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公開番号2024154645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068583
出願日2023-04-19
発明の名称電源制御装置、スイッチング電源、車両
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02M 3/155 20060101AFI20241024BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】適切なオフスキップ制御を実現する。
【解決手段】電源制御装置100は、入力電圧Viから出力電圧Voを生成するスイッチング電源Aの出力段HBを形成するスイッチ素子1のデューティ制御を行うコントローラ12を備える。コントローラ12は、スイッチ素子1の周期的なオフ遷移をスキップするオフスキップ機能を備える。コントローラ12は、オフスキップ機能が働いているときには出力電圧Voの帰還制御に基づくリセット信号RSTを無視してスイッチ素子1をオン状態に維持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入力電圧から出力電圧を生成するスイッチング電源の出力段を形成するスイッチ素子のデューティ制御を行うように構成されたコントローラを備え、
前記コントローラは、前記スイッチ素子の周期的なオフ遷移をスキップするオフスキップ機能を備え、前記オフスキップ機能が働いているときには前記出力電圧の帰還制御に基づくリセット信号を無視して前記スイッチ素子をオン状態に維持する、電源制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記出力電圧に応じた帰還電圧と所定の基準電圧との差分に応じて誤差信号を生成するように構成された第1アンプと、
所定のスイッチング周波数でセット信号を生成するように構成されたオシレータと、
前記誤差信号又はこれに応じた制御信号とランプ信号とを比較して前記リセット信号を生成するように構成されたコンパレータと、
をさらに備え、
前記コントローラは、前記オフスキップ機能が働いていないときには、前記セット信号に応じて前記スイッチ素子をオン状態とし、前記リセット信号に応じて前記スイッチ素子をオフ状態とする、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記出力段に流れる電流に応じた電流検出信号を生成するように構成された電流検出回路と、
前記誤差信号と前記電流検出信号との差分に応じて前記制御信号を生成するように構成された第2アンプと、
をさらに備える、請求項2に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記スイッチ素子がオフ状態であるときにキャパシタを充電することにより前記スイッチ素子の駆動電圧を生成するように構成されたブートストラップ回路をさらに備える、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記スイッチ素子をオフ状態とするときに少なくとも最小オフ期間に亘って前記スイッチ素子をオフ状態に維持する、請求項4に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
クロック端に前記セット信号が入力されてデータ端に固定電圧が入力されてリセット端に前記リセット信号が入力されて出力端から第1出力信号を出力するように構成された第1Dフリップフロップと、
クロック端に反転セット信号が入力されてデータ端に前記第1出力信号が入力されて出力端から第2出力信号を出力するように構成された第2Dフリップフロップと、
前記セット信号の論理レベルを反転させて前記反転セット信号を生成するように構成されたインバータと、
前記第1出力信号及び前記第2出力信号から前記スイッチ素子のデューティ制御信号を生成するように構成された論理ゲートと、
を含む、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項7】
請求項1に記載の電源制御装置と、
前記電源制御装置により駆動される前記出力段と、
を備える、スイッチング電源。
【請求項8】
前記スイッチ素子は、Nチャネル型である、請求項7に記載のスイッチング電源。
【請求項9】
前記出力段は、降圧型、昇圧型、昇降圧型又は反転型である、請求項7に記載のスイッチング電源。
【請求項10】
請求項7に記載のスイッチング電源と、
前記スイッチング電源に前記入力電圧を供給するように構成されたバッテリと、
を備える、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電源制御装置、スイッチング電源及び車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、入力電圧から所望の出力電圧を生成するスイッチング電源が様々なアプリケーションで用いられている。
【0003】
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、本願出願人による特許文献1を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-67454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のスイッチング電源(特にこれに用いられる電源制御装置)では、オフスキップ制御について改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
例えば、本開示に係る電源制御装置は、入力電圧から出力電圧を生成するスイッチング電源の出力段を形成するスイッチ素子のデューティ制御を行うように構成されたコントローラを備え、前記コントローラは、前記スイッチ素子の周期的なオフ遷移をスキップするオフスキップ機能を備え、前記オフスキップ機能が働いているときには前記出力電圧の帰還制御に基づくリセット信号を無視して前記スイッチ素子をオン状態に維持する。
【0007】
なお、その他の特徴、要素、ステップ、利点、及び、特性については、以下に続く発明を実施するための形態及びこれに関する添付の図面によって、さらに明らかとなる。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る電源制御装置によれば、適切なオフスキップ制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、スイッチング電源の全体構成を示す図である。
図2は、コントローラの第1実施形態(比較例)を示す図である。
図3は、第1実施形態のオフスキップ機能を示す図である。
図4は、スイッチング周波数のヒステリシス特性を示す図である。
図5は、第1実施形態における制御信号とオンデューティとの関係を示す図である。
図6は、分周動作によりインダクタ電流の実際値とサンプリング値との間にギャップが生じる様子を示す図である。
図7は、疑似電流生成回路の導入例を示す図である。
図8は、分周動作とPWM動作の違いを説明するための図である。
図9は、分周動作の開始/解除閾値のヒステリシス要因を示す図である。
図10は、ヒステリシス発生条件と発生有無を説明するための図である。
図11は、分周動作の開始前後を示す図である。
図12は、コントローラの第2実施形態を示す図である。
図13は、第2実施形態のオフスキップ機能を示す図である。
図14は、第2実施形態における制御信号とオンデューティとの関係を示す図である。
図15は、車両の外観を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<スイッチング電源(全体構成)>
図1は、スイッチング電源Aの全体構成を示す図である。本実施形態のスイッチング電源Aは、入力電圧Viから出力電圧Vo(<Vi)を生成して負荷Zに供給する降圧型DC/DCコンバータである。本図に即して述べると、スイッチング電源Aは、電源制御装置100と、これに外付けされる種々のディスクリート部品(例えばインダクタL1、キャパシタC1及びC2、並びに、抵抗R1及びR2)と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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