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公開番号2024099915
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023003543
出願日2023-01-13
発明の名称電動圧縮機
出願人サンデン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04B 39/00 20060101AFI20240719BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ノイズ抑制素子及び電圧平滑素子の放熱性(冷却性)を確保しつつ、従来に比べて部品点数を低減させる。
【解決手段】電動圧縮機1において、インバータ5の回路基板7に取り付けられた姿勢にあるノイズ抑制素子54a及び電圧平滑素子51aである対象電子部品群5Aがブロック状に形成された熱可塑性樹脂からなるブロック体8によって被覆されている。この電動圧縮機1において、回路基板7は、インバータ収容部6におけるハウジング4側に位置する底壁611に対向するとともに、対象電子部品群5Aが取り付けられる、一方の面7aを有し、インバータ収容部6は、底壁611のブロック体8の端面8aに対向する部分に形成される複数の凹部651を有し、ブロック体8は、端面8aから底壁611に向かって突出する複数の突起部8bであって、それぞれが複数の凹部651のうちの自身に対向する凹部651に嵌まり込む、複数の突起部8bを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動モータと、
前記電動モータによって駆動されて冷媒を圧縮する圧縮機構と、
ノイズ抑制素子及び電圧平滑素子である対象電子部品群を含むとともに、前記電動モータを駆動するインバータと、
前記圧縮機構及び前記電動モータを収容するハウジングと、
前記ハウジングと隣り合って設けられ前記インバータを収容するインバータ収容部と、
前記インバータの回路基板に取り付けられた姿勢にある前記対象電子部品群を被覆し且つブロック状に形成された樹脂からなるブロック体と、
を含む、電動圧縮機であって、
前記回路基板は、前記インバータ収容部における前記ハウジング側に位置する底壁に対向するとともに、前記対象電子部品群が取り付けられる、一方の面を有し、
前記樹脂は、熱可塑性樹脂であり、
前記インバータ収容部は、前記底壁のうちの前記ブロック体の端面に対向する部分に形成される複数の凹部を有し、
前記ブロック体は、前記端面から前記底壁に向かって突出する複数の突起部であって、それぞれが前記複数の凹部のうちの自身に対向する凹部に嵌まり込む、複数の突起部を有する、電動圧縮機。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記複数の突起部のそれぞれは、突出方向に交差する方向の自身の変形を許容する変形許容溝を有する、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記対象電子部品群は、前記回路基板を前記インバータ収容部に固定する基板固定ボルトが貫通するスリーブ部品と一緒に、前記ブロック体によって被覆されている、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記インバータは、複数のパワースイッチング素子を有するスイッチング部と、外部信号に基づいて前記複数のパワースイッチング素子を制御する制御部と、を含み、
前記スイッチング部及び前記制御部を構成する電子部品は、前記対象電子部品群と一緒に、前記回路基板に取り付けられており、
前記回路基板は、前記インバータ収容部に着脱自在に構成されている、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記インバータ収容部の前記底壁のうちの前記ブロック体の前記端面に対向する部分と、前記ブロック体の前記端面との間には、隙間が設けられている、請求項1から4のいずれか一つに記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータを一体に有する電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両用空調装置などで冷媒の圧縮に用いられる電動圧縮機の多くは、インバータを一体に有し、車載バッテリなどからの直流電力を交流電力に変換しながら圧縮機構を駆動する電動モータへの給電を制御している(電動モータを駆動している)。そして、インバータの回路には、ノイズを抑制するためのノイズ抑制素子(ノイズフィルタともいう)やインバータに入力される直流電力の電圧を平滑化する電圧平滑素子(平滑コンデンサともいう)が組み込まれている。このような電動圧縮機の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された電動圧縮機では、ノイズフィルタ及び平滑コンデンサの全体が、耐振性の観点により、樹脂で覆われている。
【0003】
ここで、インバータは、ノイズ抑制素子及び電圧平滑素子(ノイズフィルタ及び平滑コンデンサ)を含んでおり、これらノイズ抑制素子及び電圧平滑素子については発熱による温度上昇を抑制することが求められ得る。この点に関し、特許文献1には、ノイズフィルタ及び平滑コンデンサとこれらを覆った樹脂とを有するアッセンブリの外壁とハウジングの内壁との間に、放熱シート部材が介装されることで、アッセンブリ内の電子部品から発生した熱を、放熱シート部材を介して放熱することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-36394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述のような構成では、アッセンブリとハウジングとの間に放熱シート部材を配設しなければならず、コストなどの観点で改善の余地があった。
【0006】
そこで、本発明は、ノイズ抑制素子及び電圧平滑素子の放熱性(冷却性)を確保しつつ、従来に比べて部品点数を低減させることのできる電動圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面によると、電動圧縮機が提供される。この電動圧縮機は、電動モータと、前記電動モータによって駆動されて冷媒を圧縮する圧縮機構と、ノイズ抑制素子及び電圧平滑素子である対象電子部品群を含むとともに、前記電動モータを駆動するインバータと、前記圧縮機構及び前記電動モータを収容するハウジングと、前記ハウジングと隣り合って設けられ前記インバータを収容するインバータ収容部と、前記インバータの回路基板に取り付けられた姿勢にある前記対象電子部品群を被覆し且つブロック状に形成された樹脂からなるブロック体と、を含む。この電動圧縮機において、前記回路基板は、前記インバータ収容部における前記ハウジング側に位置する底壁に対向するとともに、前記対象電子部品群が取り付けられる、一方の面を有し、前記樹脂は、熱可塑性樹脂であり、前記インバータ収容部は、前記底壁のうちの前記ブロック体の端面に対向する部分に形成される複数の凹部を有し、前記ブロック体は、前記端面から前記底壁に向かって突出する複数の突起部であって、それぞれが前記複数の凹部のうちの自身に対向する凹部に嵌まり込む、複数の突起部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ノイズ抑制素子及び電圧平滑素子の放熱性(冷却性)を確保しつつ、従来に比べて部品点数を低減させることのできる電動圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る電動圧縮機の概略縦断面図である。
インバータ収容部のカバー部材が取り外された状態の実施形態に係る電動圧縮機をインバータ収容部側から見た図である。
実施形態に係る電動圧縮機のインバータの回路の一例を示す図である。
回路基板に取り付けられた姿勢にある対象電子部品群がブロック体によって被覆される前の状態を説明するための図である。
対象電子部品群がブロック体によって被覆された状態を説明するための図である。
インバータ収容部の内部構造を説明するための分解斜視図である。
ブロック体の端面の複数の突起部を説明するための斜視図である。
図7の部分拡大斜視図である。
ブロック体の端面の拡大平面図である。
凹部に嵌まり込む際の突起部の変形を説明するため図であり、(a)は変形前の部分断面図、(b)は変形後の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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