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公開番号
2025008114
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110004
出願日
2023-07-04
発明の名称
電池パック
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人つばさ国際特許事務所
主分類
H01M
50/262 20210101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】構造の複雑化を伴わずに耐衝撃性を向上することの可能な電池パックを提供する。
【解決手段】本技術の一実施の形態に係る電池パックは、電池と、電池を保持する電池ホルダとを有する電池モジュールと、電池モジュールを収容する電池ケースとを備えている。電池モジュールは、第1の外面と、第1の外面と対向する第2の外面とを有している。電池ケースは、第1の外面と対向配置され、第1の外面側に反っている第1の内面と、第2の外面と対向配置され、第2の外面側に反っている第2の内面とを有している。電池モジュールは、第1の内面の反りと第2の内面の反りとによって、第1の内面および第2の内面に支持されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
電池と、前記電池を保持する電池ホルダとを有する電池モジュールと、
前記電池モジュールを収容する外装ケースと
を備え、
前記電池モジュールは、
第1の外面と、
前記第1の外面と対向する第2の外面と
を有し、
前記外装ケースは、
前記第1の外面と対向配置され、前記第1の外面側に反っている第1の内面と、
前記第2の外面と対向配置され、前記第2の外面側に反っている第2の内面と
を有し、
前記電池モジュールは、前記第1の内面の反りと前記第2の内面の反りとによって、前記第1の内面および前記第2の内面に挟持されている
電池パック。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
電池と、前記電池を保持する電池ホルダとを有する電池モジュールと、
前記電池モジュールを収容する外装ケースと
を備え、
前記電池モジュールは、
第1の外面と、
前記第1の外面と対向する第2の外面と
を有し、
前記外装ケースは、
前記第1の外面に押圧されて接触する第1の内面と、
前記第2の外面に押圧されて接触する第2の内面と
を有し、
前記第1の外面と前記第1の内面との接触部分は、前記第1の外面と前記第1の内面とが離間する第1の間隙に囲まれており、
前記第2の外面と前記第2の内面との接触部分は、前記第2の外面と前記第2の内面とが離間する第2の間隙に囲まれている
電池パック。
【請求項3】
前記外装ケースは、
第1の開口端を有する第1のケースと、
第2の開口端を有する第2のケースと
を有し、
前記第1のケースおよび前記第2のケースは、前記第1の開口端と前記第2の開口端とが互いに突き合わされることにより、前記第1のケースおよび前記第2のケースによって囲まれた前記電池モジュールの収容空間を形成することが可能な形状となっており、
前記電池モジュールは前記収容空間内に配置され、
前記第1の内面は、
前記第1のケースの内面のうち、前記第1の開口端の一部を含む部分に形成され、前記第1の外面側に反っている第3の内面と、
前記第2のケースの内面のうち、前記第2の開口端の一部を含む部分に形成され、前記第1の外面側に反っている第4の内面と
を含んで構成され、
前記第2の内面は、
前記第1のケースの内面のうち、前記第1の開口端の一部を含む部分に形成され、前記第2の外面側に反っている第5の内面と、
前記第2のケースの内面のうち、前記第2の開口端の一部を含む部分に形成され、前記第2の外面側に反っている第6の内面と
を含んで構成されている
請求項1に記載の電池パック。
【請求項4】
前記第3の内面と前記第1の外面との第1の接触部分は、前記第1の開口端を平面視したとき、前記第3の内面のうち、前記第3の内面の両端を除いた第1の中央領域に配置され、
前記第4の内面と前記第1の外面との第2の接触部分は、前記第2の開口端を平面視したとき、前記第4の内面のうち、前記第4の内面の両端を除いた第2の中央領域に配置され、
前記第5の内面と前記第2の外面との第3の接触部分は、前記第1の開口端を平面視したとき、前記第5の内面のうち、前記第5の内面の両端を除いた第3の中央領域に配置され、
前記第6の内面と前記第2の外面との第4の接触部分は、前記第2の開口端を平面視したとき、前記第6の内面のうち、前記第6の内面の両端を除いた第4の中央領域に配置されている
請求項3に記載の電池パック。
【請求項5】
前記電池モジュールが前記外装ケースから取り外された状態で、前記第1の開口端を平面視したとき、前記第3の内面の頂点および前記第5の内面の頂点が、前記第1の開口端の中央線上に設けられ、
前記電池モジュールが前記外装ケースから取り外された状態で、前記第2の開口端を平面視したとき、前記第4の内面の頂点および前記第6の内面の頂点が、前記第2の開口端の中央線上に設けられている
請求項3に記載の電池パック。
【請求項6】
前記第1の開口端を平面視したとき、前記第3の内面の頂点および前記第4の内面の頂点が、前記第1の外面の中心部分に接しており、
前記第2の開口端を平面視したとき、前記第5の内面の頂点および前記第6の内面の頂点が、前記第2の外面の中心部分に接している
請求項5に記載の電池パック。
【請求項7】
前記外装ケースは、
第1の開口端を有する第1のケースと、
第2の開口端を有する第2のケースと
を有し、
前記第1のケースおよび前記第2のケースは、前記第1の開口端と前記第2の開口端とが互いに突き合わされることにより、前記第1のケースおよび前記第2のケースによって囲まれた前記電池モジュールの収容空間を形成することが可能な形状となっており、
前記電池モジュールは前記収容空間内に配置され、
前記第1の内面および前記第2の内面は、それぞれ、前記第1のケースのうち、前記第1の開口端の一部を含む部分に形成され、前記第2のケースには形成されていない
請求項1に記載の電池パック。
【請求項8】
前記第1の内面のうち、前記第1の外面に接する第1の接触部分は、前記第1の開口端を平面視したとき、前記第1の内面のうち、前記第1の内面の両端を除いた第1の中央領域に配置され、
