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公開番号2024155443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023070161
出願日2023-04-21
発明の名称眼鏡、眼鏡レンズおよび眼鏡レンズ用シール
出願人合同会社だいち,個人
代理人個人,個人,個人
主分類G02C 7/16 20060101AFI20241024BHJP(光学)
要約【課題】かけるだけで特定の作業やプレーをする際の集中力を高めることができる眼鏡を提供する。
【解決手段】一対の眼鏡レンズ3a,3bと、一対の眼鏡レンズを収納する眼鏡フレーム2と、を有する眼鏡であって、一対の眼鏡レンズ3a,3bのそれぞれが、中央部分に設けられた1つの視野孔31a,31bと、視野孔を囲む不透明な非中心部分32a,32bと、から構成される眼鏡1、眼鏡レンズ103および眼鏡レンズ用シール201。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対の眼鏡レンズと、一対の眼鏡レンズを収納する眼鏡フレームと、を有する眼鏡であって、
前記一対の眼鏡レンズのそれぞれが、中央部分に設けられた1つの視野孔と、視野孔を囲む不透明な非中心部分と、から構成される、眼鏡。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記視野孔が、10~17mmの直径を有する実質的に円形の孔により構成される、請求項1に記載の眼鏡。
【請求項3】
前記非中心部分が、透明の眼鏡レンズにくもり加工を施して形成される、請求項2に記載の眼鏡。
【請求項4】
前記視野孔が、視力矯正レンズにより構成される、請求項2に記載の眼鏡。
【請求項5】
前記視野孔が、サングラスまたはブルーライトカット眼鏡として機能する、請求項2に記載の眼鏡。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載の眼鏡を製造するための眼鏡レンズであって、
実質的に円形の孔により構成される視野孔と、視野孔を囲むくもり加工が施された非中心部分とを備える、眼鏡レンズ。
【請求項7】
市販の眼鏡の眼鏡フレームにクリップオン装着するため留め具を備える、請求項6に記載の眼鏡レンズ。
【請求項8】
請求項1ないし5のいずれかに記載の眼鏡を製造するための眼鏡レンズ用シールであって、
実質的に円形の孔により構成される視野孔と、視野孔をくもり加工が施された非中心部分とを備える、眼鏡レンズ用シール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、スポーツや勉強をする際の集中力を高めることができる眼鏡、眼鏡レンズおよび眼鏡レンズ用シールに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、視力低下の予防や視力の回復のために、ピンホールを有する眼鏡(以下、「ピンホール眼鏡」という)が提案されている。ピンホール眼鏡は、光(映像)が入ってくる範囲を小さくすることで、焦点深度が深くなり対象物がはっきり見えるというピンホール効果を利用したものである。ピンホール眼鏡のピンホールは、例えば、0.8mm~2mm程度の直径を有する円孔であり、単数の場合もあれば複数の場合もある。
例えば、特許文献1には、4つのピンホールを十字形に配置したピンホール眼鏡が開示されている。
なお、視感透過率が8%以下のレンズは、運転用又は道路での使用を目的としないことが日本産業規格(JIS)で定められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-114920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特定の作業やプレーをする際に集中力を高めたいというニーズがある。
本発明は、かけるだけで特定の作業やプレーをする際の集中力を高めることができる眼鏡を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の眼鏡は、一対の眼鏡レンズと、一対の眼鏡レンズを収納する眼鏡フレームと、を有する眼鏡であって、前記一対の眼鏡レンズのそれぞれが、中央部分に設けられた1つの視野孔と、視野孔を囲む不透明な非中心部分と、から構成される。
上記眼鏡において、前記視野孔が、10~17mmの直径を有する実質的に円形の孔により構成されるようにしてもよい。
上記眼鏡において、前記非中心部分が、透明の眼鏡レンズにくもり加工を施して形成されるようにしてもよい。
上記眼鏡において、前記視野孔が、視力矯正レンズにより構成されるようにしてもよい。
上記眼鏡において、前記視野孔が、サングラスまたはブルーライトカット眼鏡として機能するようにしてもよい。
【0006】
本発明の眼鏡レンズは、上記眼鏡を製造するための眼鏡レンズであって、実質的に円形の孔により構成される視野孔と、視野孔を囲むくもり加工が施された非中心部分とを備える。
上記眼鏡レンズにおいて、市販の眼鏡の眼鏡フレームにクリップオン装着するため留め具を備えるようにしてもよい。
本発明の眼鏡レンズ用シールは、上記眼鏡を製造するための眼鏡レンズ用シールであって、実質的に円形の孔により構成される視野孔と、視野孔をくもり加工が施された非中心部分とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、かけるだけで特定の作業やプレーをする際の集中力を高めることができる眼鏡を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る眼鏡の正面図である。
第1実施形態に係る眼鏡の左側面図である
第1実施形態に係る眼鏡の背面図である。
第1実施形態に係る眼鏡の写真である。
第2実施形態に係る眼鏡レンズの平面図である。
第2実施形態に係る眼鏡レンズの(a)側面図、(b)図5のA-A線断面図である。
第3実施形態に係る眼鏡レンズ用シールの平面図である。
図7のA-A線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の眼鏡は、例えば、スポーツや勉強をする際の集中力を高めることができる眼鏡である。眼鏡レンズは、中央部分に設けられた1つの視野孔と、視野孔を囲む不透明な非中心部分(視野孔周辺部)と、から構成されている。実施形態の眼鏡レンズは、通常の眼鏡レンズを加工して作製することができる。すなわち、実施形態の眼鏡レンズは、ガラスレンズであってもよいし、プラスチックレンズであってもよい。プラスチックレンズの基材としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、アリルジグリコールカーボネート(ADC)、ウレタン系樹脂などが知られており、これら基材からなるプラスチックレンズを採用することができる。
【0010】
不透明な非中心部分は、装着者を視野孔から視認する対象物に集中させるために設けられた視野孔周辺領域であり、非中心部分からの入射光が装着者の網膜に像を形成しない程度の不透明度である。非中心部分は、例えば、市販の透明な眼鏡レンズにくもり加工を施すこと、視感透過率(可視光線透過率)を8%以下とする加工を施すことが開示される。暗い場所で作業をする場合には、光量を増やすために非中心部分の視感透過率を高めてもよいが、明るい場所で作業をする場合には、非中心部分の視感透過率を小さくすることで外乱光の入射を低減してもよい。いずれにせよ、不透明な非中心部分からの入射光は像を形成しないので、装着者は視野孔から入射される対象物に集中することができる。眼鏡レンズのくもり加工が施されない部分が視野孔となる。
(【0011】以降は省略されています)

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