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公開番号2024131684
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042099
出願日2023-03-16
発明の名称二輪自動車用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60C 15/024 20060101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約【課題】接地感を確保しながら、高い剛性感を有することができる、二輪自動車用タイヤ2の提供。
【解決手段】タイヤのビード部はコアとカーカスプライとを含む。ビード部の外面はシート面とフランジ面とヒール面とを備える。タイヤの子午線断面において、タイヤをリムに組まない状態でのカーカスからシート面までの厚さが、内側ビード基準線に沿った厚さhcと、外側ビード基準線に沿った厚さhaとで表され、タイヤをリムに組んだ状態でのカーカスからリムのシートまでの厚さが、内側ビード基準線に沿った厚さkcと、外側ビード基準線に沿った厚さkaとで表される。厚さhc、厚さha、厚さkc及び厚さkaが、下記式(1)を満たす。
式(1): 0.15≦(ha-ka)/ha-(hc-kc)/hc≦0.45
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
リムに嵌め合わされるビード部を備える、二輪自動車用タイヤであって、
前記ビード部が、周方向にのびるコアと、並列した多数のカーカスコードを含むカーカスプライとを含み、
前記カーカスプライが前記コアで折り返され、
前記ビード部の外面が、シート面と、フランジ面と、ヒール面とを備え、
前記シート面が、前記タイヤのトゥを含み、前記リムのシートに接触し、
前記フランジ面が、前記リムのフランジに接触し、
前記ヒール面が、前記シート面と前記フランジ面との間に位置し、
前記リムが正規リムであり、
前記タイヤの子午線断面において、径方向にのび、軸方向内側から前記コアに接する内側ビード基準線、そして、径方向にのび、軸方向外側から前記コアに接する外側ビード基準線を定義することで、
前記タイヤを前記リムに組まない状態での前記カーカスから前記シート面までの厚さが、前記内側ビード基準線に沿った厚さhcと、前記外側ビード基準線に沿った厚さhaとで表され、
前記タイヤを前記リムに組んだ状態での前記カーカスから前記シートまでの厚さが、前記内側ビード基準線に沿った厚さkcと、前記外側ビード基準線に沿った厚さkaとで表され、
前記厚さhc、前記厚さha、前記厚さkc及び前記厚さkaが、下記式(1)を満たす、
二輪自動車用タイヤ。
式(1): 0.15≦(ha-ka)/ha-(hc-kc)/hc≦0.45
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記厚さha及び前記厚さkaが、下記式(2)を満たす、
請求項1に記載の二輪自動車用タイヤ。
式(2): 0.40≦(ha-ka)/ha≦0.85
【請求項3】
前記タイヤの子午線断面において、前記ヒール面の輪郭が円弧で表され、
前記円弧の半径が2.5mm以上7.5mm以下である、
請求項1又は2に記載の二輪自動車用タイヤ。
【請求項4】
前記外側ビード基準線から前記内側ビード基準線までの軸方向距離W2の、前記フランジ面の径方向内端から径方向内向きにのびるフランジ基準線から前記タイヤのトゥまでの軸方向距離W1に対する比(W2/W1)が、0.4以上0.7以下である、
請求項1又は2に記載の二輪自動車用タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二輪自動車用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
公的規格にて定められたリムのヒール径Dに対するコアの内径dwの比dw/Dと、リムのヒール径Dに対するビード部のヒール径dtの比dt/Dと、を調整して、耐リム外れ性を良好に保ちながら、リム組み作業性を改善した空気入りタイヤが提案されている(例えば、下記の特許文献1)。
【0003】
特許文献1が開示するタイヤのように、耐リム外れ性やリム組み作業性を重視すると、ビードの締め付け力の低下を招く恐れがある。ビードの締め付け力はタイヤの剛性感や接地感に影響する。接地感及び剛性感の両方を高めることは難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4926314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、接地感を確保しながら、高い剛性感を有することができる、二輪自動車用タイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る二輪自動車用タイヤは、リムに嵌め合わされるビード部を備える。前記ビード部は、周方向にのびるコアと、並列した多数のカーカスコードを含むカーカスプライとを含む。前記カーカスプライは前記コアで折り返される。前記ビード部の外面は、シート面と、フランジ面と、ヒール面とを備える。前記シート面は、前記タイヤのトゥを含み、前記リムのシートに接触する。前記フランジ面は、前記リムのフランジに接触する。前記ヒール面は、前記シート面と前記フランジ面との間に位置する。前記リムは正規リムである。前記タイヤの子午線断面において、径方向にのび、軸方向内側から前記コアに接する内側ビード基準線、そして、径方向にのび、軸方向外側から前記コアに接する外側ビード基準線を定義することで、前記タイヤを前記リムに組まない状態での前記カーカスから前記シート面までの厚さが、前記内側ビード基準線に沿った厚さhcと、前記外側ビード基準線に沿った厚さhaとで表され、前記タイヤを前記リムに組んだ状態での前記カーカスから前記シートまでの厚さが、前記内側ビード基準線に沿った厚さkcと、前記外側ビード基準線に沿った厚さkaとで表される。前記厚さhc、前記厚さha、前記厚さkc及び前記厚さkaが、下記式(1)を満たす。
式(1): 0.15≦(ha-ka)/ha-(hc-kc)/hc≦0.45
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、接地感を確保しながら、高い剛性感を有することができる、二輪自動車用タイヤが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第一実施形態に係るタイヤの一部を示す断面図である。
リムを説明する断面図である。
ビード部の輪郭を説明する断面図である。
リムに組まれたタイヤの一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明においては、特に言及がない限り、タイヤ各部の寸法及び角度は、正規状態で測定される。
正規状態とは、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態を意味する。
【0010】
正規リムにタイヤを組んだ状態で測定できない、タイヤの子午線断面における各部の寸法及び角度は、回転軸を含む平面に沿ってタイヤを切断することにより得られる、タイヤの切断面において、測定される。この測定では、左右のビード間の距離が、正規リムに組んだタイヤにおけるビード間の距離に一致するように、タイヤはセットされる。なお、正規リムにタイヤを組んだ状態で確認できないタイヤの構成は、前述の切断面において確認される。
(【0011】以降は省略されています)

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