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公開番号2024100411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004396
出願日2023-01-16
発明の名称空調制御システム
出願人戸田建設株式会社
代理人弁理士法人東京アルパ特許事務所
主分類F24F 11/63 20180101AFI20240719BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】重み付け多数決による空調制御の具体的な運用方式を提供する。
【解決手段】意見受付部12は、室内にいる対象者から室内の空調に対する意見を受け付ける。集計部15は、意見受付部12が受け付けた意見に重み付けをしたうえで、多数決により意見を集計する。制御部16は、集計部15が集計した結果に基づいて、室内を空調する空調装置90を制御する。集計部15は、例えば、室内の環境に慣れていない対象者からの意見に対する重み付けを、室内の環境に慣れている対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
室内にいる対象者から前記室内の空調に対する意見を受け付ける意見受付部と、
前記意見受付部が受け付けた意見に重み付けをしたうえで、多数決により前記意見を集計する集計部と、
前記集計部が集計した結果に基づいて、前記室内を空調する空調装置を制御する制御部と
を備え、
前記集計部は、
前記室内の環境に慣れていない対象者からの意見に対する重み付けを、前記室内の環境に慣れている対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくする、
空調制御システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記集計部は、
省エネルギーになる意見に対する重み付けを、省エネルギーに反する意見に対する重み付けよりも大きくする、
請求項1の空調制御システム。
【請求項3】
前記集計部は、
残業時間帯である場合に、前記意見に対する重み付けを小さくする、
請求項1の空調制御システム。
【請求項4】
前記意見受付部は、
対象者が所持する携帯端末装置からの要求にしたがい、前記携帯端末装置の表示画面に、前記対象者からの意見を受け付けるための意見投票画面を表示し、
前記集計部は、
複数の所定の期間のうち前記意見受付部が対象者の携帯端末装置に意見投票画面を表示した期間の数を、対象者ごとに集計し、
集計した前記期間の数が多い対象者からの意見に対する重み付けを、前記期間の数が少ない対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくする、
請求項1乃至3いずれかの空調制御システム。
【請求項5】
前記集計部は、
室外から前記室内に入ってからの経過時間が所定の時間以内である対象者からの意見に対する重み付けを、前記経過時間が前記所定の時間を超えた対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくする、
請求項1乃至3いずれかの空調制御システム。
【請求項6】
前記対象者が前記室内にいるか否かを検出する在室検出部を更に備え、
前記集計部は、
前記在室検出部が検出した結果に基づいて、前記対象者が室外から前記室内に入ってからの経過時間を求める、
請求項5の空調制御システム。
【請求項7】
前記集計部は、
前記室内に在室している時間が長い対象者からの意見に対する重み付けを、前記室内に在室している時間が短い対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくする、
請求項1乃至3いずれかの空調制御システム。
【請求項8】
前記対象者が前記室内にいるか否かを検出する在室検出部を更に備え、
前記集計部は、
前記在室検出部が検出した結果に基づいて、前記対象者が前記室内に在室している時間を求める、
請求項7の空調制御システム。
【請求項9】
前記集計部は、
体調の悪い対象者からの意見に対する重み付けを、体調の良い対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくする、
請求項1乃至3いずれかの空調制御システム。
【請求項10】
対象者の体調を検出する体調検出部を更に備え、
前記集計部は、
前記体調検出部が検出した体調に基づいて、前記対象者からの意見に対する重み付けを決定する、
請求項9の空調制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内の空調を制御するシステムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1~3は、複数の対象者がいる室内で、重み付き多数決により空調を制御するシステムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-253778号公報
特開2018-017454号公報
特開2004-205202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術は、どのような場合にどのような重み付けをするかを具体的に明らかにしていない。このため、重み付けにより具体的にどのような効果が得られるかも明らかではない。
