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公開番号2024104847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009237
出願日2023-01-25
発明の名称車両後部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60R 19/42 20060101AFI20240730BHJP(車両一般)
要約【課題】氷に起因するリアバンパの破損および脱落をより効果的に防止できる車両後部構造を提供する。
【解決手段】車両後部構造は、リアバンパ14と、前記リアバンパ14と一体、または、別体である立壁30と、を備え、前記リアバンパ14は、後輪10の後方において車両の側面を構成する側壁20と、前記側壁20の下端から車幅方向内側に延びる水平フランジ22と、を有し、前記立壁30は、前記水平フランジ22の車幅方向内側の縁から上方に延びる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
リアバンパと、
前記リアバンパと一体、または、別体である立壁と、
を備え、前記リアバンパは、
後輪の後方において車両の側面を構成する側壁と、
前記側壁の下端から車幅方向内側に延びる水平フランジと、
を有し、前記立壁は、前記水平フランジの車幅方向内側の縁から上方に延びる、
ことを特徴とする車両後部構造。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両後部構造であって、
前記立壁の後端が、前記立壁の前端よりも車幅方向内側に位置するように、前記立壁は、平面視で、湾曲または屈曲しており、
平面視において、前記立壁の後端は、前記後輪の車幅方向内側端面を車両後方に延長した後輪内側線に到達している、
ことを特徴とする車両後部構造。
【請求項3】
請求項1に記載の車両後部構造であって、さらに、
前記水平フランジの前端近傍から、前記後輪の周面に沿うように、略弧状に立ち上がるフェンダライナを備える、ことを特徴とする車両後部構造。
【請求項4】
請求項1に記載の車両後部構造であって、
前記立壁は、前記側壁に面する第一面と、車幅方向内側に向く第二面と、を有し、
前記第一面には、前記側壁に向かって突出する複数のリブが形成される一方で、前記第二面には、リブが形成されていない、
ことを特徴とする車両後部構造。
【請求項5】
請求項1に記載の車両後部構造であって、
前記立壁は、前記リアバンパと別体であり、締結部材により前記リアバンパに締結される、ことを特徴とする車両後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、車両後部の構造を開示する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
通常、車両の後部には、リアバンパが配置されている。リアバンパの一部は、後輪に対して車両後方に隣接しており、車両の側面を構成する。以下では、リアバンパのうち、車両の側面を構成する部分を、「側壁」と呼ぶ。通常、側壁の下部は、車両内側に折り曲げられて、水平フランジとなる。
【0003】
こうした構成の場合、後輪によって跳ね上げられた泥や水、雪(以下「水分」という)は、側壁にぶつかった後、水平フランジに落下する。特許文献1には、この水平フランジに泥落とし孔を形成したリアバンパが開示されている。この特許文献1に記載されている構成によれば、水分は、泥落とし孔から落下する。そして、これにより、多量の水分が水平フランジに滞留することが、抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実全昭61-006453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、冬のように低温の環境下では、水分が水平フランジにおいて留まり、氷結することがある。水平フランジに氷結した氷に、更に、別の水分が付着して氷結することが繰り返されることで、氷が、つらら状に徐々に成長することがある。そして、水平フランジから垂れ下がる氷が、地表の突起に衝突することがあった。この場合、当該氷を介してリアバンパに衝撃が伝わり、リアバンパが、破損したり、車両から脱落したりする。
【0006】
そこで、本明細書では、氷に起因するリアバンパの破損および脱落をより効果的に防止できる車両後部構造を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示する車両後部構造は、リアバンパと、前記リアバンパと一体、または、別体である立壁と、を備え、前記リアバンパは、後輪の後方において車両の側面を構成する側壁と、前記側壁の下端から車幅方向内側に延びる水平フランジと、を有し、前記立壁は、前記水平フランジの車幅方向内側の縁から上方に延びる、ことを特徴とする。
【0008】
かかる構成とすることで、氷が、水平フランジの端縁を上下に挟み込むことが防止される。この場合、氷とリアバンパとの結合力は小さい。そのため、氷に衝撃が入力された場合、氷は、リアバンパから容易に分離し、リアバンパに衝撃が伝達されない。結果として、リアバンパの破損および脱落が、効果的に防止される。
【0009】
この場合、前記立壁の後端が、前記立壁の前端よりも車幅方向内側に位置するように、前記立壁は、平面視で、湾曲または屈曲しており、平面視において、前記立壁の後端は、前記後輪の車幅方向内側端面を車両後方に延長した後輪内側線に到達していてもよい。
【0010】
立壁が、後輪内側線に到達しているため、後輪によって跳ね上げられた水分の多くは、立壁に当たる。換言すれば、後輪によって跳ね上げられた水分の多くは、水平フランジの上まで届かない。その結果、水平フランジの上において、氷が堆積することが効果的に防止される。
(【0011】以降は省略されています)

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