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公開番号2024136533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047677
出願日2023-03-24
発明の名称植物管理装置、植物管理方法、及びプログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類A01G 7/00 20060101AFI20240927BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物工場で植物を栽培するにあたり、植物の収穫時期及び収量に加えて、植物の品質を考慮して、適切な環境制御条件を選択できるシステムを提供する。
【解決手段】植物管理装置は、植物工場で植物を栽培するための複数の栽培棚の環境を、前記植物工場内の環境状態を制御する環境制御設備を制御することで少なくとも1つの栽培棚ごとに制御する環境制御部を備えてよい。前記植物管理装置は、前記植物の収穫時期を示す情報を受け付ける受付部を備えてよい。前記植物管理装置は、生育期間と前記環境制御設備の環境制御条件との関係を示す環境制御情報に基づいて、前記環境制御設備によりそれぞれの環境制御条件で制御されている環境で前記植物が栽培されている前記複数の栽培棚の中から、前記収穫時期の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚を対象の栽培棚として選択する選択部を備えてよい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
植物工場で植物を栽培するための複数の栽培棚の環境を、前記植物工場内の環境状態を制御する環境制御設備を制御することで少なくとも1つの栽培棚ごとに制御する環境制御部と、
前記植物の収穫時期を示す情報を受け付ける受付部と、
生育期間と前記環境制御設備の環境制御条件との関係を示す環境制御情報に基づいて、前記環境制御設備によりそれぞれの環境制御条件で制御されている環境で前記植物が栽培されている前記複数の栽培棚の中から、前記収穫時期の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚を対象の栽培棚として選択する選択部と
を備える植物管理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記選択部は、前記収穫時期の条件を満たす栽培棚が存在しない場合、前記環境制御情報に基づいて、前記環境制御条件を変更することで生育期間を調整して前記収穫時期の条件を満たすことが可能な少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択し、
前記環境制御部は、変更後の前記環境制御条件で前記環境制御設備を制御して、前記対象の栽培棚の環境を変更する、請求項1に記載の植物管理装置。
【請求項3】
前記受付部は、前記収穫時期に収穫すべき前記植物のの収量をさらに示す前記情報を受け付け、
前記選択部は、前記複数の栽培棚の中から、前記収穫時期及び前記収量の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択する、請求項1に記載の植物管理装置。
【請求項4】
前記選択部は、前記収穫時期及び前記収量の条件を満たす栽培棚が存在しない場合、前記環境制御情報に基づいて、前記環境制御条件を変更することで生育期間及び収量の少なくとも1つを調整して前記収穫時期及び前記収量の条件を満たすことが可能な少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択し、
前記環境制御部は、変更後の前記環境制御条件で前記環境制御設備を制御して、前記対象の栽培棚の環境を変更する、請求項3に記載の植物管理装置。
【請求項5】
前記受付部は、前記収穫時期に収穫すべき前記植物のの前記収量に加えて、前記植物の品質をさらに示す前記情報を受け付け、
前記選択部は、前記生育期間及び前記収量に加えて、前記植物の品質をさらに示す前記環境制御情報に基づいて、前記複数の栽培棚の中から、前記収穫時期、前記収量、及び前記品質の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択する、請求項3に記載の植物管理装置。
【請求項6】
前記選択部は、前記収穫時期、前記収量、及び前記品質の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚が存在しない場合、前記環境制御情報に基づいて、前記環境制御条件を変更することで生育期間、前記収量、及び前記品質の少なくとも1つを調整して前記収穫時期、前記収量、及び前記品質の条件を満たすことが可能な少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択し、
前記環境制御部は、変更後の前記環境制御条件で前記環境制御設備を制御して、前記対象の栽培棚の環境を変更する、請求項5に記載の植物管理装置。
【請求項7】
前記選択部は、前記収穫時期の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚が存在しない場合、前記収穫時期の条件に最も近い収穫時期が予定である栽培棚を候補の栽培棚として選択した後、前記候補の栽培棚の収穫時期を前記収穫時期の条件を満たすようにするために変更すべき日数が、環境制御条件を変更することで調整可能な予め定められた日数以内であれば、前記候補の栽培棚を前記対象の栽培棚として選択する、請求項2、4、及び6の何れか1つに記載の植物管理装置。
【請求項8】
前記品質は、前記植物の大きさ、味、及び色合いの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の植物管理装置。
【請求項9】
