TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024147917
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023060660
出願日
2023-04-04
発明の名称
リフォーム支援装置
出願人
大阪瓦斯株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
G06Q
50/08 20120101AFI20241009BHJP(計算;計数)
要約
【課題】キッチンルームやリビングルームなどの住宅特定空間のリフォームを考えているユーザーに対して、リフォーム業者が適切なリフォーム提案を行うことを支援するリフォーム支援装置を提供する。
【解決手段】リフォーム支援装置は、住宅特定空間の3次元モデルデータである特定空間データを取得する特定空間データ取得部41と、特定空間データで示される住宅特定空間に適合するリフォーム事例を抽出するリフォーム事例抽出部43と、住宅特定空間とリフォーム事例とに基づいてリフォーム提案を作成するリフォーム提案作成部44と、リフォーム提案を報知するための報知データを生成する報知データ生成部45を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
住宅特定空間に新規住宅設備を配備するリフォームを支援するリフォーム支援装置であって、
前記住宅特定空間の3次元モデルデータである特定空間データを取得する特定空間データ取得部と、
前記特定空間データで示される前記住宅特定空間に適合するリフォーム事例を抽出するリフォーム事例抽出部と、
前記住宅特定空間と前記リフォーム事例とに基づいてリフォーム提案を作成するリフォーム提案作成部と、
前記リフォーム提案を報知するための報知データを生成する報知データ生成部と、
を備えたリフォーム支援装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記特定空間データを補正する特定空間データ補正部が備えられ、前記特定空間データ補正部は、前記住宅特定空間に配備されている既設住宅設備のサイズ展開と前記3次元モデルデータの測定誤差とを考慮して、前記特定空間データを補正する請求項1に記載のリフォーム支援装置。
【請求項3】
前記リフォーム事例抽出部は、前記住宅特定空間とリフォームユーザーのユーザー情報とに基づいて、前記リフォーム事例を抽出する抽出条件を生成する請求項1に記載のリフォーム支援装置。
【請求項4】
前記新規住宅設備の候補、又は既設住宅設備の置き換え候補となる住宅設備の住宅設備データを格納する住宅設備データ格納部と、抽出された前記リフォーム事例と前記住宅特定空間とに基づいて前記住宅特定空間に配備される前記住宅設備を前記住宅設備データ格納部から選択する住宅設備選択部とが備えられている請求項1に記載のリフォーム支援装置。
【請求項5】
前記リフォーム提案作成部は、前記住宅特定空間に配備される前記新規住宅設備の価格と前記新規住宅設備の据え付け費用とを含む見積書を作成する見積作成機能を有する請求項1に記載のリフォーム支援装置。
【請求項6】
前記住宅特定空間がキッチンルームであり、前記新規住宅設備はキッチン設備である請求項1に記載のリフォーム支援装置。
【請求項7】
前記住宅特定空間のリフォーム対象空間の間口寸法、奥行き寸法、高さ寸法が前記3次元モデルデータから求められ、前記リフォーム事例抽出部は、前記間口寸法、前記奥行き寸法、前記高さ寸法に基づいて、前記リフォーム事例を抽出する請求項1から6のいずれか一項に記載のリフォーム支援装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅のリフォームのための立案や提示を効果的に支援するリフォーム支援装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1による情報処理装置は、受付部と、生成部と、提供部とを備える。受付部は、所定の施設内の空間を示す3次元の空間データに対し、ユーザーの希望する設備の選択及びドラッグ操作を受け付ける。生成部は、受付部が受け付けたドラッグ操作に応じて、施設内に設置する設備の情報を3次元モデル化した設備情報を予め決められた設置可能場所に設定し、3Dモデル情報を生成する。提供部は、生成部によって生成された3Dモデル情報をユーザーに提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-163254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、ユーザーは、情報処理装置によって生成された3次元モデル情報を用いて、3次元モデルを示しているモニタ画面に対してドラッグ操作などを通じて、配置されている設備の除去や追加を行うことができる。しかしながら、住宅特定空間(キッチンルームやリビングルームなど)における住宅設備の新設や置き換えを含むリフォームでは、各ユーザーの住宅特定空間は多種多様であるため、特許文献1によるシステムは、リフォーム業者がそれぞれのリフォームに対する適切な提案を行うための支援装置としては適していない。
