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公開番号2024129514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038765
出願日2023-03-13
発明の名称プロセッサモジュール、制御方法及び制御プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 11/16 20060101AFI20240919BHJP(計算;計数)
要約【課題】プロセッサの多重化に伴う部品数の増加を抑止すること。
【解決手段】実施形態のプロセッサモジュール10は、プロセッサ111と、プロセッサ111と同じ演算を行うプロセッサ112と、プロセッサ111の演算によって得られた第1のデータが書き込まれるメインメモリ121と、プロセッサ112の演算によって得られた第2のデータが書き込まれるメインメモリ122と、第1のデータと第2のデータが同じである場合に、第1のデータ又は第2のデータのチェックビットが書き込まれるメインメモリ141と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のプロセッサと、
前記第1のプロセッサと同じ演算を行う第2のプロセッサと、
前記第1のプロセッサの演算によって得られた第1のデータが書き込まれる第1のメモリと、
前記第2のプロセッサの演算によって得られた第2のデータが書き込まれる第2のメモリと、
前記第1のデータと前記第2のデータが同じである場合に、前記第1のデータのチェックビット又は前記第2のデータのチェックビットが書き込まれる第3のメモリと、
を有することを特徴とするプロセッサモジュール。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1のデータのチェックビットを計算する第1のインタフェースコントローラと、
前記第2のデータのチェックビットを計算する第2のインタフェースコントローラと、
をさらに有し、
前記第3のメモリは、前記第1のインタフェースコントローラ及び前記第2のインタフェースコントローラと接続されることを特徴とする請求項1に記載のプロセッサモジュール。
【請求項3】
前記第1のデータのチェックビットを計算する第1のインタフェースコントローラと、
前記第2のデータのチェックビットを計算する第2のインタフェースコントローラと、
をさらに有し、
前記第3のメモリは、前記第1のインタフェースコントローラと前記第2のインタフェースコントローラのうち、前記第1のインタフェースコントローラのみと接続されることを特徴とする請求項1に記載のプロセッサモジュール。
【請求項4】
前記第3のメモリは、前記第1のデータが書き込まれる前記第1のメモリのアドレスのチェックビットがさらに書き込まれることを特徴とする請求項3に記載のプロセッサモジュール。
【請求項5】
第1のプロセッサと、
前記第1のプロセッサと同じ演算を行う第2のプロセッサと、
前記第1のプロセッサの演算によって得られた第1のデータが書き込まれる第1のメモリと、
前記第2のプロセッサの演算によって得られた第2のデータが書き込まれる第2のメモリと、
第3のメモリと、
を有するプロセッサモジュールを制御するコントローラが、
前記第1のデータのチェックビット及び前記第2のデータのチェックビットを計算し、
前記第1のデータのチェックビットと前記第2のデータのチェックビットが一致する場合、前記第1のデータのチェックビット又は前記第2のデータのチェックビットを前記第3のメモリに書き込む
ことを特徴とする制御方法。
【請求項6】
第1のプロセッサと、
前記第1のプロセッサと同じ演算を行う第2のプロセッサと、
前記第1のプロセッサの演算によって得られた第1のデータが書き込まれる第1のメモリと、
前記第2のプロセッサの演算によって得られた第2のデータが書き込まれる第2のメモリと、
第3のメモリと、
を有するプロセッサモジュールを制御するコントローラに、
前記第1のデータのチェックビット及び前記第2のデータのチェックビットを計算し、
前記第1のデータのチェックビットと前記第2のデータのチェックビットが一致する場合、前記第1のデータのチェックビット又は前記第2のデータのチェックビットを前記第3のメモリに書き込む
処理を実行させることを特徴とする制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロセッサモジュール、制御方法及び制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、システムの安全性を高めるために、コンピュータのプロセッサを多重化する技術が知られている。例えば、演算のエラーを検出するためにプロセッサが二重化された装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-058982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術には、プロセッサの多重化に伴う部品数の増加を抑止できない場合があるという問題がある。
【0005】
例えば、従来の技術では、2つのプロセッサでシステムを構成する場合、1つのプロセッサでシステムを構成する場合と比べて、メモリ等の部品の数が少なくとも2倍になる。
【0006】
一つの側面では、プロセッサの多重化に伴う部品数の増加を抑止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一側面に係るプロセッサモジュールは、第1のプロセッサと、前記第1のプロセッサと同じ演算を行う第2のプロセッサと、前記第1のプロセッサの演算によって得られた第1のデータが書き込まれる第1のメモリと、前記第2のプロセッサの演算によって得られた第2のデータが書き込まれる第2のメモリと、前記第1のデータと前記第2のデータが同じである場合に、前記第1のデータのチェックビット又は前記第2のデータのチェックビットが書き込まれる第3のメモリと、を有することを特徴とする。
【0008】
一側面に係る制御方法は、第1のプロセッサと、前記第1のプロセッサと同じ演算を行う第2のプロセッサと、前記第1のプロセッサの演算によって得られた第1のデータが書き込まれる第1のメモリと、前記第2のプロセッサの演算によって得られた第2のデータが書き込まれる第2のメモリと、第3のメモリと、を有するプロセッサモジュールを制御するコントローラが、前記第1のデータのチェックビット及び前記第2のデータのチェックビットを計算し、前記第1のデータのチェックビットと前記第2のデータのチェックビットが一致する場合、前記第1のデータのチェックビット又は前記第2のデータのチェックビットを前記第3のメモリに書き込むことを特徴とする。
【0009】
一側面に係る制御プログラムは、第1のプロセッサと、前記第1のプロセッサと同じ演算を行う第2のプロセッサと、前記第1のプロセッサの演算によって得られた第1のデータが書き込まれる第1のメモリと、前記第2のプロセッサの演算によって得られた第2のデータが書き込まれる第2のメモリと、第3のメモリと、を有するプロセッサモジュールを制御するコントローラに、前記第1のデータのチェックビット及び前記第2のデータのチェックビットを計算し、前記第1のデータのチェックビットと前記第2のデータのチェックビットが一致する場合、前記第1のデータのチェックビット又は前記第2のデータのチェックビットを前記第3のメモリに書き込む処理を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
一実施形態によれば、プロセッサの多重化に伴う部品数の増加を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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