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公開番号
2024163247
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2024152116,2020058173
出願日
2024-09-04,2020-03-27
発明の名称
洗浄装置
出願人
アクアインテック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B03B
5/28 20060101AFI20241114BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約
【課題】砂の流出を抑制しつつ高い洗浄効果を備えた洗浄装置を提供する。
【解決手段】液体が流入する流入口341と、流入した液体に旋回流を生じさせ、液体の一部を排出口331とを有する排出する容器3と、夾雑物と砂を含んだ貯留液を排出口331に対面して貯留する貯留槽4とを備え、排出口331は、液体の一部を貯留槽4に排出しつつ貯留槽4内の夾雑物および液体成分を排出口331から吸い込むものであり、容器3は、流入口341と排出口331の間に、容器3の内周面によって画定された内部空間X1の断面積が流入口341側よりも排出口331側の方が減少した絞り部を有し、排出口331から吸い込まれた夾雑物および液体成分を容器3の外部に送り出す送出口611が接続されたものであり、排出口331は、流入口341の開口面積以上の開口面積を有するものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が流入する流入口と、流入した該液体に旋回流を生じさせ、該液体の一部を排出する排出口とを有する容器と、
夾雑物と砂を含んだ貯留液を前記排出口に対面して貯留する貯留槽とを備え、
前記排出口は、前記液体の一部を前記貯留槽に排出しつつ該貯留槽内の前記夾雑物および液体成分を該排出口から吸い込むものであり、
前記容器は、前記流入口と前記排出口の間に、該容器の内周面によって画定された内部空間の断面積が該流入口側よりも該排出口側の方が減少した絞り部を有し、該排出口から吸い込まれた前記夾雑物および前記液体成分を前記容器の外部に送り出す送出口が接続されたものであり、
前記排出口は、前記流入口の開口面積以上の開口面積を有するものであることを特徴とする洗浄装置。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記送出口は、前記流入口の開口面積以上の開口面積を有するものであることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
【請求項3】
前記送出口は、前記排出口の開口面積以上の開口面積を有するものであることを特徴とする請求項2記載の洗浄装置。
【請求項4】
前記送出口が形成された一端から前記夾雑物および前記液体成分を受け入れ、該一端よりも下方に配置された他端から該夾雑物および該液体成分を放出する送出管とを備え、
前記送出管は、内部が前記液体成分で満たされるとサイフォンの原理により前記送出口から該夾雑物および該液体成分を吸い上げて前記他端から流出させる力を生じさせるものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の洗浄装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、砂を洗浄する洗浄装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
下水処理施設には、汚水から砂を除去するための沈砂池が設けられている。沈砂池では、受け入れた汚水に含まれている砂を池底の集砂ピットに集めた後、集めた砂を汚水とともに揚砂ポンプで移送している。揚砂ポンプで移送される砂と汚水には、し渣や有機物等の夾雑物が混入している。この夾雑物の殆どは、砂よりも比重が小さい。移送された砂は埋め立て処分地などで埋め立てされる。しかし、砂に混入している夾雑物が多いとメタンガス等が発生することがあるため、埋め立て処分地で受け入れてもらえないことがある。このため、揚砂ポンプで移送される夾雑物と砂が混入した汚水を洗砂サイクロンによって洗浄する洗浄装置が開発されている(例えば、特許文献1等参照)。特許文献1の洗浄装置では、洗砂サイクロンの上部に堰と環状樋とが設けられている。この洗浄装置では、洗砂サイクロンに流入した砂と汚水に混入している夾雑物を、汚水とともに洗砂サイクロン内に生じた上昇流に引き込んで洗砂サイクロンの上部に送り、環状樋を通して洗浄装置の外部に送り出そうとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-59755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された洗浄装置は、揚砂ポンプから移送されてきた夾雑物と砂が混入した汚水を洗砂サイクロンに流入させて砂を洗砂サイクロンの下部に沈降させ、その洗砂サイクロン下端の排出口に連結された回収コンベアに投入する構成である。このため、回収コンベアに投入される前の砂が洗砂サイクロンの下部に溜り、洗砂サイクロン内の上昇流に引き込まれて洗砂サイクロンの上部に送られやすく、相当程度の量の砂が堰を超えて洗浄装置の外部に流出してしまう虞がある。この対策として、砂が洗浄装置の外部に送り出されない程度に上昇流を弱めようとすると夾雑物が上昇流に引き込まれ難くなり、洗浄効果が低くなってしまうという問題がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑み、砂の流出を抑制しつつ高い洗浄効果を備えた洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を解決する本発明の洗浄装置は、液体が流入する流入口と、流入した該液体に旋回流を生じさせ、該液体の一部を排出する排出口とを有する容器と、
夾雑物と砂を含んだ貯留液を前記排出口に対面して貯留する貯留槽とを備え、
前記排出口は、前記液体の一部を前記貯留槽に排出しつつ該貯留槽内の前記夾雑物および液体成分を該排出口から吸い込むものであり、
前記容器は、前記流入口と前記排出口の間に、該容器の内周面によって画定された内部空間の断面積が該流入口側よりも該排出口側の方が減少した絞り部を有し、該排出口から吸い込まれた前記夾雑物および前記液体成分を前記容器の外部に送り出す送出口が接続されたものであり、
前記排出口は、前記流入口の開口面積以上の開口面積を有するものであることを特徴とする。
【0007】
また、この洗浄装置において、前記送出口は、前記流入口の開口面積以上の開口面積を有するものであってもよい。
【0008】
この洗浄装置において、前記送出口は、前記排出口の開口面積以上の開口面積を有するものであってもよい。
【0009】
さらに、この洗浄装置において、前記送出口が形成された一端から前記夾雑物および前記液体成分を受け入れ、該一端よりも下方に配置された他端から該夾雑物および該液体成分を放出する送出管とを備え、
前記送出管は、内部が前記液体成分で満たされるとサイフォンの原理により前記送出口から該夾雑物および該液体成分を吸い上げて前記他端から流出させる力を生じさせるものであってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、砂の流出を抑制しつつ高い洗浄効果を備えた洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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