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公開番号2024106643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023011014
出願日2023-01-27
発明の名称消音器
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 13/08 20100101AFI20240801BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】バルブの操作音を吸収しつつ、凝縮水の貯留を抑制できる消音器を提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、内部を排気ガスが通過する内管と、内管の外側に配置された外管と、内管の内部に配置されたバルブと、少なくともバルブと内管の径方向において重なる位置に配置されると共に、内管と外管との間の内部空間を径方向内側の内側空間と径方向外側の外側空間とに仕切る仕切部と、内側空間及び外側空間のうち内側空間のみに配置された吸音材と、を備える消音器である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部を排気ガスが通過する内管と、
前記内管の外側に配置された外管と、
前記内管の内部に配置されたバルブと、
少なくとも前記バルブと前記内管の径方向において重なる位置に配置されると共に、前記内管と前記外管との間の内部空間を径方向内側の内側空間と径方向外側の外側空間とに仕切る仕切部と、
前記内側空間及び前記外側空間のうち前記内側空間のみに配置された吸音材と、
を備える、消音器。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載の消音器であって、
前記内管は、前記内管の内部と前記吸音材が配置された前記内側空間とを連通する第1連通孔を有する、消音器。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の消音器であって、
前記内管は、前記仕切部よりも前記排気ガスの上流側又は下流側において前記内管の内部と前記内部空間とを連通する第2連通孔を有する、消音器。
【請求項4】
請求項3に記載の消音器であって、
前記仕切部は、前記内側空間と前記外側空間とを連通する第3連通孔を有する、消音器。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の消音器であって、
前記仕切部は、前記内管の外側かつ前記外管の内側に配置された筒体である、消音器。
【請求項6】
請求項5に記載の消音器であって、
前記仕切部の少なくとも一方の端部は、前記内管に固定されることで閉塞される、消音器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、消音器に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関の排気システムにおいて、内管の内部に配置されたバルブの操作音を吸収するため、吸音材を外管と内管との間に配置した消音器が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-114801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の消音器では、外管に接触する吸音材の温度が上昇しないため、吸音材が保持した凝縮水が蒸発しにくい。そのため、消音器内に凝縮水が溜まりやすくなり、消音器が腐食するおそれがある。
【0005】
本開示の一局面は、バルブの操作音を吸収しつつ、凝縮水の貯留を抑制できる消音器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、内部を排気ガスが通過する内管と、内管の外側に配置された外管と、内管の内部に配置されたバルブと、少なくともバルブと内管の径方向において重なる位置に配置されると共に、内管と外管との間の内部空間を径方向内側の内側空間と径方向外側の外側空間とに仕切る仕切部と、内側空間及び外側空間のうち内側空間のみに配置された吸音材と、を備える消音器である。外側空間には、吸音材が配置されない。
【0007】
このような構成によれば、内側空間に配置された吸音材によってバルブの操作音が吸収される。また、吸音材と外管との間に吸音材が配置されない外側空間が設けられるため、吸音材の温度の低下が抑制される。その結果、吸音材において凝縮水が蒸発しやすくなり、凝縮水の貯留が抑制される。
【0008】
本開示の一態様では、内管は、内管の内部と吸音材が配置された内側空間とを連通する第1連通孔を有してもよい。このような構成によれば、バルブの上流又は下流にて発生する音を吸音材にて消音することができる。
【0009】
本開示の一態様では、内管は、仕切部よりも排気ガスの上流側又は下流側において内管の内部と内部空間とを連通する第2連通孔を有してもよい。このような構成によれば、外側空間に排気ガスが流れ込む結果、外側空間が排気ガスによって温められる。そのため、凝縮水の貯留の抑制効果が促進される。
【0010】
本開示の一態様では、仕切部は、内側空間と外側空間とを連通する第3連通孔を有してもよい。このような構成によれば、第3連通孔を介して外側空間から吸音材に排気ガスが供給されるため、凝縮水の貯留の抑制効果が促進される。
(【0011】以降は省略されています)

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