特許ウォッチ

公開番号2025008968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111637
出願日2023-07-06
発明の名称情報処理方法
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社野村総合研究所
代理人個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250109BHJP(信号)
要約【課題】通学用ルートから小学生が離れたことを、小学校や小学校の職員に通知する情報処理方法を提供すること。
【解決手段】情報処理方法は、撮像部11、位置情報取得部12、及び通信部32を備えた車両10と、サーバ装置20と、を備えた情報処理システム1で実行される方法である。情報処理方法は、小学生が写っている周辺画像、及び当該周辺画像が撮像部11で生成されたときの車両10の位置情報を含む通知情報を、車両10の通信部32がサーバ装置20に送信することと、通知情報のうち、小学校の通学用ルートから離れたところにいる小学生が写っている周辺画像、及び当該周辺画像が撮像部11で生成されたときの車両10の位置情報を含む通知情報を、情報端末60にサーバ装置20が通知することと、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
周辺状況を撮像することで周辺画像を生成する撮像部、自身の位置情報を取得する位置情報取得部、及び外部と通信を行う通信部を備えた車両と、前記車両の外部に設置されたサーバ装置と、を備え、前記周辺画像及び前記位置情報が前記車両の前記通信部から通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信されるように構成された情報処理システムで実行される情報処理方法であって、
小学生が写っている前記周辺画像、及び当該周辺画像が前記撮像部で生成されたときの前記車両の位置情報を含む通知情報を、前記車両の前記通信部が前記サーバ装置に送信することと、
前記通知情報のうち、小学校の通学用ルートから離れたところにいる小学生が写っている前記周辺画像、及び当該周辺画像が前記撮像部で生成されたときの前記車両の位置情報を含む通知情報を、前記小学校が所有する情報端末、及び前記小学校の職員が所有する情報端末の少なくとも一方に前記サーバ装置が通知することと、
を含む情報処理方法。
続きを表示（約 680 文字）【請求項２】
前記通知情報のうち、前記小学校の校区内における危険地域にいる小学生が写っている前記周辺画像、及び当該周辺画像が前記撮像部で生成されたときの前記車両の位置情報を含む通知情報を、前記小学校が所有する情報端末、及び前記小学校の職員が所有する情報端末の少なくとも一方に、前記サーバ装置が通知すること、をさらに含む、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項３】
前記車両は、周辺の音を取得する音取得部を備え、
前記音取得部が、小学生が所持する防犯ブザーの音を取得した場合、当該小学生が写っている前記周辺画像、及び当該周辺画像が前記撮像部で生成されたときの前記車両の位置情報を含む注意通知情報を、前記車両の前記通信部が前記サーバ装置に送信することと、
前記サーバ装置が前記注意通知情報を受信した場合、当該注意通知情報を前記小学校が所有する情報端末、及び前記小学校の職員が所有する情報端末の少なくとも一方に、前記サーバ装置が通知することと、をさらに含む、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項４】
前記通知情報のうち、前記小学校の登下校以外の時間帯で前記撮像部が生成した前記周辺画像であって、かつ小学生が写っている前記周辺画像、及び当該周辺画像が前記撮像部で生成されたときの前記車両の位置情報を含む通知情報を、前記小学校が所有する情報端末、及び前記小学校の職員が所有する情報端末の少なくとも一方に前記サーバ装置の処理回路が通知すること、をさらに含む、
請求項１に記載の情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理方法に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、予め登録された通学用ルートを通って通学する小学生が所持している携帯端末の位置が、当該通学用ルートから離れている場合に、警報メールを発信する装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－０６６１２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示の方法では、それぞれの小学生が携帯端末を所持していないと、小学生が通学用ルートから離れているか否かを判定できない。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するための情報処理方法は、周辺状況を撮像することで周辺画像を生成する撮像部、自身の位置情報を取得する位置情報取得部、及び外部と通信を行う通信部を備えた車両と、前記車両の外部に設置されたサーバ装置と、を備え、前記周辺画像及び前記位置情報が前記車両の前記通信部から通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信されるように構成された情報処理システムで実行される情報処理方法であって、小学生が写っている前記周辺画像、及び当該周辺画像が前記撮像部で生成されたときの前記車両の位置情報を含む通知情報を、前記車両の前記通信部が前記サーバ装置に送信することと、前記通知情報のうち、小学校の通学用ルートから離れたところにいる小学生が写っている前記周辺画像、及び当該周辺画像が前記撮像部で生成されたときの前記車両の位置情報を含む通知情報を、前記小学校が所有する情報端末、及び前記小学校の職員が所有する情報端末の少なくとも一方に前記サーバ装置が通知することと、を含む。
【発明の効果】
【０００６】
上記構成によれば、小学生が情報端末を所持していなくても、通学用ルートから小学生が離れたことを、小学校や小学校の職員に通知できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、情報処理システムの説明に用いられる図である。
図２は、サーバ装置、及び制御装置の説明に用いられる図である。
図３は、制御装置において実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図４は、サーバ装置において実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
＜実施形態＞
以下、情報処理方法の一実施形態を図１～図４に従って説明する。
＜情報処理システム１の全体構成＞
図１に示すように、情報処理方法を実現する情報処理システム１は、例えば、一以上の車両１０と、一以上のサーバ装置２０とを備える。車両１０は、例えば、撮像部１１と、位置情報取得部１２と、音取得部１３と、制御装置３０とを備える。制御装置３０と、サーバ装置２０とは、通信ネットワーク４０を介して情報の送受信可能に接続されている。通信ネットワーク４０は、例えば、インターネット、ＷＡＮ（Wide Area Network）、ＬＡＮ（Local Area Network）、プロバイダ端末、無線通信網、無線基地局、専用回線等を含む。
【０００９】
撮像部１１は、例えば、ＣＣＤ（Charge Coupled Device）やＣＭＯＳ（Complementary Metal Oxide Semiconductor）等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。撮像部１１の一例は、ドライブレコーダーを構成するデジタルカメラである。撮像部１１は、車両１０の周辺状況を撮像する。車両１０での撮像部１１の設置位置によっては、車両１０の前方、後方及び側方を撮像部１１は撮像できる。撮像部１１は、車両１０の周辺状況を撮像することで周辺画像を生成する。車両１０が小学校の通学用ルートを走行する場合、撮像部１１が生成する周辺画像には、小学生５０が写っている場合がある。通学用ルートとは、小学生５０が通学時に通る経路である。
【００１０】
位置情報取得部１２は、例えば、ＧＮＳＳ（Global Navigation Satellite System）受信機である。位置情報取得部１２は、ＧＮＳＳ衛星から受信した信号に基づいて、車両１０の位置を特定し、車両１０の位置を示す位置情報を取得する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許