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公開番号2024101782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005912
出願日2023-01-18
発明の名称リザーブタンクのキャップ
出願人トヨタ自動車東日本株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類F01P 11/00 20060101AFI20240723BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】リザーブタンクのキャップの落下を防止しつつ、取り外し作業をしやすくする。
【解決手段】キャップ28は、リザーブタンクの注入管26の先端に取り付けられる。キャップ28は、注入管26の注入口27を塞ぐキャップ本体29と、キャップ本体29とタンク本体22を連結する連結テザー30を含む。キャップ本体29の上面中央には、外周面に周方向に延びる係合溝44が形成された円柱突起42が設けられている。連結テザー30の一端は、リザーブタンク22と一体のテザー取付枝に結合される。連結テザー30は、他端に、係合溝44と相対回転可能に係合する係合リング50を有する。キャップ本体29は、連結テザー30が連結した状態で、注入管26に対して回転させることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷却液を予備的に蓄えるリザーブタンクのキャップであって、
前記リザーブタンクの注入口を塞ぐキャップ本体と、
前記キャップ本体の上面中央に設けられた、前記キャップ本体よりも小径の円柱突起であって、外周面に周方向に沿って全周にわたって延びる係合溝が形成された円柱突起と、
一端が前記リザーブタンクのタンク本体に結合され、他端に前記円柱突起の前記係合溝に、相対回転可能に係合するリング形状の係合リングを有する連結テザーと、
を含むリザーブタンクのキャップ。
続きを表示(約 95 文字)【請求項2】
請求項1に記載のリザーブタンクのキャップであって、前記キャップ本体の外周縁に、当該キャップ本体を取り外す際に力を加えるタブを有する、リザーブタンクのキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機器を冷却する冷却液を予備的に蓄えるリザーブタンク、特にその注入口に蓋をするキャップに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エンジン、モータ、電池などの発熱体を液体で冷却する技術が知られている。冷却用の液体(以下、冷却液と記す。)の循環流路内の過不足を調整するために、冷却回路には予備的に冷却液を蓄えるリザーブタンクが備わる場合がある。循環流路中の冷却液が不足すると不足分がリザーブタンクから補われ、冷却液が過剰となると過剰分がリザーブタンクに収容される。冷却液は、蒸発等により徐々に減少し、減少分を補う際には、リザーブタンクに設けられた注入口から冷却液が注入される。この注入口は、通常時にはキャップで塞がれている。
【0003】
下記特許文献1には、エンジンの冷却液(ラジエータ液)を蓄えるリザーブタンク(10)が示されている。リザーブタンク(10)の開口は、キャップ(100)により塞がれる。キャップ(100)は、その外周縁において連結部(115)によって、リザーブタンク(10)の開口近傍につながれ、キャップ(100)の落下防止が図られている。なお、上記の( )内の名称および符号は、下記特許文献1で用いられているものであり、本願の実施形態の説明で用いられる名称および符号とは関連しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-54599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両において、リザーブタンクは、エンジン、モータ等の原動機を収容する原動機室に配置されるのが一般的である。原動機室には、原動機の他にも多くの機器が収容され、周囲の機器が妨げとなってキャップの取り外し作業がしにくい場合がある。例えば、キャップの外周縁に設けられたタブを引いてキャップを外す場合、タブの向きによっては、タブに力を掛けにくいことがある。上記特許文献1のリザーブタンクにおいては、連結部によってキャップの落下は防止されているものの、キャップは、その外周縁においてリザーブタンクとつながれているので、キャップを回転させて、その向きを変えることができない。
【0006】
本発明は、リザーブタンクにおいて、キャップの落下を防止するとともに、キャップの取り外し作業の作業性を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るリザーブタンクのキャップは、リザーブタンクの注入口を塞ぐキャップ本体と、キャップ本体の上面中央に設けられた、キャップ本体よりも小径の円柱突起と、キャップ本体とリザーブタンクのタンク本体をつなぐ連結テザーを有する。円柱突起には、その外周面に周方向に沿って全周にわたって延びる係合溝が形成されている。連結テザーは、一端がリザーブタンクのタンク本体に結合され、他端に円柱突起の係合溝に、相対回転可能に係合するリング形状の係合リングを有する。
【0008】
キャップ本体と連結テザーが連結状態において相対回転可能であることにより、リザーブタンクの注入口に取り付けた状態で、キャップ本体を回転させることができる。
【0009】
上記のリザーブタンクのキャップにおいて、キャップ本体の外周縁に、当該キャップ本体を取り外す際に力を加えるタブを有するものとすることができる。
【発明の効果】
【0010】
リザーブタンクの注入口に取り付けた状態で、キャップ本体を回転させることができるので、キャップ本体を取り外す作業の作業性が改善される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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