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公開番号
2025020856
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124472
出願日
2023-07-31
発明の名称
二次電池の充電装置、充電方法およびプログラム
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
H02J
7/10 20060101AFI20250205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】不活性状態のニッケル水素二次電池を誤検知されることなく適切に充電することができる二次電池の充電装置、充電方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】充電装置は、装着された二次電池を充電する充電装置であって、装着された電池の環境温度に応じて、電池の種類を検知するための検知閾値を設定する検知閾値設定部と、電池の電池電圧と検知閾値とに基づき、装着された電池が二次電池であるか否かを判断する電池種類判断部とを有し、検知閾値設定部は、電池の充電開始からの充電時間が所定時間以内である場合に、装着された電池の環境温度を含む所定の温度環境に対応する検知閾値を所定値だけ上昇させた値を、新たな検知閾値として設定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
装着された二次電池を充電する充電装置であって、
装着された電池の環境温度に応じて、前記電池の種類を検知するための検知閾値を設定する検知閾値設定部と、
前記電池の電池電圧と前記検知閾値とに基づき、装着された前記電池が二次電池であるか否かを判断する電池種類判断部と
を有し、
前記検知閾値設定部は、
前記電池の充電開始からの充電時間が所定時間以内である場合に、装着された前記電池の前記環境温度を含む所定の温度環境に対応する検知閾値を所定値だけ上昇させた値を、新たな検知閾値として設定する
充電装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記検知閾値設定部は、
前記充電時間が60秒以内である場合に、10℃を超える前記環境温度を含む温度環境に対応する前記検知閾値を0.1Vだけ上昇させた値を、前記新たな検知閾値として設定する
請求項1に記載の充電装置。
【請求項3】
前記検知閾値設定部は、
装着された前記電池の前記環境温度および電池サイズに応じて前記検知閾値を設定する
請求項1に記載の充電装置。
【請求項4】
前記電池種類判断部は、
前記電池電圧が前記検知閾値未満である場合に、装着された前記電池がニッケル水素二次電池であると判断する
請求項1に記載の充電装置。
【請求項5】
前記電池種類判断部は、
前記電池電圧が前記検知閾値以上である場合に、装着された前記電池がアルカリ電池であると判断する
請求項1に記載の充電装置。
【請求項6】
装着された前記電池がアルカリ電池であると判断された場合に、異常が発生したことを報知する報知部をさらに備える
請求項1に記載の充電装置。
【請求項7】
装着された二次電池を充電する充電方法であって、
装着された電池の環境温度に応じて、前記電池の種類を検知するための検知閾値を設定する際に、前記電池の充電開始からの充電時間が所定時間以内である場合に、装着された前記電池の前記環境温度を含む所定の温度環境に対応する検知閾値を所定値だけ上昇させた値を、新たな検知閾値として設定し、
前記電池の電池電圧と前記検知閾値とに基づき、装着された前記電池が二次電池であるか否かを判断する
充電方法。
【請求項8】
請求項7に記載の充電方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池の充電装置、充電方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、種々の機器等を動作させるための電源として、ニッケル水素二次電池等の充放電可能な二次電池が普及している。一般に、二次電池を充電するための充電器では、一次電池等の異なる種類の電池が装着された際に、誤って充電されないように、電池検知機能が搭載されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
例えば、ニッケル水素二次電池を充電するための充電器には、一次電池であるアルカリ電池を検知するアルカリ電池検知機能が搭載されている。アルカリ電池検知機能は、ニッケル水素二次電池用の充電器に、使用者が誤ってアルカリ電池を装着しても、エラーとして検知し、充電を防止する機能である。
【0004】
アルカリ電池検知機能は、例えば、電池電圧に基づき、電池の種類を検知する。通常、アルカリ電池の電池電圧は、ニッケル水素二次電池の電池電圧よりも高いため、電池の種類を検知するための電池電圧に対する検知閾値を、ニッケル水素二次電池の電池電圧よりも高くすることで、アルカリ電池を検知することができる。装着された電池がアルカリ電池であることを検知した場合、充電器は充電を停止し、アルカリ電池が装着されたことをエラーとして表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2015-532584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、ニッケル水素二次電池には、長期間放置すると、内部の化学反応力が低下する不活性状態となることがある。不活性状態のニッケル水素二次電池は、充電開始直後にインピーダンスが高くなることによって充電中の電池電圧が高くなり、一定時間充電を継続すると、インピーダンスが本来の値に戻り、充電中の電池電圧が本来の状態に戻るという性質がある。
【0007】
このような不活性状態のニッケル水素二次電池を充電した場合、充電初期のインピーダンス上昇によって上昇した電池電圧が、充電器に予め設定された検知閾値を超えてしまい、アルカリ電池として誤検知されてしまうという問題点があった。
【0008】
このような問題点を解消する方法として、検知閾値を上げ、充電初期のニッケル水素二次電池の電池電圧よりも高くすることが考えられる。しかしながら、検知閾値を高くすると、アルカリ電池がニッケル水素二次電池として誤検知されて長時間充電されることにより、漏液が発生することが考えられる。
【0009】
本開示は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、不活性状態のニッケル水素二次電池を誤検知されることなく適切に充電することができる二次電池の充電装置、充電方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る二次電池の充電装置は、
装着された二次電池を充電する充電装置であって、
装着された電池の環境温度に応じて、前記電池の種類を検知するための検知閾値を設定する検知閾値設定部と、
前記電池の電池電圧と前記検知閾値とに基づき、装着された前記電池が二次電池であるか否かを判断する電池種類判断部と
を有し、
前記検知閾値設定部は、
前記電池の充電開始からの充電時間が所定時間以内である場合に、装着された前記電池の前記環境温度を含む所定の温度環境に対応する検知閾値を所定値だけ上昇させた値を、新たな検知閾値として設定する。
(【0011】以降は省略されています)
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