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公開番号
2024164108
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-26
出願番号
2024138468,2021555214
出願日
2024-08-20,2020-03-04
発明の名称
香味制御を提供するエアロゾル送達装置
出願人
アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人川口國際特許事務所
主分類
A24F
40/42 20200101AFI20241119BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】ユーザが所望するように、エアロゾル前駆体組成物に1つ以上の香味添加物を加えることができるカートリッジが提供される。
【解決手段】香味送達物品は、第1の端部と第2の端部との間に延在し、内部貯蔵容積を画定する実質的に連続した壁から形成された中空細長ユニットであって、実質的に連続した壁が、実質的に連続した壁の厚さにわたって段階的に変化する多孔率を有する多孔質材料から形成される中空細長ユニットを含む。香味送達物品は、中空細長ユニットの内部貯蔵容積によって収容された香味液をさらに含む。香味送達物品は、エアロゾル送達装置100(またはエアロゾル送達装置のマウスピース165もしくはカートリッジ104)内のどこに配置されてもよく、香味液は、実質的に連続した壁を通過して、エアロゾル送達装置を通過する空気流および/または蒸気流および/またはエアロゾル流に取り込まれてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
香味送達物品であって、
第1の端部と第2の端部との間に延在し、内部貯蔵容積を画定する実質的に連続した壁から形成された中空細長ユニットであって、実質的に連続した壁が、実質的に連続した壁の厚さにわたって段階的に変化する多孔率を有する多孔質材料から形成される中空細長ユニットと、
中空細長ユニットの内部貯蔵容積によって収容された香味液と、
を備える香味送達物品。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
中空細長ユニットの実質的に連続した壁を形成する多孔質材料は、ポリマー材料である、請求項1に記載の香味送達物品。
【請求項3】
ポリマー材料は、ポリエーテルスルホン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン、硝酸セルロース、再生セルロース、酢酸セルロースおよびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項2に記載の香味送達物品。
【請求項4】
中空細長ユニットの実質的に連続した壁を形成する多孔質材料が、セラミック材料である、請求項1~3のいずれか一項に記載の香味送達物品。
【請求項5】
段階的に変化する多孔率が、中空細長ユニットの実質的に連続した壁内の細孔の平均サイズが外壁の内面から外面まで実質的に連続した壁の厚さにわたって増加するように構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載の香味送達物品。
【請求項6】
中空細長ユニットの実質的に連続した壁内の細孔が、内面および外面の一方では約10nm~約3μmの第1の平均サイズを有する、請求項5に記載の香味送達物品。
【請求項7】
中空細長ユニットの実質的に連続した壁内の細孔が、内面および外面の他方では約0.5μm~約30μmの第2の平均サイズを有する、請求項5に記載の香味送達物品。
【請求項8】
中空細長ユニットの第1の端部および第2の端部の一方または両方が開いている、請求項1~3のいずれか一項に記載の香味送達物品。
【請求項9】
中空細長ユニットの第1の端部および第2の端部の一方または両方と係合する端部ユニットをさらに備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の香味送達物品。
【請求項10】
端部ユニットが、それを通る複数の気流通路を備える格子構造である、請求項9に記載の香味送達物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エアロゾル送達装置に関し、さらに詳細には、リザーバと、エアロゾルを生成するために電力を利用してエアロゾル前駆体組成物を加熱し得る気化アセンブリとを含むエアロゾル送達装置に関する。タバコから作製されたかタバコに由来し得る材料および/または成分を組み込むか、そうでなければタバコを組み込み得るエアロゾル前駆体組成物は、気化アセンブリによって加熱されて、人間が摂取するための吸入可能な物質を生成する。
続きを表示(約 5,900 文字)
【背景技術】
【0002】
タバコの燃焼に基づく喫煙製品の改良品または代替品として、多くの喫煙品が長年にわたって提案されてきた。例示的な代替品には、固体燃料または液体燃料が燃焼されてタバコに熱を伝達するか、そのような熱源を提供するために化学反応が使用される装置が含まれる。例には、参照により本明細書に組み込まれるWormらの米国特許第9,078,473号明細書に記載されている喫煙品が挙げられる。
【0003】
