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公開番号2024162674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078416
出願日2023-05-11
発明の名称回路基板用電気コネクタ
出願人ヒロセ電機株式会社
代理人個人
主分類H01R 12/91 20110101AFI20241114BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】可動ハウジングのフローティングの方向について高い自由度を確保するとともに、そのフローティング量を大きくできる回路基板用電気コネクタを提供する。
【解決手段】
端子111は、端子111の一端側に形成され回路基板の実装面に接続可能な接続部111Dと、端子111の他端側に形成され相手接続体に接触可能な接点部111E-1と、固定ハウジングに保持される固定側被保持部111Aと、可動ハウジングに保持される可動側被保持部111Bと、固定側被保持部111Aと可動側被保持部111Bとの間に位置し弾性変形可能なフローティング部111Cとを有し、フローティング部111Cは、上記実装面に対して平行かつ端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向に膨出して形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回路基板の実装面に配置される回路基板用電気コネクタであって、
前記実装面に対して平行な一方向を端子配列方向として配列された複数の端子と、前記複数の端子を保持するハウジングとを有し、
前記ハウジングは、前記端子を介して前記回路基板に固定される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して相対移動可能な可動ハウジングとを有し、
前記端子は、前記固定ハウジングと前記可動ハウジングとに架け渡されて設けられている回路基板用電気コネクタにおいて、
前記端子は、前記端子の一端側に形成され前記実装面に接続可能な接続部と、前記端子の他端側に形成され相手接続体に接触可能な接点部と、前記固定ハウジングに保持される固定側被保持部と、前記可動ハウジングに保持される可動側被保持部と、前記固定側被保持部と前記可動側被保持部との間に位置し弾性変形可能なフローティング部とを有し、
前記フローティング部は、前記実装面に対して平行かつ端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向に膨出して形成されていることを特徴とする回路基板用電気コネクタ。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記接続部は、前記コネクタ幅方向に延びて形成され、前記実装面に半田接続可能となっており、
前記フローティング部は、前記コネクタ幅方向で前記接続部とは反対側へ膨出していることとする請求項1に記載の回路基板用電気コネクタ。
【請求項3】
前記フローティング部は、湾曲して形成されており、その湾曲頂部が他部よりも端子配列方向で小さい寸法で形成されていることとする請求項1または請求項2に記載の回路基板用電気コネクタ。
【請求項4】
前記複数の端子は、隣接する少なくとも一対の端子が差動信号の伝送のためのペアをなしており、
前記一対の端子は、端子配列方向における前記フローティング部同士間の寸法が、前記フローティング部の全長範囲にわたって等しくなっていることとする請求項3に記載の回路基板用電気コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板の実装面に配置される回路基板用電気コネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
回路基板用コネクタとして、例えば、特許文献1のレセプタクルコネクタが知られている。この特許文献1のレセプタクルコネクタでは、回路基板の実装面に対して平行な一方向に配列された複数のレセプタクル側接続体が金属製のレセプタクル側連結部材で連結されている。各レセプタクル側接続体は、複数の端子と、該複数の端子を介して回路基板に固定される固定ハウジングと、該固定ハウジングに対して相対移動可能な可動ハウジングとを有している。端子は、金属製の帯状片で作られており、回路基板の実装面に対して直角な上下方向に沿ってほぼ直状に延びた状態で、固定ハウジングと可動ハウジングとに架け渡されて設けられている。
【0003】
端子は、固定ハウジングと可動ハウジングとの間に位置するフローティング部(変形可能部)がその板厚方向で変形可能となっており、この変形により、レセプタクル側接続体の配列方向における可動ハウジングのフローティング、すなわち固定ハウジングに対する相対移動を許容している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6198712号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1では、フローティング部はレセプタクル側接続体の配列方向に対して直角な板面をもつ板状をなしているので、その変形方向、ひいては可動ハウジングのフローィングの方向が上記配列方向に限定されている。また、フローティング部は、上下方向に短い直状部分として形成されているので、変形量が限られており、大きいフローティング量を確保するという点で改善の余地がある。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑み、可動ハウジングのフローティングの方向について高い自由度を確保するとともに、そのフローティング量を大きくできる回路基板用電気コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 本発明に係る回路基板用電気コネクタは、回路基板の実装面に配置される回路基板用電気コネクタであって、前記実装面に対して平行な一方向を端子配列方向として配列された複数の端子と、前記複数の端子を保持するハウジングとを有し、前記ハウジングは、前記端子を介して前記回路基板に固定される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して相対移動可能な可動ハウジングとを有し、前記端子は、前記固定ハウジングと前記可動ハウジングとに架け渡されて設けられている。
【0008】
かかる回路基板用電気コネクタにおいて、本発明では、前記端子は、前記端子の一端側に形成され前記実装面に接続可能な接続部と、前記端子の他端側に形成され相手接続体に接触可能な接点部と、前記固定ハウジングに保持される固定側被保持部と、前記可動ハウジングに保持される可動側被保持部と、前記固定側被保持部と前記可動側被保持部との間に位置し弾性変形可能なフローティング部とを有し、前記フローティング部は、前記実装面に対して平行かつ端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向に膨出して形成されていることを特徴としている。
【0009】
本発明では、フローティング部は、コネクタ幅方向に膨出した形状に形成されているので、コネクタ幅方向のみならず、それ以外の方向、具体的には、端子配列方向や、回路基板に対して直角な方向でも弾性変形可能となっている。したがって、従来と比べて可動ハウジングのフローティングの方向における自由度を向上させることができる。また、従来のようにフローティング部が直状に形成されている場合と比較して、端子の高さ寸法(回路基板に対して直角な方向での寸法)を大きくすることなく、フローティング部を長く形成することができ、その分、フローティング部の変形量、ひいては可動ハウジングのフローティング量を大きくすることができる。
【0010】
(2) (1)の発明において、前記接続部は、前記コネクタ幅方向に延びて形成され、前記実装面に半田接続可能となっており、前記フローティング部は、前記コネクタ幅方向で前記接続部とは反対側へ膨出していてもよい。このようにフローティング部が接続部とは反対側へ膨出していることにより、回路基板に対して直角な方向で端子を見たときに、フローティング部と接続部とが重複しないので、実装面に対する接続部の半田接続状態を容易に視認することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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