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公開番号2024131916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042488
出願日2023-03-17
発明の名称穿刺針
出願人テルモ株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類A61M 5/158 20060101AFI20240920BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】刃先部の位置をより容易且つ高精度に確認することができる中空の穿刺針を提供する。
【解決手段】穿刺針10の先端部101は、穿刺針10の内腔12の先端である先端開口18と、先端開口18を囲み穿刺針10の軸線に対して傾斜した刃面20とを有する刃先部14と、刃先部14の内部に設けられ超音波を反射させる反射部16とを備える。反射部16が、先端開口18と向かい合うように刃先部14の内周面26に露出する。反射部16は、気体28が内包された樹脂材料から形成され、刃先部14の先端開口18の最基端部182よりも先端側に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
生体に穿刺される中空の穿刺針であって、
前記穿刺針の先端部は、前記穿刺針の内腔の先端である先端開口と、前記先端開口を囲み前記穿刺針の軸線に対して傾斜した刃面とを有する刃先部と、
前記刃先部の内部に設けられ超音波を反射させる反射部と、
を備え、
前記反射部は、前記先端開口と向かい合うように前記刃先部の内周面に露出し、気体が内包された樹脂材料から形成され、前記反射部の少なくとも一部は、前記先端開口の最基端部よりも先端側に配置される、穿刺針。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1記載の穿刺針において、
前記反射部は、前記刃先部の前記内周面に対して窪んだ収容部に設けられる、穿刺針。
【請求項3】
請求項2記載の穿刺針において、
前記収容部は、前記刃先部の前記内周面に設けられた凹部である、穿刺針。
【請求項4】
請求項2記載の穿刺針において、
前記収容部は、前記刃先部の前記内周面から前記穿刺針の外周面まで貫通する貫通孔である、穿刺針。
【請求項5】
請求項2~4のいずれか1項に記載の穿刺針において、
前記刃先部の前記内周面に対して前記反射部が面一、径方向外方及び径方向内方のいずれかに配置される、穿刺針。
【請求項6】
請求項2記載の穿刺針において、
前記樹脂材料は、前記収容部に配置された接着剤であり、前記気体は前記接着剤の内部に存在する気泡である、穿刺針。
【請求項7】
請求項1又は2記載の穿刺針において、
前記反射部は、前記穿刺針の軸方向に沿って長尺であり、前記軸方向と直交する方向に短尺な形状である、穿刺針。
【請求項8】
請求項1記載の穿刺針において、
前記反射部は、前記樹脂材料で形成されたカバー部材と、
前記カバー部材の内部に設けられ前記気体が密封された空間部とを備える、穿刺針。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、中空の穿刺針に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の穿刺針は、筒状の針本体と、針本体の周壁に設けられる複数の孔と、針本体の外周面を覆う膜とを備え、孔内には膜によって覆われた空気層が形成される。穿刺針に対して超音波を照射すると、複数の空気層によって超音波が反射し、反射した超音波に基づく超音波画像によって穿刺針を視認可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-271874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の穿刺針では、穿刺針の先端部の外周面に設けられた複数の空気層によって、先端部の位置を視認可能としているが、刃面を有した刃先部の位置を視認することが難しいという問題がある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の態様は、生体に穿刺される中空の穿刺針であって、前記穿刺針の先端部は、前記穿刺針の内腔の先端である先端開口と、前記先端開口を囲み前記穿刺針の軸線に対して傾斜した刃面とを有する刃先部と、前記刃先部の内部に設けられ超音波を反射させる反射部と、を備え、前記反射部は、前記先端開口と向かい合うように前記刃先部の内周面に露出し、気体が内包された樹脂材料から形成され、前記反射部の少なくとも一部は、前記先端開口の最基端部よりも先端側に配置される、穿刺針である。
【0007】
この穿刺針によれば、生体内に穿刺針が穿刺された状態で超音波を照射したとき、先端開口の最基端部よりも先端側に配置された反射部によって穿刺針の刃先部の位置をより容易且つ高精度に確認することができる。
【0008】
(2)上記の(1)記載の穿刺針において、前記反射部は、前記刃先部の前記内周面に対して窪んだ収容部に設けられてもよい。
【0009】
この構成により、刃先部の内周面に対して反射部を位置決めすることで、反射部を所望の位置に固定することができる。
【0010】
(3)上記の(2)記載の穿刺針において、前記収容部は、前記刃先部の前記内周面に設けられた凹部であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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