喫煙品の改良品または代替品の目的は、典型的には、相当量の不完全燃焼および熱分解生成物を送達することなく、紙巻タバコ、葉巻またはパイプの喫煙に関連する感覚を提供することであった。この目的のために、電気エネルギーを利用して揮発性材料を気化または加熱するか、タバコを著しく燃焼することなく紙巻タバコ、葉巻またはパイプの喫煙感覚を提供しようとする多くの喫煙製品、香味発生器および薬用吸入器が提案されている。例えば、参照により本明細書に組み込まれるRobinsonらの米国特許第7,726,320号明細書ならびにGriffith,Jr.らの米国特許出願公開第2013/0255702号明細書およびSearsらの米国特許出願公開第2014/0096781号明細書に記載の背景技術に記載されている様々な代替喫煙品、エアロゾル送達装置および発熱源を参照されたい。また、例えば、参照により本明細書に組み込まれるBlessらの米国特許出願公開第2015/0220232号明細書に記載の商標名および商業的供給元によって参照される様々な種類の喫煙品、エアロゾル送達装置および電気式発熱源を参照されたい。ブランド名および商業的供給元によって参照される追加の種類の喫煙品、エアロゾル送達装置および電気式発熱源は、同じく参照によりその全体が本明細書に組み込まれるDePianoらの米国特許出願公開第2015/0245659号明細書に記載されている。記載されており、場合によっては市販されている他の代表的な紙巻タバコまたは喫煙品には、参照により本明細書に組み込まれるGerthらの米国特許第4,735,217号明細書、Brooksらの米国特許第4,922,901号明細書、米国特許第4,947,874号明細書および米国特許第4,947,875号明細書、Countsらの米国特許第5,060,671号明細書、Morganらの米国特許第5,249,586号明細書、Countsらの米国特許第5,388,594号明細書、Higginsらの米国特許第5,666,977号明細書、Adamsらの米国特許第6,053,176号明細書、Whiteの米国特許第6,164,287号明細書、Vogesの米国特許第6,196,218号明細書、Felterらの米国特許第6,810,883号明細書、Nicholsの米国特許第6,854,461号明細書、Honの米国特許第7,832,410号明細書、Kobayashiの米国特許第7,513,253号明細書、Robinsonらの米国特許第7,726,320号明細書、Hamanoの米国特許第7,896,006号明細書、Shayanの米国特許第6,772,756号明細書、Honの米国特許出願公開第2009/0095311号明細書、Honの米国特許出願公開第2006/0196518号明細書、米国特許出願公開第2009/0126745号明細書および米国特許出願公開第2009/0188490号明細書、Thorensらの米国特許出願公開第2009/0272379号明細書、Monseesらの米国特許出願公開第2009/0260641号明細書および米国特許出願公開第2009/0260642号明細書、Oglesbyらの米国特許出願公開第2008/0149118号明細書および米国特許出願公開第2010/0024834号明細書、Wangの米国特許出願公開第2010/0307518号明細書ならびにHonの国際公開第2010/091593号に記載されているものが含まれる。
【0004】
従来の種類の紙巻タバコ、葉巻またはパイプの特性の多くに類似する代表的な製品は、Philip Morris Incorporated製のACCORD(R)、InnoVapor LLC製のALPHA(TM)、JOYE 510(TM)およびM4(TM)、White Cloud Cigarettes製のCIRRUS(TM)およびFLING(TM)、Lorillard Technologies,Inc.製のBLU(TM)、EPUFFER(R)International Inc.製のCOHITA(TM)、COLIBRI(TM)、ELITE CLASSIC(TM)、MAGNUM(TM)、PHANTOM(TM)およびSENSE(TM)、Electronic Cigarettes,Inc.製のDUOPRO(TM)、STORM(TM)およびVAPORKING(R)、Egar Australia製のEGAR(TM)、Joyetech製のeGo-C(TM)およびeGo-T(TM)、Elusion UK Ltd製のELUSION(TM)、Eonsmoke LLC製のEONSMOKE(R)、FIN Branding Group,LLC製のFIN(TM)、Green Smoke Inc.USA製のSMOKE(R)、Greenarette LLC製のGREENARETTE(TM)、SMOKE STIK(R)製のHALLIGAN(TM)、HENDU(TM)、JET(TM)、MAXXQ(TM)、PINK(TM)およびPITBULL(TM)、Philip Morris International,Inc.製のHEATBAR(TM)、Crown7製のHYDRO IMPERIAL(TM)およびLXE(TM)、LOGIC Technology製のLOGIC(TM)およびTHE CUBAN(TM)、Luciano Smokes Inc.製のLUCI(R)、Nicotek,LLC製のMETRO(R)、Sottera,Inc.製のNJOY(R)およびONEJOY(TM)、SS Choice LLC製のNO.7(TM)、PremiumEstore LLC製のPREMIUM ELECTRONIC CIGARETTE(TM)、Ruyan America,Inc.製のRAPP E-MYSTICK(TM)、Red Dragon Products,LLC製のRED DRAGON(TM)、Ruyan Group(Holdings)Ltd.製のRUYAN(R)、Smoker Friendly International,LLC製のSF(R)、The Smart Smoking Electronic Cigarette Company Ltd.製のGREEN SMART SMOKER(R)、Coastline Products LLC製のSMOKE ASSIST(R)、Smoking Everywhere,Inc.製のSMOKING EVERYWHERE(R)、VMR Products LLC製のV2CIGS(TM)、VaporNine LLC製のVAPOR NINE(TM)、Vapor 4 Life,Inc.