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公開番号2024103288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007544
出願日2023-01-20
発明の名称電力供給制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H02J 7/34 20060101AFI20240725BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】第1電力供給源に異常が生じた場合により適正に対処する。
【解決手段】電力供給制御装置は、第1電力供給源からの第1電力供給先および第2電力供給先を有する所定施設への電力供給を制御すると共に、所定施設に併設された駐車場に駐車中の複数の電動車に搭載されたバッテリを電力源とする第2電力供給源からの所定施設への電力供給を制御する。第1電力供給源に異常が生じたときには前記第2電力供給源からの電力供給を前記第2電力供給先に対して前記第1電力供給先を優先して行なう。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1電力供給源からの第1電力供給先および第2電力供給先を有する所定施設への電力供給を制御すると共に、前記所定施設に併設された駐車場に駐車中の複数の電動車に搭載されたバッテリを電力源とする第2電力供給源からの前記所定施設への電力供給を制御する電力供給制御装置であって、
前記第1電力供給源に異常が生じたときには前記第2電力供給源からの電力供給を前記第2電力供給先に対して前記第1電力供給先を優先して行なう、
ことを特徴とする電力供給制御装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
請求項1記載の電力供給制御装置であって、
前記第1電力供給源に異常が生じたときに前記第2電力供給源から前記第1電力供給先への電力供給に余裕があるときには、前記第2電力供給源から前記第2電力供給先にも電力供給を行なう、
電力供給制御装置。
【請求項3】
請求項1記載の電力供給制御装置であって、
前記所定施設は空港であり、
前記第1電力供給先は、飛行機の着陸に影響が大きい電気設備であり、
前記第2電力供給先は、飛行機の着陸に影響の小さい電気設備である、
電力供給制御装置。
【請求項4】
請求項1記載の電力供給制御装置であって、
前記第1電力供給源は、商用電源、太陽光発電電源、風力発電電源、潮力発電電源、地熱発電電源の少なくとも一部を含む、
電力供給制御装置。
【請求項5】
請求項1記載の電力供給制御装置であって、
前記第1電力供給源からの供給可能電力が前記所定施設での消費電力より大きいときには前記第1電力供給源および前記第2電力供給源から前記所定施設への電力供給を行ない、前記第1電力供給源からの供給可能電力が前記所定施設での消費電力より小さいときには前記第1電力供給源から前記所定施設および前記第2電力供給源への電力供給を行なう、
電力供給制御装置。
【請求項6】
請求項1記載の電力供給制御装置であって、
前記第1電力供給源に異常が生じたときには、前記第2電力供給源からの電力供給に対して異常診断を行ない、異常がないと診断結果を得たときに前記第2電力供給源からの電力供給を開始する、
電力供給制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力供給制御装置に関し、詳しくは、第1電力供給源からの所定施設への電力供給と所定施設に併設された駐車場に駐車中の複数の電動車に搭載されたバッテリを電力源とする第2電力供給源からの所定施設への電力供給とを制御する電力供給制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、駐車場に設置された蓄電池とこの蓄電池用の交直電力変換装置と電動自動車用の充放電スタンドとを有するシステムにおいて、充放電スタンドまたは交直電力変換装置から負荷に電力を供給することが可能なものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、充放電スタンドまたは交直電力変換装置から負荷に電力を供給することにより、商用電力系統の異常時でも負荷に電力を供給できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-010442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄電池と交直電力変換装置を有する第1電力供給源とで電動自動車と充放電スタンドを有する第2電力供給源から負荷に電力供給するシステムにおいて、災害や停電などにより第1電力供給源に異常が生じて第1電力供給源から負荷への電力供給ができないときには、第2電力供給源から負荷に電力供給を行なう。しかし、第2電力供給源からの供給電力では負荷の消費電力を賄うことができない場合、多くの不都合が生じることになる。
【0005】
本開示の電力供給制御装置は、第1電力供給源に異常が生じた場合により適正に対処することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電力供給制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の電力供給制御装置は、
第1電力供給源からの第1電力供給先および第2電力供給先を有する所定施設への電力供給を制御すると共に、前記所定施設に併設された駐車場に駐車中の複数の電動車に搭載されたバッテリを電力源とする第2電力供給源からの前記所定施設への電力供給を制御する電力供給制御装置であって、
前記第1電力供給源に異常が生じたときには前記第2電力供給源からの電力供給を前記第2電力供給先に対して前記第1電力供給先を優先して行なう、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の電力供給制御装置は、第1電力供給源からの第1電力供給先および第2電力供給先を有する所定施設への電力供給を制御すると共に、所定施設に併設された駐車場に駐車中の複数の電動車に搭載されたバッテリを電力源とする第2電力供給源からの所定施設への電力供給を制御する。電力供給制御装置は、第1電力供給源に異常が生じたときには第2電力供給源からの電力供給を第2電力供給先に対して第1電力供給先を優先して行なう。第1電力供給先として優先度の高い電気施設を選択しておくことにより、第1電力供給源に異常が生じた場合でも、より適正に対処することができる。
【0009】
本開示の電力供給制御装置において、前記第1電力供給源に異常が生じたときに前記第2電力供給源から前記第1電力供給先への電力供給に余裕があるときには、前記第2電力供給源から前記第2電力供給先にも電力供給を行なうものとしてもよい。こうすれば、第1電力供給源に異常が生じたときに第2電力供給先にも電力供給を行なうことができる。
【0010】
本開示の電力供給制御装置において、前記所定施設は空港であり、前記第1電力供給先は飛行機の着陸に影響が大きい電気設備であり、前記第2電力供給先は飛行機の着陸に影響の小さい電気設備であるものとしてもよい。こうすれば、第1電力供給源に異常が生じたときに第2電力供給源から飛行機の着陸に影響の大きい電気設備に対して優先的に電力供給するから、飛行機の着陸をより適正に行なうことができる。飛行機の着陸に影響が大きい電気設備としては、例えば滑走路の電気設備や管制塔の電気設備などを挙げることができる。一方、飛行機の着陸に影響の小さい電気設備としては、旅客ターミナルの電気設備などを挙げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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