【0005】
本発明の目的は、キッチンルームやリビングルームなどの住宅特定空間のリフォームを考えているユーザーに対して、リフォーム業者が、適切なリフォーム提案を行うことを支援するリフォーム支援装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によるリフォーム支援装置は、住宅特定空間に新規住宅設備を配備するリフォームを支援するリフォーム支援装置であって、前記住宅特定空間の3次元モデルデータである特定空間データを取得する特定空間データ取得部と、前記特定空間データで示される前記住宅特定空間に適合するリフォーム事例を抽出するリフォーム事例抽出部と、前記住宅特定空間と前記リフォーム事例とに基づいてリフォーム提案を作成するリフォーム提案作成部と、前記リフォーム提案を報知するための報知データを生成する報知データ生成部とを備える。
【0007】
住宅特定空間(キッチンルームやリビングルームなど)に新規の住宅設備(システムキッチンやソファなど)を配備するようなリフォーム計画があがった場合、リフォーム業者あるいはユーザーが、LiDARなどの3次元距離計測器を用いて住宅特定空間(キッチンやリビングルームなど)を計測することで得られた3次元モデルデータ(特定空間データ)を特定空間データ取得部に与える。本発明の構成によれば、特定空間データ取得部が取得した特定空間データで示される住宅特定空間に適合(類似)するリフォーム事例が、事例データベース等から抽出される。この抽出されたリフォーム事例と、ユーザー宅の住宅特定空間とに基づいて、リフォーム提案が作成される。作成されたリフォーム提案は、各種報知デバイス(モニタやプリンタなど)を通じて、ユーザーやリフォーム業者の担当者に報知される。このリフォーム提案は、各ユーザー宅の住宅特定空間(場合によっては既設住宅設備を含む)に類似するリフォーム事例を参照としているので、ユーザーの希望に叶う可能性が高く、リフォーム商談がスムーズとなる。なお、3次元モデルデータは、3次元距離計測器などによる計測結果に基づいて算出されるデータに限定されるわけではない。例えば、リフォーム業者あるいはユーザーがメジャー等を用いて人為的に測定して得られた測定データで代用することも可能である。
【0008】
住宅設備、例えば、ガスコンロやシンクなどからなるシステムキッチンは、一般に、同等なデザインでも種々のサイズ展開(所定のサイズ単位でサイズを変更することができる)で配備される。したがって、既設住宅設備を新規住宅設備で置き換えて住宅特定空間に配置する場合、既設住宅設備を含む住宅特定空間を示す3次元モデルデータをそのまま利用すると、既設住宅設備の実際の寸法データとは異なることがあり、新規住宅設備の置き換え作業が困難になる。また、いずれにしても測定データには誤差があるということも考慮するとよい。このことから、本発明の好適な実施形態では、前記特定空間データを補正する特定空間データ補正部が備えられ、前記特定空間データ補正部は、前記住宅特定空間に配備されている既設住宅設備のサイズ展開と前記3次元モデルデータの測定誤差とを考慮して、前記特定空間データを補正する。
【0009】
住宅特定空間のリフォームにおいて、リフォームの成功は、当該住宅特定空間を主に使用するユーザーの年齢や性別、価値観や嗜好に左右される。このため、リフォーム提案の作成にあたって参照されるリフォーム事例の抽出条件の生成には、そのようなユーザーの特徴、つまりユーザーのデモグラフィック情報やサイコグラフィック情報を含むユーザー情報が考慮されると好都合である。このことから、本発明の好適な実施形態では、前記リフォーム事例抽出部は、前記住宅特定空間とリフォームユーザーのユーザー情報とに基づいて、前記リフォーム事例を抽出する抽出条件を生成する。
【0010】
リフォーム業者は、住宅設備メーカーと提携しており、住宅設備データを所有している場合が多い。このため、リフォームの提案時に、リフォーム対象となっている住宅特定空間に新規に配備される住宅設備の斡旋が行えると好都合である。このことから、本発明の好適な実施形態では、前記新規住宅設備の候補、又は既設住宅設備の置き換え候補となる住宅設備の住宅設備データを格納する住宅設備データ格納部と、抽出された前記リフォーム事例と前記住宅特定空間とに基づいて前記住宅特定空間に配備される前記住宅設備を前記住宅設備データ格納部から選択する住宅設備選択部とが備えられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る