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公開番号2024119313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026120
出願日2023-02-22
発明の名称鉄筋検査方法及び鉄筋検査装置
出願人戸田建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240827BHJP(計算;計数)
要約【課題】本発明は、鉄筋の隣接する節53の間に形成される欠損部54に着目し、画像50における欠損部54から鉄筋の種類を特定することができる鉄筋検査方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る鉄筋検査方法は、対象鉄筋52を含む画像50に対し、対象鉄筋52の長手方向に沿った方向にぼかし処理を実行して第1処理画像を得て、第1処理画像における長手方向に直交する方向の明るさの変化に基づいて対象鉄筋52の隣接する節53の間にある欠損部54の高さH1を計測し、画像50に対し、対象鉄筋52の直交する方向にぼかし処理を実行して第2処理画像を得て、第2処理画像における長手方向に沿った方向の明るさの変化に基づいて対象鉄筋52の欠損部54の幅L1を計測し、あらかじめ用意された複数種類の鉄筋データを備えるデータベースから高さH1及び幅L1の欠損部54を有する鉄筋の種類を特定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
検査対象とする対象鉄筋を含む画像に対し、前記対象鉄筋の長手方向に沿った方向にぼかし処理を実行して第1処理画像を得て、前記第1処理画像における前記長手方向に直交する方向の明るさの変化に基づいて前記対象鉄筋の隣接する節の間にある欠損部の高さを計測し、
前記画像に対し、前記対象鉄筋の前記直交する方向にぼかし処理を実行して第2処理画像を得て、前記第2処理画像における前記長手方向に沿った方向の明るさの変化に基づいて前記対象鉄筋の欠損部の幅を計測し、
あらかじめ用意された複数種類の鉄筋データを備えるデータベースから前記高さ及び前記幅の欠損部を有する鉄筋の種類を特定することを特徴とする、鉄筋検査方法。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記画像は、ステレオカメラで撮影された複数の画像の内から選択されることを特徴とする、鉄筋検査方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記画像は、撮影された画像における前記対象鉄筋の傾きを補正して前記画像に対して前記対象鉄筋が平行に配置された状態とした後に、前記高さ及び前記幅を計測することを特徴とする、鉄筋検査方法。
【請求項4】
請求項1または請求項2において、
前記幅は、前記対象鉄筋の欠損部の上端における幅であることを特徴とする、鉄筋検査方法。
【請求項5】
検査対象とする対象鉄筋を含む画像を取得する画像取得部と、
前記画像に対し、前記対象鉄筋の長手方向に沿った方向にぼかし処理を実行して第1処理画像を作成し、かつ、前記対象鉄筋の前記長手方向に直交する方向にぼかし処理を実行して第2処理画像を作成する画像処理部と、
前記第1処理画像における前記直交する方向の明るさの変化に基づいて前記対象鉄筋の隣接する節の間にある欠損部の高さを計測し、かつ、前記第2処理画像における前記長手方向に沿った方向の明るさの変化に基づいて前記対象鉄筋の欠損部の幅を計測する計測部と、
あらかじめ用意された複数種類の鉄筋データを備えるデータベースから前記高さ及び前記幅の欠損部を有する鉄筋の種類を特定する鉄筋特定部と、
を含むことを特徴とする、鉄筋検査装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記画像取得部に前記画像を提供するステレオカメラと、
前記画像と前記鉄筋特定部が特定した鉄筋データの少なくとも一部とを表示する表示部と、
をさらに含むことを特徴とする、鉄筋検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄筋検査方法及び鉄筋検査装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
鉄筋コンクリート造、鉄筋鉄骨コンクリート造、鉄骨造等の建築物の工事現場では、配筋された柱や梁の配筋検査が行われる。このような配筋検査に用いる鉄筋検査支援装置として、検査対象とする鉄筋を撮影する撮影手段と、撮影によって得られた画像から鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出する検出手段と、複数の節の画像に基づいて隣接する節の間の距離を導出する導出手段と、導出手段によって導出された距離に対応する鉄筋の径を記憶手段から読み出すことにより鉄筋の径を特定する特定手段と、を備える装置が提案されている(特許文献1)。この鉄筋検査支援装置における導出手段は、画像から鉄筋の長さと節の数を求めて、鉄筋の長さを節の数で除算して節間距離を算出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-001146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、通常、鉄筋の検査は複数の鉄筋が入り組んで配筋された状態で行われるため、鉄筋同士が重なり合う場所が多くあり、そのような場所では節を検出できない場合がある。特許文献1の発明は、隣接する複数の節の一部を検出することができない場合には節間距離の算出ができないおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、鉄筋の隣接する節の間に形成される欠損部に着目し、画像における欠損部から鉄筋の種類を特定することができる鉄筋検査方法及び鉄筋検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
【0007】
[1]本発明に係る鉄筋検査方法の一態様は、
検査対象とする対象鉄筋を含む画像に対し、前記対象鉄筋の長手方向に沿った方向にぼかし処理を実行して第1処理画像を得て、前記第1処理画像における前記長手方向に直交する方向の明るさの変化に基づいて前記対象鉄筋の隣接する節の間にある欠損部の高さを計測し、
前記画像に対し、前記対象鉄筋の前記直交する方向にぼかし処理を実行して第2処理画像を得て、前記第2処理画像における前記長手方向に沿った方向の明るさの変化に基づいて前記対象鉄筋の欠損部の幅を計測し、
あらかじめ用意された複数種類の鉄筋データを備えるデータベースから前記高さ及び前記幅の欠損部を有する鉄筋の種類を特定することを特徴とする。
【0008】
[2]上記鉄筋検査方法の一態様において、
前記画像は、ステレオカメラで撮影された複数の画像の内から選択されることができる。
【0009】
[3]上記鉄筋検査方法の一態様において、
前記画像は、撮影された画像における前記対象鉄筋の傾きを補正して前記画像に対して前記対象鉄筋が平行に配置された状態とした後に、前記高さ及び前記幅を計測することができる。
【0010】
[4]上記鉄筋検査方法の一態様において、
前記幅は、前記対象鉄筋の欠損部の上端における幅であることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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