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公開番号2025015910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023118799
出願日2023-07-21
発明の名称情報処理装置、及び情報処理方法
出願人JFEエンジニアリング株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F23G 5/50 20060101AFI20250124BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】複数のカメラを用いなくとも精度良く廃棄物を検出する。
【解決手段】情報処理装置は、廃棄物を焼却する焼却炉の燃焼室内を、火炎を透過し、かつ火炎からの放射が少ない所定の波長の光でTime Of Flight方式により撮影し、撮影した被写体までの距離画像を生成する単一のカメラから前記距離画像を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記距離画像に基づいて、前記燃焼室内の廃棄物の状態を推定する推定部と、を備える。火炎を透過する光の波長は、3.7~3.9μm、又は1.6μmである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
廃棄物を焼却する焼却炉の燃焼室内を、火炎を透過し、かつ火炎からの放射が少ない所定の波長の光でTime Of Flight方式により撮影し、撮影した被写体までの距離画像を生成する単一のカメラから前記距離画像を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記距離画像に基づいて、前記燃焼室内の廃棄物の状態を推定する推定部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記波長は、3.7~3.9μm、又は1.6μmである
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記推定部が推定した状態に基づいて前記焼却炉を制御する燃焼制御部
を備える請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記推定部は、前記取得部が取得した距離画像に基づいて、前記燃焼室内の廃棄物の形状を推定し、
前記燃焼制御部は、前記推定部が推定した廃棄物の形状に基づいて前記焼却炉を制御する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記燃焼制御部は、前記焼却炉が備える、前記燃焼室において前記廃棄物を移動させる火格子、前記燃焼室へ前記廃棄物を送る押出機、前記火格子へ供給する空気の量を調整するダンパ、前記空気を加熱する加熱装置のうちの少なくとも一つを制御する
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
廃棄物を焼却する焼却炉の燃焼室内を、火炎を透過し、かつ火炎からの放射が少ない所定の波長の光でTime Of Flight方式により撮影し、撮影した被写体までの距離画像を生成する単一のカメラから前記距離画像を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した前記距離画像に基づいて、前記燃焼室内の廃棄物の形状を推定する推定ステップと、
を有する情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
焼却炉に投入されて火格子上に堆積している廃棄物を検出する方法として、例えば特許文献1、2に開示された発明がある。特許文献1に開示された炉内状況判定方法は、後燃焼部より後方に設置された複数の赤外線カメラで火炎が放射しない波長の光を透過するフィルタを介して炉内に堆積した廃棄物を観測し、複数の赤外線カメラからの画像に基づいて廃棄物の3次元画像を作成する。そして、複数時刻での3次元画像に基づいて、廃棄物の厚みの時間変化と、廃棄物の表面の移動速度の時間変化を算出する。特許文献1の発明によれば、廃棄物の形状や動きを検出し、検出した形状や動きに応じて燃焼状態を制御することにより、廃棄物を安定して燃焼させることができる。
【0003】
特許文献2に開示された燃焼設備の状態特定装置は、被焼却物を炉に供給するフィーダと、火格子の乾燥段とを、後燃焼段より後方に設置された赤外カメラで撮影し、可視カメラで火格子の燃焼段と後燃焼段とを撮影する。そして状態特定装置は、それぞれの区画の燃焼状態を赤外カメラ及び可視カメラで得られた画像から特定する。また、特許文献2に開示された状態特定装置は、特定した燃焼状態に基づいて燃焼設備の推奨操作を提案する。特許文献2の発明によれば、燃焼状態に応じて燃焼設備を簡易に操作することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6596121号公報
特許第7051792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1、2の発明のように複数台のカメラを用いる場合、カメラの設置のための開口部が増えて熱損失が大きくなり、また、カメラの冷却設備が増えてコストがかかる。また、複数台のカメラを用いる場合、カメラの位置や向きなどの調整の手間が増える。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のカメラを用いなくとも精度良く廃棄物を検出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る情報処理装置は、廃棄物を焼却する焼却炉の燃焼室内を、火炎を透過し、かつ火炎からの放射が少ない所定の波長の光でTime Of Flight方式により撮影し、撮影した被写体までの距離画像を生成する単一のカメラから前記距離画像を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記距離画像に基づいて、前記燃焼室内の廃棄物の状態を推定する推定部と、を備える。
【0008】
本発明に係る情報処理装置においては、前記波長は、3.7~3.9μm、又は1.6μmであってもよい。
【0009】
本発明に係る情報処理装置は、前記推定部が推定した状態に基づいて前記焼却炉を制御する燃焼制御部を備えていてもよい。
【0010】
本発明に係る情報処理装置においては、前記推定部は、前記取得部が取得した距離画像に基づいて、前記燃焼室内の廃棄物の形状を推定し、前記燃焼制御部は、前記推定部が推定した廃棄物の形状に基づいて前記焼却炉を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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