製のVAPOR4LIFE(R)、E-CigaretteDirect,LLC製のVEPPO(TM)、R.J.Reynolds Vapor Company製のVUSE(R)、Mistic Ecigs製のMistic Menthol製品ならびにCN Creative Ltd.製のVype製品として市販されている。さらに他の電気式エアロゾル送達装置、特に、いわゆる電子タバコとして特徴付けられている装置は、COOLER VISIONS(TM)、DIRECT E-CIG(TM)、DRAGONFLY(TM)、EMIST(TM)、EVERSMOKE(TM)、GAMUCCI(R)、HYBRID FLAME(TM)、KNIGHT STICKS(TM)、ROYAL BLUES(TM)、SMOKETIP(R)、SOUTH BEACH SMOKE(TM)の商号の下に市販されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第9,078,473号明細書
米国特許第7,726,320号明細書
米国特許出願公開第2013/0255702号明細書
米国特許出願公開第2014/0096781号明細書
米国特許出願公開第2015/0220232号明細書
米国特許出願公開第2015/0245659号明細書
米国特許第4,735,217号明細書
米国特許第4,922,901号明細書
米国特許第4,947,874号明細書
米国特許第4,947,875号明細書
米国特許第5,060,671号明細書
米国特許第5,249,586号明細書
米国特許第5,388,594号明細書
米国特許第5,666,977号明細書
米国特許第6,053,176号明細書
米国特許第6,164,287号明細書
米国特許第6,196,218号明細書
米国特許第6,810,883号明細書
米国特許第6,854,461号明細書
米国特許第7,832,410号明細書
米国特許第7,513,253号明細書
米国特許第7,896,006号明細書
米国特許第6,772,756号明細書
米国特許出願公開第2009/0095311号明細書
米国特許出願公開第2006/0196518号明細書
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米国特許出願公開第2008/0149118号明細書
米国特許出願公開第2010/0024834号明細書
米国特許出願公開第2010/0307518号明細書
国際公開第2010/091593号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
エアロゾル送達装置のいくつかの既存の実施形態は、制御本体(すなわち電源アセンブリ)およびカートリッジ(すなわちリザーバハウジング)を含む。制御本体内に電源(例えば電池)が配置されてもよく、カートリッジ内にエアロゾル前駆体組成物が保持および/または貯蔵されてもよい。ユーザが所望するように、エアロゾル前駆体組成物に1つ以上の香味添加物を加えることができるカートリッジを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
様々な実施形態では、本開示は、エアロゾル送達装置に含まれることができるか、エアロゾル送達装置と組み合わせられることができる香味送達物品を提供する。香味送達物品は、内部に貯蔵された香味液がそこから外向きに香味送達物品の外面まで移動して、ガス流中に取り込まれることを可能にする規定の多孔率勾配を組み込むことができる。したがって、香味送達物品は、流れるガス流がそれに沿って通過し得る任意の位置でエアロゾル送達装置内に含まれるかエアロゾル送達装置に取り付けられるように構成される。
【0008】
本開示は、香味を提供するように各々が適合または構成された様々な物品を提供することができる。いくつかの実施形態では、本開示は、エアロゾル送達装置のカートリッジおよび/またはエアロゾル送達装置のカートリッジに取り付け可能なマウスピースなどの追加の物品と組み合わされるように適合または構成されることができる香味送達物品に関するものとすることができる。さらなる実施形態では、本開示は、香味送達物品を含み、エアロゾル送達装置のカートリッジに取り付けられるように適合または構成された香味送達マウスピースに関するものとすることができる。他の実施形態では、本開示は、エアロゾル送達装置のカートリッジに関するものとすることができる。そのようなカートリッジは、カートリッジハウジングに直接含まれることができる、および/またはカートリッジハウジングに取り付けられたマウスピースに含まれることができる香味送達物品を含むことができる。なお、さらなる実施形態では、本開示は、電力ユニットとカートリッジとを含むエアロゾル送達装置に関しするものとすることができる。電力ユニットおよびカートリッジは、単一のハウジングに設けられることができるか、別個のハウジングに設けられることができる。エアロゾル送達装置は、特に、それと組み合わされた、例えば、カートリッジに含まれる、および/またはカートリッジに取り付けられたマウスピースに含まれる香味送達物品を含むことができる。
【0009】
例示的な実施形態では、本開示による香味送達物品は、第1の端部と第2の端部との間に延在し、内部貯蔵容積を画定する実質的に連続した壁から形成された中空細長ユニットであって、実質的に連続した壁が、実質的に連続した壁の厚さにわたって段階的に変化する多孔率を有する多孔質材料から形成される中空細長ユニットと、中空細長ユニットの内部貯蔵容積によって収容された香味液と、を備えることができる。さらなる実施形態では、香味送達物品は、任意の順序および数で組み合わされることができる以下の記述のうちの任意の1つ以上に関連してさらに定義されることができる。
【0010】
中空細長ユニットの実質的に連続した壁を形成する多孔質材料は、ポリマー材料とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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