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公開番号
2024143842
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056750
出願日
2023-03-30
発明の名称
複合体、組成物、塗料、吸着剤及び組成物の製造方法
出願人
大阪瓦斯株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
C08L
1/08 20060101AFI20241003BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】金属有機構造体がもつ吸着性能の維持と、耐水性を両立する複合体を提供すること。
【解決手段】金属有機構造体と、セルロース誘導体と、架橋剤とを含む複合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
金属有機構造体と、セルロース誘導体と、架橋剤とを含む複合体。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記セルロース誘導体は、親水基を有する請求項1に記載の複合体。
【請求項3】
前記親水基は、下記式(1)から(4)で表されるいずれかである請求項2に記載の複合体。
TIFF
2024143842000006.tif
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2024143842000007.tif
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2024143842000009.tif
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(式(4)において、Rは、Na、K、NH
4
又はHのいずれかである)
【請求項4】
前記セルロース誘導体は、非イオン性である請求項1に記載の複合体。
【請求項5】
前記セルロース誘導体として、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースの中から選択される少なくとも一種を含む請求項1に記載の複合体。
【請求項6】
前記セルロース誘導体は、固形分濃度2.0wt%水溶液の20℃における粘度が15(mPa・s)以上である請求項1に記載の複合体。
【請求項7】
前記金属有機構造体の固形分質量100質量部に対して、前記セルロース誘導体を固形分質量で1質量部以上100質量部以下含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項8】
前記金属有機構造体は、中心金属としてFe、Zn、Cr、Cu、Alから選択される一種を含む請求項1に記載の複合体。
【請求項9】
前記架橋剤は、親水基を有する物質である、請求項1に記載の複合体。
【請求項10】
前記架橋剤は、エポキシ樹脂、メラミン樹脂及びポリイソシアネートのうち少なくとも一種を含む、請求項9に記載の複合体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属有機構造体を含む複合体、組成物、塗料、吸着剤、及び組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
金属有機構造体は、中心金属及び中心金属に配位する有機配位子からなる材料であり、ガス吸着や分子等の吸着、分離技術、固体触媒、センサーなどへの応用が期待されている。
【0003】
金属有機構造体の持つ性質を利用するものとして、例えば、特許文献1では、空気中の水分や悪臭成分の分離・回収、或いは吸着・除去が可能な成形体が提案されている。
【0004】
この成形体は、金属有機構造体と、エチレンに由来する構成単位を有したエチレン-酢酸ビニル-アクリル共重合体を有する有機バインダーとを含んでいる。そして、この成形体は、金属有機構造体による水分や悪臭成分に関する十分な吸着性能を備えるとともに、有機バインダーを含んでいることで、耐水性も優れている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6237059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1記載の成形体では、使用する金属有機構造体の種類によって、水や有機溶媒への分散性が低くなる場合がある。そのため、成形体の使用態様が制限される可能性がある。
【0007】
また、例えば、構造物へ成形体を塗布するために成形体を含有する塗料を調製する場合、成形体が溶剤に均一に分散せずに凝集体が発生したり、塗料に適度な粘性が付与されず塗料の塗工性が低くなったりすることがある。そのため、塗膜の質の低下や作業効率の低下という問題が生じ得る。
【0008】
更に、特許文献1記載の成形体を含有する塗料を構造物へ塗布した際に、成形体が構造物に接着し難く(接着性が低く)、良好な塗膜が得られない、或いは、十分な強度が得られないという問題もある。
【0009】
このような問題は、特許文献1記載の成形体に限らず、金属有機構造体を含む種々の複合体についても同様に生じ得るものであり、これらの問題を解消しつつ、金属有機構造体が有する吸着性能を十分に発揮する複合体は未だ開発されていないのが現状である。そのため、金属有機構造体が有する吸着性能を維持しつつ、水や有機溶媒中での分散性や構造体への接着性、粘性を付与する性質が優れた成形体(複合体)の開発が求められている。
【0010】
本発明は以上の実情に鑑みなされたものであり、金属有機構造体が有する吸着性能と、分散性、接着性及び粘性を付与する性質とを兼ね備え、さらに水分濃度が高い状況下で使用された場合であっても高い耐水性を備える複合体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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