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公開番号
2024169392
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2024084021
出願日
2024-05-23
発明の名称
塩、酸発生剤、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20241128BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】良好なCD均一性(CDU)でレジストパターンを製造する。
【解決手段】式(I)で表される塩を含有する酸発生剤。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I)で表される塩を含有する酸発生剤。
JPEG
2024169392000178.jpg
25
170
[式(I)中、
Q
1
、Q
2
、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数1~6のペルフルオロアルキル基を表す。
zは、0~6のいずれかの整数を表し、zが2以上のとき、複数のR
1
及びR
2
は互いに同一であっても異なってもよい。
X
1
は、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-を表し、*は、C(R
1
)(R
2
)又はC(Q
1
)(Q
2
)との結合部位を表す。
L
1
及びL
2
は、それぞれ独立に、単結合又は置換基を有してもよい炭素数1~28の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
2
-又は-CO-に置き換わっていてもよい。
A
1
は、以下で表される環を表し、該環に含まれる-CH
2
-は、-CO-に置き換わっていてもよく、該環に含まれる水素原子は、炭素数1~6のアルキル基又はヒドロキシ基に置き換わっていてもよい。2つの*は、一方がX
1
又はL
1
との結合部位を表し、他方がL
2
又はAr
1
との結合部位を表す。
JPEG
2024169392000179.jpg
31
170
Ar
1
は、炭素数6~10の芳香族炭化水素基又は炭素数4~9の複素環式芳香族炭化水素基を表す。
R
3
は、*-O-R
10
、*-O-CO-R
10
、*-O-CO-O-R
10
又は*-O-L
10
-CO-O-R
10
を表し、*は、Ar
1
との結合部位を表す。
L
10
は、炭素数1~6のアルカンジイル基を表す。
R
10
は、環状炭酸エステル構造を有する基を表す。
R
4
は、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1~12のハロアルキル基又は炭素数1~18の炭化水素基を表し、該炭化水素基は、置換基を有してもよく、該ハロアルキル基及び該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-、-S-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。
m4は、0~8のいずれかの整数を表し、m4が2以上のとき、複数のR
4
は互いに同一であっても異なってもよい。
続きを表示(約 3,500 文字)
【請求項2】
Ar
1
は、ベンゼン環、ナフタレン環、フラン環及びチオフェン環のいずれかの環に由来する基である請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項3】
X
1
は、*-CO-O-又は*-O-CO-である請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項4】
m4は、1以上の整数であり、少なくとも1つのR
4
が、ヨウ素原子である請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項5】
R
10
は、式(Ix)で表される基である請求項1に記載の酸発生剤。
JPEG
2024169392000180.jpg
29
170
[式(Ix)中、
環W
x
は、置換基を有していてもよい3~18員環の環状炭酸エステル構造の環を表し、該環状炭酸エステル構造の環は、炭酸エステル構造を形成する酸素原子以外のヘテロ原子を有してもよい。
L
12
は、単結合又は置換基を有していてもよい炭素数1~36の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよい。
*は、結合部位を表す。]
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の酸発生剤を含有するレジスト組成物。
【請求項7】
酸不安定基を有する構造単位を含む樹脂をさらに含有し、
前記酸不安定基を有する構造単位が、式(a1-0)で表される構造単位、式(a1-1)で表される構造単位及び式(a1-2)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む請求項6に記載のレジスト組成物。
JPEG
2024169392000181.jpg
45
170
[式(a1-0)、式(a1-1)及び式(a1-2)中、
L
a01
、L
a1
及びL
a2
は、それぞれ独立に、-O-又は*-O-(CH
2
)
k1
-CO-O-を表し、k1は1~7のいずれかの整数を表し、*は-CO-との結合部位を表す。
R
a01
、R
a4
及びR
a5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。
R
a02
、R
a03
及びR
a04
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組み合わせた基を表し、該アルキル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有してもよい。
R
a6
及びR
a7
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数2~8のアルケニル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組合せた基を表し、該アルキル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有してもよい。
