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公開番号2024092479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208435
出願日2022-12-26
発明の名称通信制御装置、通信端末、通信システム、通信制御方法、およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04W 16/28 20090101AFI20240701BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数の基地局を効率的に利用する。
【解決手段】通信制御装置(1)は、複数の基地局(4,5)と、複数の領域の何れかに位置する複数の通信端末(8)と、の間での通信を制御する通信制御装置であって、制御部(11)を備え、前記制御部は、前記複数の通信端末の位置を予測した端末位置予測情報(T1)と、前記複数の基地局と、各基地局からの電波のビーム方向と、前記複数の領域と、各領域内での前記電波の受信電力と、を関連付ける電波環境データベース(DB)と、に基づいて、前記複数の通信端末のアンテナ(83)の指向方向(BT)を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の基地局と、複数の領域の何れかに位置する複数の通信端末と、の間での通信を制御する通信制御装置であって、
制御部を備え、
前記制御部は、
前記複数の通信端末の位置を予測した端末位置予測情報と、
前記複数の基地局と、各基地局からの電波のビーム方向と、前記複数の領域と、各領域内での前記電波の受信電力と、を関連付ける電波環境データベースと、
に基づいて、
前記複数の通信端末のアンテナの指向方向を決定する、通信制御装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記電波環境データベースに基づき、所定の領域内の通信端末のアンテナの指向方向を、前記所定の領域内で第1の受信強度の第1の電波のビームを送信する第1の基地局ではなく、前記所定の領域内で前記第1の受信強度より小さい第2の受信強度の第2の電波のビームを送信する第2の基地局に向けた場合において、前記第1の電波のビームが、前記第2の電波のビームに対して、干渉する度合いを算出し、
前記干渉する度合いが所定以下の場合に、
前記端末位置予測情報に基づき、前記所定の領域内に位置する通信端末のアンテナの指向方向を前記第1、第2の基地局に向けた場合それぞれでの第1、第2の通信効率を算出し、
前記第1、第2の通信効率に基づいて、前記所定の領域内に位置する通信端末のアンテナの指向方向を決定する、請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項3】
前記第1の電波のビームは、前記所定の領域内での受信電力が最大であり、前記第2の電波のビームは、前記所定の領域内での受信電力が、前記第1の電波のビームに次ぐ大きさを有する、請求項2に記載の通信制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記所定の領域内に位置する通信端末が、前記第1、第2の基地局にアンテナの指向方向を向けた場合それぞれでの、前記第1、第2の基地局と通信可能な通信端末の第1、第2の台数を算出し、
前記第1、第2の台数に基づき、前記第1、第2の通信効率を算出する、請求項2に記載の通信制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記端末位置予測情報および前記電波環境データベースに基づき、前記複数の基地局がそれぞれ送信する電波による干渉の度合いが所定以上の領域を特定し、
前記特定された領域において、干渉の度合いに与える影響が最も大きい基地局を特定し、
前記特定された基地局からの電波ビームの向きを決定し、
前記決定された電波ビームの向に対応するように、前記特定された領域に位置する通信端末のアンテナの指向方向を決定する、請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項6】
前記複数の基地局は、地上基地局および非地上系ネットワーク基地局が含まれ、
前記制御部は、
前記電波環境データベースに基づき、前記非地上系ネットワーク基地局からの電波のビームが所定の領域に位置する通信端末において、干渉する度合いを算出し、
前記干渉する度合いが、所定以上の場合に、前記非地上系ネットワーク基地局を避けるように地上基地局に向けるか、または、前記非地上系ネットワーク基地局に向けるように、前記所定の領域に位置する通信端末のアンテナの指向方向を決定する、請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項7】
請求項1~6の何れか1項に記載の通信制御装置が決定したアンテナの指向方向に基づいて、アンテナの指向方向を変化させる通信端末。
【請求項8】
請求項1~6の何れか1項に記載の通信制御装置と、請求項7に記載の通信端末とを備える通信システム。
【請求項9】
複数の基地局と、複数の領域の何れかに位置する複数の通信端末との間での通信を制御する通信制御方法であって、
前記複数の通信端末の位置を予測した端末位置予測情報と、
