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公開番号2024085818
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200564
出願日2022-12-15
発明の名称異音診断装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類F02B 39/16 20060101AFI20240620BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】過給機の作動に伴う異音を精度よく判別することができる異音診断装置の提供。
【解決手段】異音診断装置は、エアバイパスバルブを含む過給機を備えた内燃機関を搭載する車両で発生した異音を診断するものであり、異音の周波数が予め定められた周波数範囲に含まれ、異音の発生時における過給機の動作点が内燃機関および過給機の組み合わせに対応した異音発生領域に含まれ、かつ異音の発生時に車両が減速していない場合、過給機における圧力脈動に起因した異音が発生したと診断し、異音の周波数が周波数範囲に含まれ、異音の発生時における過給機の動作点が内燃機関および過給機の組み合わせに対応した異音発生領域に含まれ、かつ異音の発生時に車両が減速している場合、エアバイパスバルブの作動に起因した異音が発生したと診断する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エアバイパスバルブを含む過給機を備えた内燃機関を搭載する車両で発生した異音を診断する異音診断装置であって、
前記異音の周波数が予め定められた周波数範囲に含まれ、前記異音の発生時における前記過給機の動作点が前記内燃機関および前記過給機の組み合わせに対応した異音発生領域に含まれ、かつ前記異音の発生時に前記車両が減速していない場合、前記過給機における圧力脈動に起因した異音が発生したと診断し、前記異音の周波数が前記周波数範囲に含まれ、前記異音の発生時における前記過給機前記の動作点が前記内燃機関および前記過給機の前記組み合わせに対応した前記異音発生領域に含まれ、かつ前記異音の発生時に前記車両が減速している場合、前記エアバイパスバルブの作動に起因した異音が発生したと診断する異音診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両で発生する異音を診断する異音診断装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、過給機を有する内燃機関では、アクセルペダルのオフ操作に応じて過給機のコンプレッサによって圧縮された空気が逆流して当該コンプレッサを通過する際に異音(吹き返し音)が発生することが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる内燃機関では、当該異音の発生領域と非発生領域との境界線であるプレサージラインを定め、過給機の動作点(吸入空気量および圧力比)が当該発生領域に含まれないように吸入空気量を制御することにより異音の発生を抑制可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-165124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、過給機の作動に伴う異音は、上記プレサージラインに基づく非発生領域で発生してしまうこともあり、車両で発生した異音が過給機の作動に起因したものであるか否かを当該プレサージラインに基づいて特定することは困難である。
【0005】
そこで、本開示は、過給機の作動に伴う異音を精度よく判別することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の異音診断装置は、エアバイパスバルブを含む過給機を備えた内燃機関を搭載する車両で発生した異音を診断する異音診断装置であって、前記異音の周波数が予め定められた周波数範囲に含まれ、前記異音の発生時における前記過給機の動作点が前記内燃機関および前記過給機の組み合わせに対応した異音発生領域に含まれ、かつ前記異音の発生時に前記車両が減速していない場合、前記過給機における圧力脈動に起因した異音が発生したと診断し、前記異音の周波数が前記周波数範囲に含まれ、前記異音の発生時における前記過給機前記の動作点が前記内燃機関および前記過給機の前記組み合わせに対応した前記異音発生領域に含まれ、かつ前記異音の発生時に前記車両が減速している場合、前記エアバイパスバルブの作動に起因した異音が発生したと診断するものである。
【0007】
かかる異音診断装置によれば、過給機の作動に伴う異音を精度よく判別することが可能になる。また、本開示の異音診断装置は、過給機の作動に伴う異音が発生していないと診断された際に、与えられた情報に基づいて異音の原因を診断するように機械学習により構築された診断部を含むものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の異音診断装置を含む異音診断システムを示す概略構成図である。
本開示の異音診断装置により実行される一連の処理を示すフローチャートである。
過給機の作動に起因して異音が発生する異音発生領域を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
図1は、本開示の異音診断装置としてのサーバ20を含む異音診断システム1を示す概略構成図である。同図に示す異音診断システム1は、車両Xを含む様々な車両で発生した異音の原因を診断するためのものである。車両Xは、排ガスのエネルギを利用して吸入空気を圧縮する過給機TCと、当該過給機TCにより圧縮された空気を冷却するインタークーラICとを含む内燃機関EGを搭載するものである。実施形態において、過給機TCは、ターボチャージャであり、排気管EPに形成されたタービンハウジング内に回転自在に配置されるタービンホイールWtと、吸気管IPに形成されたコンプレッサハウジング内に回転自在に配置されるコンプレッサホイールWcと、タービンホイールWtおよびコンプレッサホイールWcを一体に連結するタービンシャフトStと、ウェイストゲートバルブWGVと、エアバイパスバルブABVとを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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