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公開番号
2024176433
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094960
出願日
2023-06-08
発明の名称
居眠り防止装置、居眠り防止方法、及び居眠り防止プログラム
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20241212BHJP(信号)
要約
【課題】運転者の眠気を検出した場合であっても、運転者にとっての快適性を損いにくくしつつ、運転者の居眠りを防止させることを可能とする。
【解決手段】自車の運転者の眠気に関する状態である眠気状態を取得する眠気状態取得部111と、眠気状態取得部111で取得した眠気状態が、運転者の眠気があることを示す状態であることに応じて、車両の車速が、0よりも大きく設定される上限速度である第1上限速度を超えることを抑制する第1速度抑制機能を作動状態にする第1速度抑制部131とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両で用いることが可能な居眠り防止装置であって、
前記車両の運転者の眠気に関する状態である眠気状態を取得する眠気状態取得部(111)と、
前記眠気状態取得部で取得した前記眠気状態が、前記運転者の眠気があることを示す状態であることに応じて、前記車両の車速が、0よりも大きく設定される上限速度である設定上限速度を超えることを抑制する眠気時速度抑制機能を作動状態にする眠気時速度抑制部(131,132a,131b,131c)とを備える居眠り防止装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の居眠り防止装置であって、
前記運転者に向けて情報提示を行わせる提示指示部(102)を備え、
前記提示指示部は、前記眠気状態取得部で取得した前記眠気状態が、前記運転者の眠気があることを示す状態であることに応じて、前記情報提示として前記運転者に向けた警告を行わせ、
前記眠気時速度抑制部は、前記提示指示部による前記警告の開始後も引き続き、前記眠気状態取得部で取得する前記眠気状態が、前記運転者の眠気があることを示す状態であることを条件に、前記眠気時速度抑制機能を作動状態にする居眠り防止装置。
【請求項3】
請求項2に記載の居眠り防止装置であって、
前記提示指示部は、前記眠気状態取得部で取得した前記眠気状態が、前記運転者の眠気があることを示す状態であることに応じて、前記眠気時速度抑制部で前記眠気時速度抑制機能を作動状態にするまでに、前記警告として、段階的な警告である段階的警告を行わせるものであり、
前記眠気時速度抑制部は、前記提示指示部による前記段階的警告のうちの最終段階の警告の開始後も引き続き、前記眠気状態取得部で取得する前記眠気状態が、前記運転者の眠気があることを示す状態であることを条件に、前記眠気時速度抑制機能を作動状態にする居眠り防止装置。
【請求項4】
請求項3に記載の居眠り防止装置であって、
前記眠気状態取得部は、眠気状態として、眠気の深度の度合いである深度レベルを取得するものであり、
前記提示指示部は、前記段階的警告を開始する前に、その段階的警告の段数を設定するものであり、前記眠気状態取得部で取得した前記深度レベルが大きくなるのに応じて、前記段階的警告の段数を多く設定する居眠り防止装置。
【請求項5】
請求項3に記載の居眠り防止装置であって、
前記眠気状態取得部は、眠気状態として、眠気の深度の度合いである深度レベルを取得するものであり、
前記提示指示部は、前記段階的警告を開始する前に、その段階的警告のどの段階から警告を開始するかである開始段階を設定するものであり、前記眠気状態取得部で取得した前記深度レベルが大きくなるのに応じて、前記開始段階を前記段階的警告のうちのより後ろの段階に設定する居眠り防止装置。
【請求項6】
請求項2に記載の居眠り防止装置であって、
前記眠気状態取得部は、眠気状態として、眠気の深度の度合いである深度レベルを取得するものであり、
前記眠気時速度抑制部は、前記提示指示部による前記警告の開始後も引き続き、前記眠気状態取得部で取得する前記眠気状態が、前記運転者の眠気があることを示す状態であることを条件に、前記眠気時速度抑制機能を作動状態にする場合のその警告の開始後に前記眠気時速度抑制機能を作動状態にするタイミングを、前記眠気状態取得部で取得した前記深度レベルが大きくなるのに応じて、早くする居眠り防止装置。
【請求項7】
請求項2に記載の居眠り防止装置であって、
前記提示指示部は、前記警告として、前記眠気時速度抑制機能を作動状態にする予告を含む予告警告を少なくとも行わせるものであり、
前記眠気時速度抑制部は、前記提示指示部による前記予告警告の開始後も引き続き、前記眠気状態取得部で取得する前記眠気状態が、前記運転者の眠気があることを示す状態であることを条件に、前記予告警告の開始から規定時間後に、前記眠気時速度抑制機能を作動状態にする居眠り防止装置。
【請求項8】
請求項7に記載の居眠り防止装置であって、
前記提示指示部は、前記眠気状態取得部で取得した前記眠気状態が、前記運転者の眠気があることを示す状態であることに応じて、前記眠気時速度抑制部で前記眠気時速度抑制機能を作動状態にするまでに、前記警告として、段階的な警告である段階的警告を行わせるものであり、
前記段階的警告には、前記眠気時速度抑制機能を作動状態にする予告を含む予告警告と、この予告警告よりも前の段階の警告である予告前警告とを含み、
