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公開番号
2024172318
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089955
出願日
2023-05-31
発明の名称
位置検出用磁石および位置検出装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G01D
5/12 20060101AFI20241205BHJP(測定;試験)
要約
【課題】簡易な且つ小型な構成で位置検出のリニアリティを改善させることができる位置検出用磁石および位置検出装置を提供する。
【解決手段】
二極に着磁された位置検出用磁石1であって、位置検出用磁石1の着磁方向Aに平行な面のうちの一つの面C1に凸部C11~C13が一列に配列され、凸部C11~C13は、位置検出用磁石1と同一部材で同じ向きに着磁され、凸部C11~C13の配列の方向と着磁方向Aのなす角が直交しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
二極に着磁された位置検出用磁石であって、
前記位置検出用磁石の着磁方向に平行な面のうちの一つの面に少なくとも3つ以上の凸部が一列に配列され、
前記3つ以上の凸部は、前記位置検出用磁石と同一部材で同じ向きに着磁され、
前記3つ以上の凸部の配列方向と前記着磁方向のなす角が直交しないことを特徴とする位置検出用磁石。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記少なくとも3つ以上の凸部のうちの1つは、前記一つの面の前記配列方向の中央に位置することを特徴とする請求項1に記載の位置検出用磁石。
【請求項3】
前記少なくとも3つ以上の凸部のうちの両端の2つは、前記一つの面の端部に位置することを特徴とする請求項1に記載の位置検出用磁石。
【請求項4】
前記少なくとも3つ以上の凸部のうちの両端の2つは、その磁石端部側が前記一つの面の端部より中央に位置していることを特徴とする請求項1に記載の位置検出用磁石。
【請求項5】
前記少なくとも3つ以上の凸部の配列方向の間隔が、前記位置検出用磁石の中央部から外側に向かって変化することを特徴とする請求項1に記載の位置検出用磁石。
【請求項6】
前記少なくとも3つ以上の凸部の配列方向の幅が、前記位置検出用磁石の中央部から外側に向かって変化することを特徴とする請求項1に記載の位置検出用磁石。
【請求項7】
前記少なくとも3つ以上の凸部の高さは、前記位置検出用磁石の中央部から外側に向かって変化することを特徴とする請求項1に記載の位置検出用磁石。
【請求項8】
前記中央に位置する凸部が曲面形状を有することを特徴とする請求項2に記載の位置検出用磁石。
【請求項9】
前記中央に位置する凸部が傾斜面を有することを特徴とする請求項2に記載の位置検出用磁石。
【請求項10】
前記中央に位置する凸部が階段形状を有することを特徴とする請求項2に記載の位置検出用磁石。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、位置検出用磁石および位置検出装置に関し、特に高精度な位置決めに用いられる位置検出用磁石および位置検出装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、高精度な位置決めの必要性から磁石と磁気センサを用いて位置を検出する位置検出装置が開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、磁石に接合されたヨークと磁気センサを用いた位置検出装置が開示されている。また特許文献2では、磁気センサと対向する面に所定の形状を有する位置検出用磁石が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3191530号公報
特許第6476700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、位置検出のリニアリティを得るためにヨークが用いられており、磁気センサと磁石以外の構成部品が位置検出装置に必要であるため、装置全体が複雑化且つ大型化するという課題があった。
【0006】
また、特許文献2に開示された従来技術では、位置検出のリニアリティが磁石端部近傍までは得られないという課題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、簡易な且つ小型な構成で位置検出のリニアリティを改善させることができる位置検出用磁石および位置検出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る位置検出用磁石は、二極に着磁された位置検出用磁石であって、前記位置検出用磁石の着磁方向に平行な面のうちの一つの面に少なくとも3つ以上の凸部が一列に配列され、前記3つ以上の凸部は、前記位置検出用磁石と同一部材で同じ向きに着磁され、前記3つ以上の凸部の配列方向と前記着磁方向のなす角が直交しないことを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の請求項14に係る位置検出装置は、前記位置検出用磁石と、前記位置検出用磁石の前記凸部を有する面に対向した平行な面を垂直に貫く方向の磁束密度を検出可能であって、前記位置検出用磁石の前記凸部を有する面に対向した平行な面内において、前記位置検出用磁石と相対移動可能であることを特徴とする磁気センサとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡易且つ小型な構成で位置検出のリニアリティを改善させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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