前記複数の基地局と、各基地局から送信される電波のビーム方向と、前記複数の領域と、各領域内での前記電波の受信電力と、を関連付ける電波環境データベースと、
に基づいて、前記複数の通信端末のアンテナの指向方向を決定する、通信制御方法。
【請求項10】
コンピュータを通信制御装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、前記複数の通信端末の位置を予測した端末位置予測情報と、
前記複数の基地局と、各基地局から送信される電波のビーム方向と、前記複数の領域と、各領域内での前記電波の受信電力と、を関連付ける電波環境データベースと、に基づいて、
前記複数の通信端末のアンテナの指向方向を決定させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信制御装置、通信端末、通信システム、通信制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
移動通信システムにおいて、無線通信の高速化のために、高周波帯の電波(例えば、ミリ波)を用いることが検討されている。ここで、高周波帯の電波は、直進性が高く、且つ、減衰が大きい。このため、基地局が通信可能な範囲(セル半径)が小さくなり、複数の基地局のセルを有効に活用することが必要となる。特許文献1は、端末装置と基地局間を中継する中継装置の技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2022/224655号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1には、通信端末と基地局間での直接的な通信において、複数の基地局を効率的に利用する考え方は示されていない。さらに、特許文献1には、複数の基地局を効率的に利用するために、通信端末のアンテナの指向方向を制御する考え方も示されていない。
【0005】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、複数の基地局を効率的に利用するために、通信端末のアンテナの指向方向を制御する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る通信制御装置は、複数の基地局と、複数の領域の何れかに位置する複数の通信端末と、の間での通信を制御する通信制御装置であって、制御部を備え、前記制御部は、前記複数の通信端末の位置を予測した端末位置予測情報と、前記複数の基地局と、各基地局からの電波のビーム方向と、前記複数の領域と、各領域内での前記電波の受信電力と、を関連付ける電波環境データベースと、に基づいて、前記複数の通信端末のアンテナの指向方向を決定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、端末位置予測情報、および電波環境データベースに基づいて、前記複数の通信端末のアンテナの指向方向を決定することで、複数の基地局を効率的に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の例示的実施形態1に係る通信制御装置の構成を示すブロック図である。
本発明の例示的実施形態1に係る通信制御方法の流れを示すフロー図である。
本発明の例示的実施形態2に係る通信システムの構成を示す模式図である。
本発明の例示的実施形態2に係る通信制御装置の構成を示すブロック図である。
本発明の例示的実施形態2に係る地上基地局、NTN基地局、および通信端末の構成を示すブロック図である。
本発明の例示的実施形態2に係る通信制御方法の流れを示すフロー図である。
本発明の例示的実施形態2に係る通信制御方法の流れの一部の一例を示す図である。
本発明の例示的実施形態2に係る通信制御方法の流れの一部の一例を示す図である。
本発明の例示的実施形態2に係る地上基地局からの電波のビーム方向を選択する処理の例を示す図である。
本発明の例示的実施形態2に係る地上基地局からの電波のビーム方向を選択する処理の他の例を示す図である。
本発明の例示的実施形態2に係る通信端末のアンテナの指向方向を変更する処理の例を示す図である。
本発明の例示的実施形態2に係る地上基地局からの電波のビーム方向を変更する処理の例を示す図である。
本発明の例示的実施形態2に係る地上基地局からの電波のビームの送信電力を上げる処理の例を示す図である。
本発明の例示的実施形態2に係るNTN基地局からの電波のビームを調節する処理の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔例示的実施形態1〕
本発明の第1の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本例示的実施形態は、後述する例示的実施形態の基本となる形態である。
【0010】
(通信制御装置1の構成)
本例示的実施形態に係る通信制御装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本例示的実施形態に係る通信制御装置1の構成を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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