前記提示指示部は、前記予告前警告の開始後も引き続き、前記眠気状態取得部で取得する前記眠気状態が、前記運転者の眠気があることを示す状態であることを条件に、前記予告前警告の開始後の前記車両の走行距離が規定距離に到達後に、前記予告警告を行わせる居眠り防止装置。
【請求項9】
請求項1に記載の居眠り防止装置であって、
前記眠気状態取得部は、眠気状態として、眠気の深度の度合いである深度レベルを取得するものであり、
前記眠気時速度抑制部は、前記設定上限速度を、前記眠気状態取得部で取得した前記深度レベルが大きくなるのに応じて、低くする居眠り防止装置。
【請求項10】
請求項9に記載の居眠り防止装置であって、
前記眠気時速度抑制部は、前記車両の走行中の道路に、法定の下限速度が定められている場合には、前記深度レベルに応じた前記設定上限速度が、この法定の下限速度を下回らないようにする居眠り防止装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、居眠り防止装置、居眠り防止方法、及び居眠り防止プログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ドライバーの異常が検出された場合であって、ドライバーに警告を通知しても異常が解消しない場合に、車両の走行を停止制御する技術が開示されている。特許文献1に開示の技術では、心筋梗塞、発熱等の身体上の異常、過度の疲労、居眠り等による異常を、ドライバーの異常として検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020―119385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の技術によれば、ドライバーの異常に対して過剰な措置が取られ、ドライバーにとっての快適性を損うおそれがある。詳しくは、以下の通りである。ドライバーの異常が、短時間での回復が難しい異常の場合には、運転の継続は困難と考えられる。よって、車両を停止制御させることが、過剰な措置にはなりにくい。一方、短時間での回復が見込まれやすい眠気といった異常の場合には、運転中に改善されることも十分に考えられる。このような場合に、車両を停止制御させると、ドライバーにとって過剰な措置と感じられ、ドライバーにとっての快適性を損ってしまうおそれがある。
【0005】
この開示の1つの目的は、運転者の眠気を検出した場合であっても、運転者にとっての快適性を損いにくくしつつ、運転者の居眠りを防止させることを可能とする居眠り防止装置、居眠り防止方法、及び居眠り防止プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、1つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の居眠り防止装置は、車両で用いることが可能な居眠り防止装置であって、車両の運転者の眠気に関する状態である眠気状態を取得する眠気状態取得部(111)と、眠気状態取得部で取得した眠気状態が、運転者の眠気があることを示す状態であることに応じて、車両の車速が、0よりも大きく設定される上限速度である設定上限速度を超えることを抑制する眠気時速度抑制機能を作動状態にする眠気時速度抑制部(131,132a,131b,131c)とを備える。
【0008】
上記目的を達成するために、本開示の居眠り防止方法は、車両で用いることが可能な居眠り防止方法であって、少なくとも1つのプロセッサにより実行される、車両の運転者の眠気に関する状態である眠気状態を取得する眠気状態取得工程と、眠気状態取得工程で取得した眠気状態が、運転者の眠気があることを示す状態であることに応じて、車両の車速が、0よりも大きく設定される上限速度である設定上限速度を超えることを抑制する眠気時速度抑制機能を作動状態にする眠気時速度抑制工程とを含む。
【0009】
上記目的を達成するために、本開示の居眠り防止プログラムは、車両で用いることが可能な居眠り防止プログラムであって、コンピュータを、車両の運転者の眠気に関する状態である眠気状態を取得する眠気状態取得部(111)と、眠気状態取得部で取得した眠気状態が、運転者の眠気があることを示す状態であることに応じて、車両の車速が、0よりも大きく設定される上限速度である設定上限速度を超えることを抑制する眠気時速度抑制機能を作動状態にする眠気時速度抑制部(131,132a,131b,131c)として機能させる。
【0010】
以上の構成によれば、運転者の眠気があることに応じて、運転者の操作によって運転者の意図する速度まで車両を加速させることが抑制される。よって、この抑制に運転者が違和感を受けることで、運転者の眠気が解消されやすくなる。この抑制は、車両を停止制御するよりも緩い措置であるので、運転者にとっての快適性を損いにくくしつつ、運転者の居眠りを防止させることが可能になる。また、この抑制によって、運転者の運転操作による停車と運転操作の休憩とを促し、運転者の眠気を解消することも可能になる。この停車は、運転者の運転操作によるものであって、停止制御によるものでないので、運転者にとっての快適性を損いにくい。その結果、運転者の眠気を検出した場合であっても、運転者にとっての快適性を損いにくくしつつ、運転者の居眠りを防止させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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