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公開番号2024139554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050548
出願日2023-03-27
発明の名称対話装置、対話システム、対話装置の制御方法および対話システムの制御方法
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G16H 20/00 20180101AFI20241002BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】ユーザの行動変容を対話によって支援する。
【解決手段】対話装置は、ユーザの行動変容に関する話題項目に対する該ユーザの関心の度合いに応じた対話を該ユーザと行うとき、過去の対話におけるユーザの回答に応じた内容の質問を次回以降の対話において提示する提示部と、提示した質問に対するユーザの回答を取得する取得部と、を備え、提示部は、話題項目に対応する行動を行うことに対するユーザの意思を確認する質問を提示し、ユーザの回答が、行動に対して消極的であることを示す場合、第1のフェーズから第2のフェーズへ進めようとする誘導の表現を変えた質問を提示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの行動変容に関する話題項目に対する該ユーザの関心の度合いに応じた対話を該ユーザと行うとき、過去の前記対話における前記ユーザの回答に応じた内容の質問を次回以降の前記対話において提示する提示部と、
提示した前記質問に対する前記ユーザの回答を取得する取得部と、を備え、
前記提示部は、
第1のフェーズにある前記ユーザに対して、前記話題項目に対応する行動を行う自信を問う質問であって、前記第1のフェーズとは異なる、前記行動を行うことに対する前記ユーザの意思を確認する第2のフェーズに前記ユーザを移行させることの可否を判定するための質問を提示し、
前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して積極的であることを示す場合、前記第2のフェーズに対応する前記質問を提示し、
前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して消極的であることを示す場合、前記第2のフェーズへ進めようとする誘導の表現を変えた前記質問を提示する、対話装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記提示部は、前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して消極的であることを示す場合、前記話題項目に対応する行動を行う自信を問う質問を行う前に、前記行動に対する前記ユーザの肯定感を高めるための質問、および前記行動の重要度に関する前記ユーザの認識を問う質問の少なくとも一方を提示する、請求項1に記載の対話装置。
【請求項3】
請求項1に記載の対話装置を含み、
過去の前記対話における前記ユーザの回答に応じた内容の質問を次回以降の前記対話において前記対話装置に提示させるよう制御を行う提示制御部と、
提示させた前記質問に対する前記ユーザの回答を含む対話ログを取得する対話ログ取得部と、を備え、
前記提示制御部は、
第1のフェーズにある前記ユーザに対して、前記話題項目に対応する行動を行う自信を問う質問であって、前記第1のフェーズとは異なる、前記行動を行うことに対する前記ユーザの意思を確認する第2のフェーズに前記ユーザを移行させることの可否を判定するための質問を提示し、
前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して積極的であることを示す場合、前記第2のフェーズに対応する前記質問を提示し、
前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して消極的であることを示す場合、前記第2のフェーズへ進めようとする誘導の表現を変えた前記質問を提示するよう制御を行い、
前記対話装置にユーザとの対話を行わせる、対話システム。
【請求項4】
取得した前記回答に基づき、前記ユーザの行動変容に関する話題項目に対する該ユーザの関心の度合いを示す指標を調整する調整部と、
調整後の前記指標に基づき、前記行動変容に係る複数のフェーズのうち前記ユーザがいずれの前記フェーズに該当するかを特定する特定部と、を備え、
前記複数のフェーズの各々は、該フェーズにおける前記ユーザの関心の度合いを示す少なくとも1つの段階を含み、
前記複数のフェーズのうち、第1のフェーズは、複数の段階を含み、
前記特定部は、調整後の前記指標に基づき、前記ユーザが前記複数の段階のうちいずれの段階に該当するかを特定し、
前記提示制御部は、特定された前記段階に応じた質問を提示させる、請求項3に記載の対話システム。
【請求項5】
特定された前記段階に基づき、前記ユーザとの次回の対話で提示する前記話題項目に対応する、前記ユーザに対するメッセージ、前記ユーザから選択され得る回答、および前記ユーザからの回答に対して提示する応答の組み合わせである、複数の対話ツリーおよび該対話ツリーを提示する順序を決定する決定部を備える、請求項4に記載の対話システム。
【請求項6】
前記ユーザとの次回の対話で提示される前記話題項目が複数存在する場合、前記決定部は、前記指標によって示される前記ユーザの関心の度合いが高いものから順に複数の前記話題項目が提示されるよう前記順序を決定する、請求項5に記載の対話システム。
【請求項7】
前記複数の話題項目に対する前記ユーザの関心の度合いが同程度である場合、前記決定部は、前記複数の話題項目は、前記行動変容に対する効果が高い順に提示されるよう前記順序を決定する、請求項5に記載の対話システム。
【請求項8】
前記調整部による調整前後で前記ユーザが該当する前記フェーズが移行した場合、前記フェーズの進行速度に関する前記ユーザの状態を判定し、判定された前記ユーザの状態に基づき、以降の前記段階の進行速度を調節する進行速度調節部を備える、請求項4に記載の対話システム。
【請求項9】
前記調整部による調整前後で前記ユーザが該当する前記フェーズが移行した場合、前記フェーズが移行したことを前記ユーザに通知する、請求項4に記載の対話システム。
【請求項10】
ユーザの行動変容に関する話題項目に対する該ユーザの関心の度合いに応じた対話を該ユーザと行うとき、過去の前記対話における前記ユーザの回答に応じた内容の質問を次回以降の前記対話において提示する提示ステップと、
提示した前記質問に対する前記ユーザの回答を取得する取得ステップと、を含み、
前記提示ステップにおいて、
第1のフェーズにある前記ユーザに対して、前記話題項目に対応する行動を行う自信を問う質問であって、前記第1のフェーズとは異なる、前記行動を行うことに対する前記ユーザの意思を確認する第2のフェーズに前記ユーザを移行させることの可否を判定するための質問を提示し、
前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して積極的であることを示す場合、前記第2のフェーズに対応する前記質問を提示し、
