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公開番号2024157249
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071501
出願日2023-04-25
発明の名称空気清浄装置及び空気清浄方法
出願人アマノ株式会社
代理人個人
主分類B03C 3/10 20060101AFI20241030BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約【課題】放電部に空気中の汚れが吸着し難く、異常放電の発生を抑制し、放電を安定化させる。
【解決手段】
本発明は、高電圧の印加によって発生するコロナ放電により空気中の粒子を帯電させ捕集する空気清浄装置1であって、接地される導電性のファン8と、高電圧が印加される導電性を有し、前記ファンとの間でコロナ放電を発生させる放電用電極25と、放電用電極25を支持する支持体24,51と、を備え、放電用電極25は、空気の流通方向に沿うようにファン8から一定の間隔を介して設けられ、先端部が空気の流通方向の下流側に向くように配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
高電圧の印加によって発生するコロナ放電により空気中の粒子を帯電させ捕集する空気清浄装置であって、
接地される導電性のファンと、
高電圧が印加される導電性を有し、前記ファンとの間でコロナ放電を発生させる放電用電極と、
該放電用電極を支持する支持体と、
を備え、
前記放電用電極は、空気の流通方向に沿うように前記ファンから一定の間隔を介して設けられ、先端部が空気の流通方向の下流側に向くように配置されていることを特徴とする空気清浄装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記ファンは複数の羽根部を備え、該羽根部は、前記放電用電極から一定の間隔を介して該放電用電極の周囲を囲むように配置されている請求項1に記載の空気清浄装置。
【請求項3】
前記ファンの前記各羽根部の内周側先端部と前記放電用電極とは一定間隔を介して配置されている請求項2に記載の空気清浄装置。
【請求項4】
前記放電用電極は、前記ファンの前記羽根部間の中心位置に配置されている請求項3に記載の空気清浄装置。
【請求項5】
前記放電用電極の先端部は、前記羽根部の厚さ方向の中心位置に対応するように配置されている請求項4に記載の空気清浄装置。
【請求項6】
前記放電用電極は、導電性繊維の線電極を束ねてブラシ状に形成されている請求項1~5のいずれかの請求項に記載の空気清浄装置。
【請求項7】
前記支持体は、空気の流通方向を遮る方向に配置される第1部材と、空気の流通方向に沿う方向に配置される第2部材と、を備え、
前記第1部材は、前記ファンより空気の流通方向上流側で支持され、前記第2部材は、前記第1部材から前記ファンに向かって延出し、該第2部材の空気の流通方向下流側の端部に前記放電用電極が設けられている請求項1~5のいずれかの請求項に記載の空気清浄装置。
【請求項8】
前記ファンの空気の流通方向上流側には、吸気口から流入する空気を該ファンに誘導する吸気管が設けられ、前記支持体の第1部材は該吸気管を貫通して設けられ、該第1部材が該吸気管を貫通する箇所には、絶縁体が設けられている請求項7に記載の空気清浄装置。
【請求項9】
前記支持体は、筒状に形成される第3部材を備え、該第3部材の空気の流通方向下流側の端部に複数の前記放電用電極が一定の間隔を空けて配置されている請求項7に記載の空気清浄装置。
【請求項10】
前記第3部材は円筒状に形成され、前記ファンは複数の羽根部を備え、前記第3部材に設けられた前記複数の放電用電極と前記複数の羽根部とは互いに対応した位置に同心円状に配置されている請求項9に記載の空気清浄装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高電圧の印加によって発生するコロナ放電により、空気中のウィルス・菌を含むエアロゾル粒子を帯電させて捕集し、空気を清浄化させる空気清浄装置及び空気清浄方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
空気中には、塵や埃、ウィルス・菌を含むエアロゾル粒子(以下、「空気中の粒子」又は単に「粒子」と称する。)が混在し、浮遊している場合があり、従来、それらの空気中の粒子を帯電させて捕集し、空気を清浄化させる技術が公知である。
【0003】
例えば、特許文献1には、荷電捕集部に格納されたファンがハウジング内に収容され、ファンの内部に複数の突起を備えた放電部が収容された電気集塵器が開示されている。この電気集塵器では、汚染空気中の微粒子が除去されて清浄空気に転換され、荷電捕集部によって荷電された微粒子は、荷電捕集部の内壁やターボファンの周面に吸着し、捕集されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-141826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した特許文献1に記載の電気集塵器では、放電部としての複数の突起に空気中の汚れが吸着しやすいという問題がある。さらに、突起に汚れなどが吸着すると、異常放電(スパーク)が発生しやすくなり、放電が安定しないので耐久性に問題が生じる恐れがある。
【0006】
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、ファンの内部に収容された放電部に空気中の汚れが吸着し難く、異常放電(スパーク)の発生を抑制し、放電を安定化させ、優れた耐久性を実現することのできる空気清浄装置、及び空気清浄方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するため、本発明の第1の空気清浄装置は、高電圧の印加によって発生するコロナ放電により空気中の粒子を帯電させ捕集する空気清浄装置であって、接地される導電性のファンと、高電圧が印加される導電性を有し、前記ファンとの間でコロナ放電を発生させる放電用電極と、該放電用電極を支持する支持体と、を備え、前記放電用電極は、空気の流通方向に沿うように前記ファンから一定の間隔を介して設けられ、先端部が空気の流通方向の下流側に向くように配置されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の第1の空気清浄装置によれば、簡素な構造で荷電部の機能を備えたファンを実現することができると共に、装置の小型化を実現することができる。また、放電用電極を空気の流通方向に沿うように設けると共にその先端部を下流側に向けて配置することにより、放電用電極の先端部に汚れが吸着し難く、異常放電 (スパーク)の発生を抑制し、放電の安定化を図ることができる。
【0009】
本発明の第2の空気清浄装置は、上記した第1の空気清浄装置において、前記ファンは複数の羽根部を備え、該羽根部は、前記放電用電極から一定の間隔を介して該放電用電極の周囲を囲むように配置されているのが好ましい。
【0010】
本発明の第2の空気清浄装置によれば、ファンの複数の羽根部が放電用電極の周囲を囲むように配置されているので、ファンの内部に流入する空気中の粒子を確実に帯電させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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