前記環境制御条件は、前記植物工場内の温度、及び前記植物に光を照射する光源の光量の少なくとも一方の制御条件を含む、請求項1に記載の植物管理装置。
【請求項10】
環境制御部が、植物工場で植物を栽培するための複数の栽培棚の環境を、前記植物工場内の環境状態を制御する環境制御設備を制御することで少なくとも1つの栽培棚ごとに制御する段階と、
受付部が、前記植物の収穫時期を示す情報を受け付ける段階と、
選択部が、生育期間と前記環境制御設備の環境制御条件との関係を示す環境制御情報に基づいて、前記環境制御設備によりそれぞれの環境制御条件で制御されている環境で前記植物が栽培されている前記複数の栽培棚の中から、前記収穫時期の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚を対象の栽培棚として選択する段階と
を備える植物管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物管理装置、植物管理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、葉菜類に照射する光の特性を示す光特性情報と、葉菜類の品質を定量化した定量化品質情報を対応付けた対応情報を準備する準備ステップと、前記光特性情報を設定する設定ステップと、前記葉菜類に光を照射する照射ステップと、を備えた栽培方法が開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2022-13560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
植物工場で植物を栽培するにあたり、植物の収穫時期及び収量に加えて、植物の品質を考慮して、適切な環境制御条件を選択できるシステムが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一態様に係る植物管理装置は、植物工場で植物を栽培するための複数の栽培棚の環境を、前記植物工場内の環境状態を制御する環境制御設備を制御することで少なくとも1つの栽培棚ごとに制御する環境制御部を備えてよい。前記植物管理装置は、前記植物の収穫時期を示す情報を受け付ける受付部を備えてよい。前記植物管理装置は、生育期間と前記環境制御設備の環境制御条件との関係を示す環境制御情報に基づいて、前記環境制御設備によりそれぞれの環境制御条件で制御されている環境で前記植物が栽培されている前記複数の栽培棚の中から、前記収穫時期の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚を対象の栽培棚として選択する選択部を備えてよい。
【0005】
前記植物管理装置において、前記選択部は、前記収穫時期の条件を満たす栽培棚が存在しない場合、前記環境制御情報に基づいて、前記環境制御条件を変更することで生育期間を調整して前記収穫時期の条件を満たすことが可能な少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択してよい。前記環境制御部は、変更後の前記環境制御条件で前記環境制御設備を制御して、前記対象の栽培棚の環境を変更してよい。
【0006】
いずれかの前記植物管理装置において、前記受付部は、前記収穫時期に収穫すべき前記植物の収量をさらに示す前記情報を受け付けてよい。前記選択部は、前記複数の栽培棚の中から、前記収穫時期及び前記収量の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択してよい。
【0007】
いずれかの前記植物管理装置において、前記選択部は、前記収穫時期及び前記収量の条件を満たす栽培棚が存在しない場合、前記環境制御情報に基づいて、前記環境制御条件を変更することで生育期間及び収量の少なくとも1つを調整して前記収穫時期及び前記収量の条件を満たすことが可能な少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択してよい。前記環境制御部は、変更後の前記環境制御条件で前記環境制御設備を制御して、前記対象の栽培棚の環境を変更してよい。
【0008】
いずれかの前記植物管理装置において、前記受付部は、前記収穫時期に収穫すべき前記植物の前記収量に加えて、前記植物の品質をさらに示す前記情報を受け付けてよい。前記選択部は、前記生育期間及び前記収量に加えて、前記植物の品質をさらに示す前記環境制御情報に基づいて、前記複数の栽培棚の中から、前記収穫時期、前記収量、及び前記品質の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択してよい。
【0009】
いずれかの前記植物管理装置において、前記選択部は、前記収穫時期、前記収量、及び前記品質の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚が存在しない場合、前記環境制御情報に基づいて、前記環境制御条件を変更することで生育期間、前記収量、及び前記品質の少なくとも1つを調整して前記収穫時期、前記収量、及び前記品質の条件を満たすことが可能な少なくとも1つの栽培棚を前記対象の栽培棚として選択してよい。前記環境制御部は、変更後の前記環境制御条件で前記環境制御設備を制御して、前記対象の栽培棚の環境を変更してよい。
【0010】
いずれかの前記植物管理装置において、前記選択部は、前記収穫時期の条件を満たす少なくとも1つの栽培棚が存在しない場合、前記収穫時期の条件に最も近い収穫時期が予定である栽培棚を候補の栽培棚として選択した後、前記候補の栽培棚の収穫時期を前記収穫時期の条件を満たすようにするために変更すべき日数が、環境制御条件を変更することで調整可能な予め定められた日数以内であれば、前記候補の栽培棚を前記対象の栽培棚として選択してよい。
(【0011】以降は省略されています)

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