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公開番号2025031019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136955
出願日2023-08-25
発明の名称車載カメラユニット
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250228BHJP(車両一般)
要約【課題】車載カメラとレインセンサとを一体化して配置するに当たって実用性の高いカメラブラケットを備えた車載カメラユニットを提供する。
【解決手段】カメラブラケット4に、車載カメラが取り付けられる車載カメラ取付部およびレインセンサ6が取り付けられるレインセンサ取付部42を備えさせ、当該カメラブラケット4の一部である強度低下部付近に補強リブ81,82を立設させる。これにより、重量の大幅な増大を招くこと無しに、車載カメラ取付部およびレインセンサ取付部42を備え且つ十分な強度を有するカメラブラケット4を得ることができる。その結果、車載カメラとレインセンサ6とを一体化して配置するに当たって実用性の高いカメラブラケット4を備えた車載カメラユニットを実現することが可能となる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車載カメラと、レインセンサと、前記車載カメラが取り付けられる車載カメラ取付部および前記レインセンサが取り付けられるレインセンサ取付部を備えたカメラブラケットとを有し、前記カメラブラケットが車体側部材に取り付けられて成る車載カメラユニットであって、
前記カメラブラケットの一部は、前記レインセンサ取付部の存在に起因する強度低下部となっており、
前記カメラブラケットには、前記強度低下部付近に補強リブが立設されていることを特徴とする車載カメラユニット。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
請求項1記載の車載カメラユニットにおいて、
前記補強リブの板厚寸法は、前記カメラブラケットにおける前記補強リブ以外の部分の板厚寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする車載カメラユニット。
【請求項3】
請求項1または2記載の車載カメラユニットにおいて、
前記車載カメラおよび前記レインセンサは、それぞれ前記カメラブラケットの下面に取り付けられ、前記カメラブラケットの上面に設けられた接着座面が前記車体側部材に取り付けられており、
前記補強リブは、前記カメラブラケットの前記下面から下方に向けて立設されていることを特徴とする車載カメラユニット。
【請求項4】
請求項1または2記載の車載カメラユニットにおいて、
前記補強リブは、前記カメラブラケットの延在方向に対して直交する方向から見た場合の形状が、前記レインセンサの一部の外縁形状に沿うL型に設定されていることを特徴とする車載カメラユニット。
【請求項5】
請求項1または2記載の車載カメラユニットにおいて、
前記強度低下部は、下記の構成部分(I)~(IV)のうちの少なくとも一つであることを特徴とする車載カメラユニット。
(I)前記車載カメラ取付部および前記レインセンサ取付部それぞれが前記車体側部材に取り付けられる取付座面を有している場合に、前記車載カメラ取付部の前記取付座面と前記レインセンサ取付部の前記取付座面との境界部分に近接する部分。
(II)前記車載カメラおよび前記レインセンサそれぞれを前記カメラブラケットの下面に取り付ける場合に、前記車体側部材に対する前記車載カメラの距離よりも、前記車体側部材に対する前記レインセンサの距離の方を短くするといった要求を満たすために前記レインセンサ取付部を薄肉化した部分。
(III)前記レインセンサ取付部に設けられ、前記レインセンサに接続されるコネクタの接続作業のための空間を確保するべく前記カメラブラケットの一部分が薄肉化された部分。
(IV)前記レインセンサ取付部において、前記レインセンサを取り付けるための開口部分。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両に搭載される車載カメラユニットに係る。特に、本発明は、車載カメラを含む複数のデバイスを一体化して配置するための改良に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、車両には、所謂プリクラッシュセーフティ機能や自動運転機能等を実現するための車両前方情報を取得する車載カメラ(例えば単眼カメラ等)が搭載されている。一般に、この種の車載カメラは、車両のフロントウインドシールドガラス(以下、単にフロントガラスという)の内面(車室内側の面)におけるインナミラーの周辺に取り付けられている。具体的には、車載カメラにカメラブラケットが取り付けられ、当該カメラブラケットに設けられた接着座面がフロントガラスの内面に接着されることにより車載カメラがフロントガラスの所定位置に配設されている。
【0003】
また、フロントガラスの内面には、車載カメラ以外にレインセンサが取り付けられる場合もある。このレインセンサは、発光素子と受光素子とを備え、発光素子からフロントガラスに光を照射し、フロントガラスで反射された光を受光素子で受光し、その受光量に基づいて、フロントガラスの外面の雨滴を検出するものである。従来技術にあっては、レインセンサにレインセンサブラケットが取り付けられ、当該レインセンサブラケットに設けられた接着座面がフロントガラスの内面に接着されることによりレインセンサがフロントガラスの所定位置に配設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-28907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本発明の発明者らは、フロントガラスにおけるインナミラー周りの意匠性を向上させる手段として、フロントガラスの内面に取り付けられている複数のデバイスを一体化することについて考察を行った。そして、車載カメラとレインセンサとを共通のブラケット(カメラブラケット)に取り付けて一体化させるようにすれば、フロントガラスにおけるインナミラー周りの意匠性を大幅に向上させることができ、また、1個のブラケットで車載カメラおよびレインセンサを支持できることから部品の共通化による部品点数の削減に寄与できるといった点に着目した。
【0006】
このように車載カメラとレインセンサとを一体化させる構造とする場合、カメラブラケットにレインセンサ取付部を設ける必要がある。つまり、レインセンサを取り付けるための構成がカメラブラケットに必要となり、これがカメラブラケットの強度を低下させてしまう虞がある。カメラブラケットの強度を低下させないための手段としてカメラブラケット全体の厚肉化が挙げられるが、この場合、カメラブラケットの重量の大幅な増大に繋がってしまうため好ましくない。このため、車載カメラとレインセンサとを一体化させる構造を実現するに当たっては、カメラブラケットの重量の大幅な増大を招くこと無しに当該カメラブラケットに十分な強度を得るための改良が必要であった。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車載カメラとレインセンサとを一体化して配置するに当たって実用性の高いカメラブラケットを備えた車載カメラユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、車載カメラと、レインセンサと、前記車載カメラが取り付けられる車載カメラ取付部および前記レインセンサが取り付けられるレインセンサ取付部を備えたカメラブラケットとを有し、前記カメラブラケットが車体側部材に取り付けられて成る車載カメラユニットを対象とする。そして、この車載カメラユニットは、前記カメラブラケットの一部が、前記レインセンサ取付部の存在に起因する強度低下部となっており、前記カメラブラケットには、前記強度低下部付近に補強リブが立設されていることを特徴とする。
【0009】
車載カメラとレインセンサとを一体化して配置するべく、カメラブラケットに車載カメラ取付部およびレインセンサ取付部を備えさせた場合、カメラブラケットの一部は、レインセンサ取付部の存在に起因する強度低下部となっている場合がある。本解決手段では、この強度低下部付近に補強リブを立設させている。これにより、強度低下部の存在に起因する強度の低下を抑制することができる。つまり、重量の大幅な増大を招くこと無しに、車載カメラ取付部およびレインセンサ取付部を備え且つ十分な強度を有するカメラブラケットを得ることができる。その結果、車載カメラとレインセンサとを一体化して配置するに当たって実用性の高いカメラブラケットを備えた車載カメラユニットを実現することが可能となる。
【0010】
また、前記補強リブの板厚寸法は、前記カメラブラケットにおける前記補強リブ以外の部分の板厚寸法よりも大きく設定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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