前記機器に異常がある場合には、前記機器に異常があることを示す情報の表示または音声出力のための処理を行う、請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項9】
前記機器に異常がある場合には、前記機器に異常があることを示す情報を、サーバもしくは外部通信端末へ送信するための処理を行う、請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項10】
機器を制御する制御装置による制御方法であって、
前記機器の温度を計測する複数の温度センサの各々から、前記機器の前記温度を示す温度情報を取得するステップと、
前記複数の温度センサが計測した前記温度の差分に基づいて、前記複数の温度センサにおける故障中の温度センサである故障センサの有無を判定するステップと、
前記複数の温度センサにおいて前記故障センサがある場合には、該故障センサがどれであるかを特定するステップと、
前記複数の温度センサのうちの、故障していない温度センサである正常センサの少なくとも1つが計測した前記温度に基づいて、前記機器が異常か否かを判定するステップと、
前記機器が異常である場合に、前記機器を停止させるための処理を行うステップと、
を含む制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、各種機器を制御する制御装置、制御方法、および制御プログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、HGW(Home Gateway)などの機器には、当該機器の温度が異常な高温とならないよう、当該機器の温度を計測する温度センサが設けられると共に、計測された温度に基づいて当該機器を制御する制御装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、当該制御装置は、温度センサによって計測された温度が基準温度よりも閾値以上高い場合に、温度上昇の主たる原因となる機能を制限するよう機器を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-161176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の機器に設けられている温度センサは1つのみであり、当該温度センサが故障した場合、機器の温度上昇が抑制されず、機器が過熱状態となる虞がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、機器における過熱を抑制する制御装置、制御方法、および制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る制御装置は、機器を制御する制御装置であって、前記機器の温度を計測する複数の温度センサの各々から、前記機器の前記温度を示す温度情報を取得する取得部と、前記複数の温度センサが計測した前記温度の差分に基づいて、前記複数の温度センサにおける故障中の温度センサである故障センサの有無を判定するセンサ故障判定部と、前記複数の温度センサにおいて前記故障センサがある場合には、該故障センサがどれであるかを特定する特定部と、前記複数の温度センサのうちの、故障していない温度センサである正常センサの少なくとも1つが計測した前記温度に基づいて、前記機器が異常か否かを判定する機器状態判定部と、前記機器が異常である場合に、前記機器を停止させるための処理を行う指令部と、を備える。
【0007】
本開示に係る制御方法は、機器を制御する制御装置による制御方法であって、前記機器の温度を計測する複数の温度センサの各々から、前記機器の前記温度を示す温度情報を取得するステップと、前記複数の温度センサが計測した前記温度の差分に基づいて、前記複数の温度センサにおける故障中の温度センサである故障センサの有無を判定するステップと、前記複数の温度センサにおいて前記故障センサがある場合には、該故障センサがどれであるかを特定するステップと、前記複数の温度センサのうちの、故障していない温度センサである正常センサの少なくとも1つが計測した前記温度に基づいて、前記機器が異常か否かを判定するステップと、前記機器が異常である場合に、前記機器を停止させるための処理を行うステップと、を含む。
【0008】
本開示に係る制御プログラムは、機器を制御するコンピュータが実行する制御プログラムであって、前記機器の温度を計測する複数の温度センサの各々から、前記機器の前記温度を示す温度情報を取得する機能と、前記複数の温度センサが計測した前記温度の差分に基づいて、前記複数の温度センサにおける故障中の温度センサである故障センサの有無を判定する機能と、前記複数の温度センサにおいて前記故障センサがある場合には、該故障センサがどれであるかを特定する機能と、前記複数の温度センサのうちの、故障していない温度センサである正常センサの少なくとも1つが計測した前記温度に基づいて、前記機器が異常か否かを判定する機能と、前記機器が異常である場合に、前記機器を停止させるための処理を行う機能と、を前記コンピュータに実現させるためのものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る制御装置、制御方法、および制御プログラムによれば、機器の温度を計測する複数の温度センサが計測した温度の差分に基づいて故障センサの有無が判定され、故障センサがある場合に当該故障センサが特定される。そして、少なくとも1つの正常センサが計測した温度に基づいて機器の異常の有無が判定され、機器が異常である場合に機器を停止させるための処理が行われる。従って、機器の過熱が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る制御装置の機能構成を例示するブロック図である。
実施の形態に係る制御装置のハードウェア構成を例示する模式図である。
実施の形態に係る制御装置による制御の流れを例示するフローチャートである。
実施の形態における特定部による故障センサの特定処理の流れを例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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