m1は0~14のいずれかの整数を表す。
n1は0~10のいずれかの整数を表す。
n1′は0~3のいずれかの整数を表す。]
【請求項8】
酸不安定基を有する構造単位を含む樹脂をさらに含有し、
前記酸不安定基を有する構造単位を含む樹脂が、式(a2-A)で表される構造単位をさらに含む請求項6に記載のレジスト組成物。
JPEG
2024169392000182.jpg
45
170
[式(a2-A)中、
R
a50
は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。
R
a51
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6のアルキル基、炭素数1~6のアルコキシ基、炭素数2~12のアルコキシアルキル基、炭素数2~12のアルコキシアルコキシ基、炭素数2~4のアルキルカルボニル基、炭素数2~4のアルキルカルボニルオキシ基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を表す。
A
a50
は、単結合又は*-X
a51
-(A
a52
-X
a52
)
nb
-を表し、*は-R
a50
が結合する炭素原子との結合部位を表す。
A
a52
は、炭素数1~8のアルカンジイル基を表す。
X
a51
及びX
a52
は、それぞれ独立に、-O-、-CO-O-又は-O-CO-を表す。
nbは、0又は1を表す。
mbは、0~4のいずれかの整数を表す。mbが2以上のとき、複数のR
a51
は互いに同一であっても異なっていてもよい。]
【請求項9】
酸不安定基を有する構造単位を含む樹脂をさらに含有し、
前記酸不安定基を有する構造単位を含む樹脂が、式(a3-1)で表される構造単位、式(a3-2)で表される構造単位、式(a3-3)で表される構造単位及び式(a3-4)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種をさらに含む請求項6に記載のレジスト組成物。
JPEG
2024169392000183.jpg
49
170
[式(a3-1)、式(a3-2)、式(a3-3)及び式(a3-4)中、
L
a4
、L
a5
及びL
a6
は、それぞれ独立に、-O-又は*-O-(CH
2
)
k3
-CO-O-で表される基を表し、k3は1~7のいずれかの整数を表し、*はカルボニル基との結合部位を表す。
L
a7
は、-O-、*-O-L
a8
-O-、*-O-L
a8
-CO-O-、*-O-L
a8
-CO-O-L
a9
-CO-O-又は*-O-L
a8
-O-CO-L
a9
-O-を表し、*はカルボニル基との結合部位を表す。
L
a8
及びL
a9
は、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルカンジイル基を表す。
R
a18
、R
a19
、R
a20
及びR
a24
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。
X
a3
は、-CH
2
-又は酸素原子を表す。
R
a21
は、炭素数1~4の脂肪族炭化水素基を表す。
R
a22
、R
a23
及びR
a25
は、それぞれ独立に、カルボキシ基、シアノ基又は炭素数1~4の脂肪族炭化水素基を表す。
p1は、0~5のいずれかの整数を表し、p1が2以上のとき、複数のR
a21
は互いに同一であっても異なってもよい。
q1は、0~3のいずれかの整数を表し、q1が2以上のとき、複数のR
a22
は互いに同一であっても異なってもよい。
r1は、0~3のいずれかの整数を表し、r1が2以上のとき、複数のR
a23
は互いに同一であっても異なってもよい。
w1は、0~8のいずれかの整数を表し、w1が2以上のとき、複数のR
a25
は互いに同一であっても異なってもよい。]
【請求項10】
前記酸発生剤から発生する酸よりも酸性度の弱い酸を発生する塩をさらに含有する請求項6に記載のレジスト組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体の微細加工に用いられる酸発生剤用の塩、該塩を含む酸発生剤、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法に関する。
続きを表示(約 950 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記式で表される塩、及び該塩を酸発生剤として含有する組成物が記載されている。
【0003】
JPEG
2024169392000001.jpg
32
170
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-214551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
良好なCD均一性(CDU)でレジストパターンを形成することができる技術が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の発明を含む。
[発明1]
式(I)で表される塩を含有する酸発生剤。
【0007】
JPEG
2024169392000002.jpg
25
170
【0008】
[式(I)中、
Q
1
、Q
2
、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数1~6のペルフルオロアルキル基を表す。
【0009】
zは、0~6のいずれかの整数を表し、zが2以上のとき、複数のR
1
及びR
2
は互いに同一であっても異なってもよい。
X
1
は、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-を表し、*は、C(R
1
)(R
2
)又はC(Q
1
)(Q
2
)との結合部位を表す。
【0010】
L
1
及びL
2
は、それぞれ独立に、単結合又は置換基を有してもよい炭素数1~28の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
2
-又は-CO-に置き換わっていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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