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公開番号2024142767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055079
出願日2023-03-30
発明の名称電子制御装置
出願人株式会社アドヴィックス
代理人個人,個人
主分類G06F 8/654 20180101AFI20241003BHJP(計算;計数)
要約【課題】自身の記憶装置に新規のソフトウェアを書き込むのに要する時間が長くなることを抑制できる電子制御装置を提供すること。
【解決手段】ECU50Aは、実行装置56と、実行装置56によって実行されるソフトウェアを記憶している記憶装置57とを備えている。記憶装置57は、既存のソフトウェアが書き込まれている領域である既存領域と、既存領域よりも高位のアドレスに設定されており、且つソフトウェアが書き込まれていない領域である空白領域とを有している。実行装置56は、新規のソフトウェアの記憶装置57への書き込みが要求された場合には、当該新規のソフトウェアを空白領域に書き込む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される電子制御装置であって、
実行装置と、前記実行装置によって実行されるソフトウェアを記憶している記憶装置と、を備え、
前記記憶装置は、既存のソフトウェアが書き込まれている領域である既存領域と、前記既存領域よりも高位のアドレスに設定されており、且つソフトウェアが書き込まれていない領域である空白領域と、を有しており、
前記実行装置は、
新規のソフトウェアの前記記憶装置への書き込みが要求された場合には、当該新規のソフトウェアを前記空白領域に書き込む
電子制御装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記実行装置は、新規のソフトウェアの前記記憶装置への書き込みが要求された場合には、当該新規のソフトウェアを、前記空白領域において最も低位のアドレスに書き込む
請求項1に記載の電子制御装置。
【請求項3】
前記記憶装置は、所定のジャンプ領域を有し、前記既存のソフトウェアは前記ジャンプ領域を読み出すことができるように構成されており、
前記ジャンプ領域は、当該ジャンプ領域に新規のソフトウェアが書き込まれた際には、前記実行装置が当該新規のソフトウェアを読み出して実行できるように構成される
請求項1に記載の電子制御装置。
【請求項4】
前記既存領域には、第1ソフトウェアと、前記第1ソフトウェアよりも更新頻度の高い第2ソフトウェアと、が書き込まれており、
前記既存領域のうち前記第2ソフトウェアが書き込まれている領域は、前記第1ソフトウェアが書き込まれている領域よりも高位のアドレスに設定されている
請求項1~請求項3のうち何れか一項に記載の電子制御装置。
【請求項5】
前記既存領域は、
車載のアクチュエータを作動させるためのソフトウェアが前記既存のソフトウェアとして書き込まれている第1領域と、
車載のセンサの検出信号に対して入力処理を施すためのソフトウェア、及び、前記センサの検出信号を用いた演算処理によって導出された情報を出力するためのソフトウェアが前記既存のソフトウェアとして書き込まれている第2領域と、
前記演算処理を実行するためのソフトウェアが前記既存のソフトウェアとして書き込まれている第3領域と、を含んでおり、
前記第2領域は、前記第1領域よりも高位のアドレスに設定されているとともに、前記第3領域は、前記第2領域よりも高位のアドレスに設定されている
請求項1~請求項3のうち何れか一項に記載の電子制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される電子制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車載の電子制御装置が備える記憶部のソフトウェアを更新する方法を開示している。当該方法では、更新用ソフトウェアを保管しているTesterが、車載ネットワークに接続される。これにより、電子制御装置は、車載ネットワークを介して、Testerが保管する更新用ソフトウェアを取得できる。そして、電子制御装置は、車載ネットワークを介して取得した更新用ソフトウェアを記憶部に書き込むことによって、記憶部のソフトウェアを更新できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-120438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
記憶部のソフトウェアを更新する場合にあっては、その更新に要する時間を短くすることを望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための電子制御装置は、車両に搭載される装置である。当該電子制御装置は、実行装置と、前記実行装置によって実行されるソフトウェアを記憶している記憶装置と、を備えている。前記記憶装置は、既存のソフトウェアが書き込まれている領域である既存領域と、前記既存領域よりも高位のアドレスに設定されており、且つソフトウェアが書き込まれていない領域である空白領域と、を有している。前記実行装置は、新規のソフトウェアの前記記憶装置への書き込みが要求された場合には、当該新規のソフトウェアを前記空白領域に書き込む。
【発明の効果】
【0006】
上記電子制御装置は、自身の記憶装置に新規のソフトウェアを書き込むのに要する時間が長くなることを抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の電子制御装置を備える車両と、車外に設置されたデータセンタとの概略を示す構成図である。
図2は、図1の電子制御装置が備える記憶装置の構造を示す模式図である。
図3は、図2の記憶装置に新規のソフトウェアを書き込む際に実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図4は、図2の記憶装置に新規のソフトウェアが書き込まれた状態を示す模式図である。
図5は、図1の電子制御装置が備える記憶装置の構造のうち、空白領域の変更例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、電子制御装置の一実施形態を図1から図4に従って説明する。本明細書では、電子制御装置を「ECU」と記載する。「ECU」は「Electronic Control Unit」の略記である。
【0009】
図1は、車両10と、車両10の外部に設けられているデータセンタ100とを図示している。
<データセンタ>
データセンタ100は、車外ネットワーク200を介して車両10と各種の情報の送受信ができるように構成されている。すなわち、データセンタ100は、無線通信によって車両10と各種情報の送受信を行う。
【0010】
詳しくは後述するが、車両10は複数のECUを備えている。複数のECUのうちの何れかのECUの記憶装置のソフトウェアを更新するための更新用ソフトウェアが用意できた場合、データセンタ100は、車外ネットワーク200を介して当該更新用ソフトウェアを車両10に送信する。なお、車載の複数のECUのうち、ソフトウェアを更新するECUを「更新対象ECU」という。
(【0011】以降は省略されています)

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