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公開番号2024092600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208651
出願日2022-12-26
発明の名称セグメント
出願人戸田建設株式会社,西松建設株式会社
代理人あいわ弁理士法人
主分類E21D 11/08 20060101AFI20240701BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】セグメントの連結面にシール溝が形成されていても、角部付近の欠損等を防ぐことが可能なセグメントを提供すること。
【解決手段】セグメント1が、内面21、外面22、及び、内面21と外面22とを接続する面であってシール溝231が形成された連結面、を有する構造体2と、構造体2に埋設された割れ防止部材4と、を備え、割れ防止部材4が、シール溝231から外面22又は内面21に向かって延びる割れ想定面Vと交差する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内面、外面、及び、前記内面と前記外面とを接続する面であってシール溝が形成された連結面、を有する構造体と、
前記構造体に埋設された割れ防止部材と、を備え、
前記割れ防止部材は、前記シール溝から前記外面又は前記内面に向かって延びる割れ想定面と交差することを特徴とするセグメント。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記シール溝は、側壁と、底壁とを有し、前記割れ想定面は、前記側壁又は前記側壁と前記底壁とが交わる位置から前記外面又は前記内面に向かって延びることを特徴とする請求項1に記載のセグメント。
【請求項3】
前記構造体に埋設された補強部材と、をさらに備え、
前記割れ防止部材は、前記補強部材に連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載のセグメント。
【請求項4】
前記割れ防止部材は、腐食防止機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のセグメント。
【請求項5】
内面、外面、及び、前記内面と前記外面とを接続する面であってシール溝が形成された連結面、を有する構造体と、
前記構造体に埋設された割れ防止部材と、を備え、
前記シール溝は、側壁と、底壁とを有しており、
前記割れ防止部材は、前記側壁又は前記側壁と前記底壁とが交わる位置から前記外面又は前記内面に向かって延びるとともに前記側壁の面と前記底壁の面とに対して中間の位置を通る角度の面である中間面と交差することを特徴とするセグメント。
【請求項6】
前記構造体に埋設された補強部材と、をさらに備え、
前記割れ防止部材は、前記補強部材に連結されることを特徴とする請求項5に記載のセグメント。
【請求項7】
前記割れ防止部材は、腐食防止機能を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のセグメント。
【請求項8】
前記中間面は前記側壁の面と前記底壁の面とに対して中間の位置からプラスマイナス5°の範囲を通ることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のセグメント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネルを構築する際に用いられる覆工体であるセグメントに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
シールド工法をはじめとしてトンネルを構築する際には、掘進機などで所定の距離だけ地中を掘削するごとに、後方の掘削された壁面に覆工体であるセグメントが設置される。セグメントは、例えば、正面視において所定の長さの円弧状に形成されており、掘削された壁面に沿って、例えばリング状に複数のセグメントが互いに連結されて設置される。
【0003】
セグメントには、連結面からの漏水を防ぐために、セグメントの端面や側面に凹溝状のシール溝が形成され、シール溝にはシール材が配置される(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-243084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
互いに連結されて組み立てられたセグメント同士においては、対向するシール材(以下、本明細書等においてシール材にはガスケットも含まれる)同士に反発力が作用する。
セグメントがRC構造である場合、シール材に作用する反発力がシール溝にも影響し、セグメントにひび割れや欠損が生じ得ることが判明した。
【0006】
本発明は、このような知見に基づき、シール溝を有するセグメントにおいて、シール材の反発力がシール溝に作用してもひび割れや欠損を防ぐことが可能なセグメントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願請求項1に係る発明は、内面、外面、及び、前記内面と前記外面とを接続する面であってシール溝が形成された連結面、を有する構造体と、前記構造体に埋設された割れ防止部材と、を備え、前記割れ防止部材は、前記シール溝から前記外面又は前記内面に向かって延びる割れ想定面と交差することを特徴とするセグメントである。
【0008】
本願請求項2に係る発明は、前記シール溝は、側壁と、底壁とを有し、前記割れ想定面は、前記側壁又は前記側壁と前記底壁とが交わる位置から前記外面又は前記内面に向かって延びることを特徴とする請求項1に記載のセグメントである。
【0009】
本願請求項3に係る発明は、前記構造体に埋設された補強部材と、をさらに備え、前記割れ防止部材は、前記補強部材に連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載のセグメントである。
【0010】
本願請求項4に係る発明は、前記割れ防止部材は、腐食防止機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のセグメントである。
(【0011】以降は省略されています)

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