前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して消極的であることを示す場合、前記第2のフェーズへ進めようとする誘導の表現を変えた前記質問を提示する、対話装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザの行動変容を促すことが可能な対話装置等に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
ユーザとコンピュータとの対話によってユーザを指導することが知られている。例えば、特許文献1には、トランスセオレティカルモデル(多理論統合モデル)に基づき、準備期以降を3つの取り組み具合で細分化することで、ユーザに対し行動変容のための支援メッセージを提示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-86282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザの行動変容を対話によって支援する対話装置等には、なお改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る対話装置は、ユーザの行動変容に関する話題項目に対する該ユーザの関心の度合いに応じた対話を該ユーザと行うとき、過去の前記対話における前記ユーザの回答に応じた内容の質問を次回以降の前記対話において提示する提示部と、提示した前記質問に対する前記ユーザの回答を取得する取得部と、を備え、前記提示部は、第1のフェーズにある前記ユーザに対して、前記話題項目に対応する行動を行う自信を問う質問であって、前記第1のフェーズとは異なる、前記行動を行うことに対する前記ユーザの意思を確認する第2のフェーズに前記ユーザを移行させることの可否を判定するための質問を提示し、前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して積極的であることを示す場合、前記第2のフェーズに対応する前記質問を提示し、前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して消極的であることを示す場合、前記第2のフェーズへ進めようとする誘導の表現を変えた前記質問を提示する。
【0006】
本開示の一態様に係る対話システムは、前記態様1に記載の対話装置を含み、過去の前記対話における前記ユーザの回答に応じた内容の質問を次回以降の前記対話において前記対話装置に提示させるよう制御を行う提示制御部と、提示させた前記質問に対する前記ユーザの回答を含む対話ログを取得する対話ログ取得部と、を備え、前記提示制御部は、第1のフェーズにある前記ユーザに対して、前記話題項目に対応する行動を行う自信を問う質問であって、前記第1のフェーズとは異なる、前記行動を行うことに対する前記ユーザの意思を確認する第2のフェーズに前記ユーザを移行させることの可否を判定するための質問を提示し、前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して積極的であることを示す場合、前記第2のフェーズに対応する前記質問を提示し、前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して消極的であることを示す場合、前記第2のフェーズへ進めようとする誘導の表現を変えた前記質問を提示するよう制御を行い、前記対話装置にユーザとの対話を行わせる。
【0007】
本開示の一態様に係る対話装置の制御方法は、ユーザの行動変容に関する話題項目に対する該ユーザの関心の度合いに応じた対話を該ユーザと行うとき、過去の前記対話における前記ユーザの回答に応じた内容の質問を次回以降の前記対話において提示する提示ステップと、提示した前記質問に対する前記ユーザの回答を取得する取得ステップと、を含み、前記提示ステップにおいて、第1のフェーズにある前記ユーザに対して、前記話題項目に対応する行動を行う自信を問う質問であって、前記第1のフェーズとは異なる、前記行動を行うことに対する前記ユーザの意思を確認する第2のフェーズに前記ユーザを移行させることの可否を判定するための質問を提示し、前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して積極的であることを示す場合、前記第2のフェーズに対応する前記質問を提示し、前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して消極的であることを示す場合、前記第2のフェーズへ進めようとする誘導の表現を変えた前記質問を提示する。
【0008】
本開示の一態様に係る対話システムの制御方法は、ユーザの行動変容に関する話題項目に対する該ユーザの関心の度合いに応じた対話を該ユーザと行うとき、過去の前記対話における前記ユーザの回答に応じた内容の質問を次回以降の前記対話において対話装置に提示させるよう制御を行う提示制御ステップと、提示させた前記質問に対する前記ユーザの回答を含む対話ログを取得する対話ログ取得ステップと、を備え、前記提示制御ステップにおいて、第1のフェーズにある前記ユーザに対して、前記話題項目に対応する行動を行う自信を問う質問であって、前記第1のフェーズとは異なる、前記行動を行うことに対する前記ユーザの意思を確認する第2のフェーズに前記ユーザを移行させることの可否を判定するための質問を提示し、前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して積極的であることを示す場合、前記第2のフェーズに対応する前記質問を提示し、前記第1のフェーズにある前記ユーザの回答が、前記行動に対して消極的であることを示す場合、前記第2のフェーズへ進めようとする誘導の表現を変えた前記質問を提示するよう制御を行う。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様によれば、ユーザの行動変容を対話によって支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る対話システムの構成を示す機能ブロック図である。
行動変容に関するユーザの取り組みの程度を示す複数のフェーズと、各フェーズに含まれる段階とを表す概略図である。
対話装置の表示部において表示される画面の例を示す図である。
M値情報の一例を示す図である。
対話ログの一例を示す図である。
対話ログの別の例を示す図である。
対話ツリーにおけるM値と段階と対話ツリーの名称との対応を示す図である。
対話ツリーの一例を示す図である。
対話ツリーの別の例を示す図である。
対話ツリーの別の例を示す図である。
ユーザの段階の進行速度情報を示す図である。
M値情報の別の例を示す図である。
一連の対話に含まれる対話の項目と、対話の進行の順序とを示す進行表の一例である。
決定部によって決定された対話の内容および対話を提示する順序の一例を示す図である。
複数の話題項目と、行動を行うことによる効果の序列と、ユーザの属性との対応を示す図である。
対話システムで行われる処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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