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公開番号2024146741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2024002689,2023058100
出願日2024-01-11,2023-03-31
発明の名称光学積層体
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G02B 5/30 20060101AFI20241004BHJP(光学)
要約【課題】液晶位相差膜を複数有する位相差板を備えた光学積層体であって、斜め方向から視認されるムラが低減された光学積層体を提供する。
【解決手段】第1保護フィルム、接着剤層、偏光子、接着剤層、第2保護フィルム、第1粘接着層、第1液晶位相差膜、第2粘接着層、第2液晶位相差膜がこの順に隣接積層されてなる光学積層体であって、前記第2保護フィルムと前記第1粘接着層は、前記第2保護フィルムの波長589nmの光に対する屈折率をNaII、前記第1粘接着層の波長589nmの光に対する屈折率をNbIとすると、式(1)を満たし、前記第1液晶位相差膜および前記第2液晶位相差膜は、それぞれ独立に式(2)または式(3)を満たし、前記第2粘接着層は、厚みが2.8μm~20μmである、光学積層体。
|NaII-NbI|≦0.04・・・(1)
nx>ny≧nz・・・(2)
nx<ny≦nz・・・(3)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1保護フィルム、接着剤層、偏光子、接着剤層、第2保護フィルム、第1粘接着層、第1液晶位相差膜、第2粘接着層、第2液晶位相差膜がこの順に隣接積層されてなる光学積層体であって、
前記第2保護フィルムと前記第1粘接着層は、前記第2保護フィルムの波長589nmの光に対する屈折率をN
aII
、前記第1粘接着層の波長589nmの光に対する屈折率をN
bI
とすると、下記式(1):
|N
aII
-N
bI
|≦0.04 ・・・(1)
を満たし、
前記第1液晶位相差膜および前記第2液晶位相差膜は、それぞれ独立に下記式(2)または式(3):
nx>ny≧nz ・・・(2)
nx<ny≦nz ・・・(3)
を満たし、
前記第2粘接着層は、厚みが2.8μm~20μmである、光学積層体。
(式(2)、(3)中、nxは前記第1液晶位相差膜または前記第2液晶位相差膜が形成する屈折率楕円体における、前記第1液晶位相差膜または前記第2液晶位相差膜の平面に対して平行な方向の主屈折率を表し、nyは、前記屈折率楕円体における前記平面に対して平行であり、かつ、前記nxの方向に対して直交する方向の屈折率を表し、nzは前記屈折率楕円体における前記平面に対して垂直な方向の屈折率を表す。)
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記第1粘接着層の厚みが1μm~3μmの範囲である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項3】
前記第1粘接着層は、前記屈折率N
bI
が、1.48~1.54である、請求項1または2に記載の光学積層体。
【請求項4】
前記第2粘接着層は、波長589nmの光に対する屈折率が1.50~1.57である、請求項1または2に記載の光学積層体。
【請求項5】
前記第2粘接着層は、温度80℃における貯蔵弾性率が0.04MPa以上である、請求項1または2に記載の光学積層体。
【請求項6】
前記第1粘接着層は、温度80℃における貯蔵弾性率が0.02GPa以上5GPa以下である、請求項1または2に記載の光学積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は光学積層体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像表示装置において、画像表示パネルの視認側に円偏光板を配置して、外来光の反射による視認性の低下を抑制する方法が採用されている。
【0003】
円偏光板は、直線偏光板と位相差板とが積層された光学積層体である。円偏光板では、画像表示パネルに向かう外来光を直線偏光板により直線偏光に変換し、続く位相差板により円偏光に変換する。円偏光である外来光は、画像表示パネルの表面で反射するものの、この反射の際に偏光面の回転方向が逆転し、位相差板により直線偏光に変換された後、続く直線偏光板により遮光される。その結果、外部への外来光の出射が著しく抑制される。
【0004】
位相差板においては、液晶化合物の硬化物を含む液晶位相差膜を有する構成が知られている(例えば、特許文献1、2)。かかる構成によると、位相差板の薄型化を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-163935号公報
特開2019-91030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
液晶位相差膜を複数有する位相差板を備えた光学積層体は、斜め方向からムラが視認される場合があった。
【0007】
本発明は、液晶位相差膜を複数有する位相差板を備えた光学積層体であって、斜め方向から視認されるムラが低減された光学積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の光学積層体を提供する。
〔1〕 第1保護フィルム、接着剤層、偏光子、接着剤層、第2保護フィルム、第1粘接着層、第1液晶位相差膜、第2粘接着層、第2液晶位相差膜がこの順に隣接積層されてなる光学積層体であって、
前記第2保護フィルムと前記第1粘接着層は、前記第2保護フィルムの波長589nmの光に対する屈折率をN
aII
、前記第1粘接着層の波長589nmの光に対する屈折率をN
bI
とすると、下記式(1):
|N
aII
-N
bI
|<0.1 ・・・(1)
を満たし、
前記第1液晶位相差膜および前記第2液晶位相差膜は、
それぞれ独立に
下記式(2)または式(3):
nx>ny≧nz ・・・(2)
nx<ny≦nz ・・・(3)
を満たし、
前記第2粘接着層は、厚みが2.8μm~20μmである、光学積層体。
(式(2)、(3)中、nxは前記第1液晶位相差膜または前記第2液晶位相差膜が形成する屈折率楕円体における、前記第1液晶位相差膜または前記第2液晶位相差膜の平面に対して平行な方向の主屈折率を表し、nyは、前記屈折率楕円体における前記平面に対して平行であり、かつ、前記nxの方向に対して直交する方向の屈折率を表し、nzは前記屈折率楕円体における前記平面に対して垂直な方向の屈折率を表す。)
〔2〕 前記第1粘接着層の厚みが1μm~3μmの範囲である、[1]に記載の光学積層体。
〔3〕 前記第1粘接着層は、前記屈折率N
bI
が、1.48~1.54である、〔1〕または〔2〕に記載の光学積層体。
〔4〕 前記第2粘接着剤層は、波長589nmの光に対する屈折率が1.50~1.57である、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の光学積層体。
〔5〕 前記第2粘接着層は、温度80℃における貯蔵弾性率が0.04MPa以上である、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の光学積層体。
〔6〕 前記第1粘接着層は、温度80℃における貯蔵弾性率が0.02GPa以上5GPa以下である、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の光学積層体。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、液晶位相差膜を複数有する位相差板を備えた光学積層体であって、斜め方向から視認されるムラが低減された光学積層体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の光学積層体の一例を模式的に示す概略断面図である。
位相差板の具体例を模式的に示す概略断面図である。
本実施形態の光学積層体の端面を研磨する方法を模式的に示す概略図である。
本実施形態の画像表示装置の一例を模式的に示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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