この発明は、例えばこのような課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
空調制御システムは、室内にいる対象者から前記室内の空調に対する意見を受け付ける意見受付部と、前記意見受付部が受け付けた意見に重み付けをしたうえで、多数決により前記意見を集計する集計部と、前記集計部が集計した結果に基づいて、前記室内を空調する空調装置を制御する制御部とを有する。前記集計部は、前記室内の環境に慣れていない対象者からの意見に対する重み付けを、前記室内の環境に慣れている対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくする。
前記集計部は、省エネルギーになる意見に対する重み付けを、省エネルギーに反する意見に対する重み付けよりも大きくしてもよい。
前記集計部は、残業時間帯である場合に、前記意見に対する重み付けを小さくしてもよい。
前記意見受付部は、対象者が所持する携帯端末装置からの要求にしたがい、前記携帯端末装置の表示画面に、前記対象者からの意見を受け付けるための意見投票画面を表示してもよい。前記集計部は、複数の所定の期間のうち前記意見受付部が対象者の携帯端末装置に意見投票画面を表示した期間の数を、対象者ごとに集計し、集計した前記期間の数が多い対象者からの意見に対する重み付けを、前記期間の数が少ない対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくしてもよい。
前記集計部は、室外から前記室内に入ってからの経過時間が所定の時間以内である対象者からの意見に対する重み付けを、前記経過時間が前記所定の時間を超えた対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくしてもよい。
前記空調制御システムは、前記対象者が前記室内にいるか否かを検出する在室検出部を有してもよい。
前記集計部は、前記在室検出部が検出した結果に基づいて、前記対象者が室外から前記室内に入ってからの経過時間を求めてもよい。
前記集計部は、前記室内に在室している時間が長い対象者からの意見に対する重み付けを、前記室内に在室している時間が短い対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくしてもよい。
前記集計部は、前記在室検出部が検出した結果に基づいて、前記対象者が前記室内に在室している時間を求めてもよい。
前記集計部は、体調の悪い対象者からの意見に対する重み付けを、体調の良い対象者からの意見に対する重み付けよりも大きくしてもよい。
前記空調制御システムは、対象者の体調を検出する体調検出部を有してもよい。
前記集計部は、前記体調検出部が検出した体調に基づいて、前記対象者からの意見に対する重み付けを決定してもよい。
前記集計部は、所定の期間に前記対象者が前記室内にいた日数に基づいて、前記対象者が前記室内の環境に慣れているか否かを判断してもよい。
前記集計部は、前記在室検出部が検出した結果に基づいて、前記対象者が前記室内にいた日数を求めてもよい。
前記空調制御システムは、前記集計部が集計した結果を前記対象者に通知する結果通知部を有してもよい。
【発明の効果】
【0006】
このような具体的な状況に応じて、重み付けを増減させることにより、以下に詳細に記載する具体的な効果を奏することができる。
また、集計結果を対象者に通知することにより、対象者の納得感を得ることができ、業務の効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
空調制御システムの一例を示すブロック図。
意見投票画面及び結果通知画面の一例を示す図。
集計処理の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1を参照して、空調制御システム10について説明する。
空調制御システム10は、空調装置90を制御する。空調装置90は、オフィスなどの室内の空調をする装置である。空調制御システム10は、空調装置90による空調の対象である室内にいる対象者からの意見に基づいて、空調装置90を制御する。
【0009】
空調制御システム10は、例えば、情報取得部11と、意見受付部12と、在室検出部13と、体調検出部14と、集計部15と、制御部16と、結果通知部17とを有する。これらの機能ブロックは、例えば、サーバ装置や対象者が所持する携帯端末装置などのコンピュータがコンピュータプログラムを実行することによって実現される。サーバ装置は、例えば、クラウド上に構築された仮想サーバであってもよい。
【0010】
情報取得部11は、対象者からの投票に対する重み付けに用いられる情報を取得する。これは、例えば、対象者の役職など対象者についての情報や、政府からの節電要請の有無などの情報である。情報取得部11は、例えば社内の人事データベースなどのデータベースや、外部サーバなどと通信することにより、これらの情報を取得する。
(【0011】以降は省略されています)

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