前記第2の内面のうち、前記第2の外面に接する第2の接触部分は、前記第1の開口端を平面視したとき、前記第2の内面のうち、前記第2の内面の両端を除いた第2の中央領域に配置されている
請求項7に記載の電池パック。
【請求項9】
前記電池モジュールが前記外装ケースから取り外された状態で、前記第1の開口端を平面視したとき、前記第1の内面の頂点が、前記第1の開口端の中央線上に設けられ、
前記電池モジュールが前記外装ケースから取り外された状態で、前記第2の開口端を平面視したとき、前記第2の内面の頂点が、前記第2の開口端の中央線上に設けられている
請求項8に記載の電池パック。
【請求項10】
前記第1の開口端を平面視したとき、前記第1の内面の頂点が、前記第1の外面の中心部分に接しており、
前記第2の開口端を平面視したとき、前記第2の内面の頂点が、前記第2の外面の中心部分に接している
請求項9に記載の電池パック。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、電池パックに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電子機器が広く普及しているため、その電子機器に適用される電源として電池の開発が進められている。この場合には、複数の電池を容易かつ安全に取り扱うために、その複数の電池を備えた電池パックが提案されている。
【0003】
電池パックの構成に関連する技術に関しては、様々な検討がなされている。例えば、特許文献1には、耐衝撃性を向上するために、外装ケースと、複数の電池を収納する電池モジュールとの間に、弾性バネを設ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-273180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の発明では、弾性バネが外装ケースもしくは電池モジュールに一体に設けられるため、外装ケースもしくは電池モジュールを成型するための金型構造が複雑になってしまう。構造の複雑化を伴わずに耐衝撃性を向上することの可能な電池パックを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の一実施の形態に係る電池パックは、電池と、電池を保持する電池ホルダとを有する電池モジュールと、電池モジュールを収容する電池ケースとを備えている。電池モジュールは、第1の外面と、第1の外面と対向する第2の外面とを有している。電池ケースは、第1の外面と対向配置され、第1の外面側に反っている第1の内面と、第2の外面と対向配置され、第2の外面側に反っている第2の内面とを有している。電池モジュールは、第1の内面の反りと第2の内面の反りとによって、第1の内面および第2の内面に支持されている。
【発明の効果】
【0007】
本技術の一実施の形態に係る電池パックでは、電池モジュールが、電池ケースに設けられた第1および第2の内面の反りによって、第1および第2の内面に支持されている。これにより、落下等の大きな衝撃が電池パックに加えられたときに、その衝撃が第1および第2の内面の少なくとも一方の反りによって緩和もしくは吸収される。その結果、その衝撃から電池モジュールを保護することが可能となる。ところで、この電池パックでは、落下等の大きな衝撃は、第1および第2の内面の反りによって緩和もしくは吸収される。このように、この電池パックでは、例えば弾性バネなどの新たな部品を設ける代わりに、既存の電池ケースの内面に緩衝を緩和もしくは吸収する機能を持たせている。しかも、既存の電池ケースの内面に反りが設けられているだけであり、複雑な構造は設けられていない。従って、構造の複雑化を伴わずに耐衝撃性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本技術の一実施形態に係る電池パックの斜視構成例を表す図である。
図2は、図1の電池パックの収容物の斜視構成例を表す図である。
図3は、図1の電池パックの展開斜視構成例を表す図である。
図4は、図2の電池ホルダの断面構成例を表す図である。
図5は、図1の電池パックのA-A矢視方向の断面構成例を表す図である。
図6は、図1の電池パックのB-B矢視方向の断面構成例を表す図である。
図7は、図1の電池パックから電池モジュールを取り外したときの、A-A矢視方向の断面構成例を表す図である。
図8は、図1の電池パックから電池モジュールを取り外したときの、B-B矢視方向の断面構成例を表す図である。
図9は、図1の電池パックのC-C矢視方向の断面構成例を表す図である。
図10は、図1の電池パックのD-D矢視方向の断面構成例を表す図である。
図11は、図1の下部ケースの斜視構成例を表す図である。
図12は、図1の上部ケースの斜視構成例を表す図である。
図13は、図1の電池パックが地面に落下したときの、図1の外装ケースの機能について説明するための図である。
図14は、図5の断面構成例の一変形例を表す図である。
図15は、図6の断面構成例の一変形例を表す図である。
図16は、図5の断面構成例の一変形例を表す図である。
図17は、図6の断面構成例の一変形例を表す図である。
図18は、図1の電池パックの斜視構成の一変形例を表す図である。
図19は、図18の電池パックの展開斜視構成例を表す図である。
図20は、図19の上部ケースの内天面側の平面構成例を表す図である。
図21は、図5の断面構成例の一変形例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本技術を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明する順序は、下記の通りである。
1.実施形態(図1~図13)
1-1.構成
1-2.機能
1-3.効果
2.変形例
2-1.変形例A(図14、図15)
2-2.変形例B(図16、図17)
2-3.変形例C(図18~図20)
2-4.変形例D(図21)
【0010】
<1.実施形態>
まず、本技術の一実施形態に係る電池パック1に関して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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