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公開番号2024085690
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200354
出願日2022-12-15
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー
代理人個人,個人
主分類G06F 9/50 20060101AFI20240620BHJP(計算;計数)
要約【課題】処理待ちの発生を抑制できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、車両制御システムに適用されて、共用ストレージへのアクセスを制御する。情報処理装置は、メモリと、プロセッサと、を備えている。プロセッサは、複数のスレッド110,120,130を作成する。プロセッサは、アプリケーション101,102による共用ストレージへのアクセス要求Rq1,Rq2をメモリに記憶させてキュー106に加えた上でアプリケーション101,102における処理を進行させる。プロセッサは、キュー106に並んでいるアクセス要求Rq1,Rq2を、キュー106に加えられた順に、空いているスレッド110,120を用いてそれぞれ実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ネットワークにより相互に接続された複数の電子制御ユニットと、
各電子制御ユニットが実行する複数のアプリケーションがアクセスする共用ストレージと、
を備えた車両制御システムに適用されて、
前記共用ストレージへのアクセスを制御する情報処理装置であり、
メモリと、プロセッサと、を備え、
複数のスレッドを作成することと、
前記アプリケーションによる前記共用ストレージへのアクセス要求を前記メモリに記憶させてキューに加えた上で前記アプリケーションにおける処理を進行させることと、
前記キューに並んでいる前記アクセス要求を、前記キューに加えられた順に、空いている前記スレッドを用いてそれぞれ実行することと、
を前記プロセッサが行う情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記プロセッサが、前記アプリケーションによってアクセスされるファイルの数と等しい数の前記スレッドを作成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサが、前記共用ストレージにアクセスする前記アプリケーションの数と等しい数の前記スレッドを作成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記車両制御システムの起動時に、前記プロセッサが、前記複数のスレッドを作成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサが、前記アプリケーションによる前記共用ストレージへの前記アクセス要求が行われる度に、前記スレッドを作成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサが、電源の電圧が閾値以上であることを含む実行条件が成立していることを条件に、前記複数のスレッドを作成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサが、衝突を検知した状態であることを含む実行条件が成立していることを条件に、前記複数のスレッドを作成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサが、警報装置が作動している状態であることを含む実行条件が成立していることを条件に、前記複数のスレッドを作成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
ネットワークにより相互に接続された複数の電子制御ユニットと、
各電子制御ユニットが実行する複数のアプリケーションがアクセスする共用ストレージと、
を備えた車両制御システムに適用される情報処理装置が、前記共用ストレージへのアクセスを制御する情報処理方法であり、
前記情報処理装置のプロセッサが複数のスレッドを作成する第1ステップと、
前記プロセッサが前記アプリケーションによる前記共用ストレージへのアクセス要求を前記情報処理装置のメモリに記憶させてキューに加えた上で、前記プロセッサが前記アプリケーションにおける処理を進行させる第2ステップと、
前記キューに並んでいる前記アクセス要求を、前記キューに加えられた順に、前記第1ステップを通じて作成されたスレッドのうち空いている前記スレッドを用いて前記プロセッサがそれぞれ実行する第3ステップと、を含む
情報処理方法。
【請求項10】
ネットワークにより相互に接続された複数の電子制御ユニットと、
各電子制御ユニットが実行する複数のアプリケーションがアクセスする共用ストレージと、
を備えた車両制御システムに適用される情報処理装置のプロセッサに実行させる情報処理プログラムであり、
複数のスレッドを作成することと、
前記アプリケーションによる前記共用ストレージへのアクセス要求をメモリに記憶させてキューに加えた上で前記アプリケーションにおける処理を進行させることと、
前記キューに並んでいる前記アクセス要求を、前記キューに加えられた順に、空いている前記スレッドを用いてそれぞれ実行させることと、を前記プロセッサに実行させる
情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は車両制御システムにおける共用ストレージへのアクセスを制御する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両制御システムが開示されている。この車両制御システムでは、複数の電子制御ユニットが、ネットワークにより相互に接続されている。各電子制御ユニットは、アプリケーションを実行する。車両制御システムには、各アプリケーションがアクセスする共用ストレージが設けられている。車両制御システムは、各アプリケーションによる共用ストレージへのアクセスを制御する情報処理装置を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-057226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アプリケーションが共用ストレージにアクセスしてファイルを利用している間にも、別のアプリケーションが共用ストレージへのアクセスを要求する。この場合、後からアクセスを要求したアプリケーションは、共用ストレージに格納されているファイルを利用できない。その結果、アプリケーションがすぐに実行されずに処理待ちが生じることがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための情報処理装置は、ネットワークにより相互に接続された複数の電子制御ユニットと、各電子制御ユニットが実行する複数のアプリケーションがアクセスする共用ストレージと、を備えた車両制御システムに適用される。この情報処理装置は、前記共用ストレージへのアクセスを制御する。この情報処理装置は、メモリと、プロセッサと、を備えている。前記プロセッサは、複数のスレッドを作成すること、を行う。前記プロセッサは、前記アプリケーションによる前記共用ストレージへのアクセス要求を前記メモリに記憶させてキューに加えた上で前記アプリケーションにおける処理を進行させること、を行う。また、前記プロセッサは、前記キューに並んでいる前記アクセス要求を、前記キューに加えられた順に、空いている前記スレッドを用いてそれぞれ実行すること、を行う。
【0006】
上記構成によれば、複数のスレッドそれぞれを通じてファイルにアクセスできる。そのため、情報処理装置は、処理待ちの発生を抑制できる。
上記課題を解決するための情報処理方法は、ネットワークにより相互に接続された複数の電子制御ユニットと、各電子制御ユニットが実行する複数のアプリケーションがアクセスする共用ストレージと、を備えた車両制御システムに適用される情報処理装置が、前記共用ストレージへのアクセスを制御する情報処理方法である。この情報処理方法は、前記情報処理装置のプロセッサが複数のスレッドを作成する第1ステップを含む。この情報処理方法は、前記プロセッサが前記アプリケーションによる前記共用ストレージへのアクセス要求を前記情報処理装置のメモリに記憶させてキューに加えた上で、前記プロセッサが前記アプリケーションにおける処理を進行させる第2ステップを含む。この情報処理方法は、前記キューに並んでいる前記アクセス要求を、前記キューに加えられた順に、前記第1ステップを通じて作成されたスレッドのうち空いている前記スレッドを用いて前記プロセッサがそれぞれ実行する第3ステップを含む。
【0007】
上記情報処理方法によれば、情報処理装置は、複数のスレッドそれぞれを通じてファイルにアクセスできる。そのため、情報処理方法は、処理待ちの発生を抑制できる。
上記課題を解決するための情報処理プログラムは、ネットワークにより相互に接続された複数の電子制御ユニットと、各電子制御ユニットが実行する複数のアプリケーションがアクセスする共用ストレージと、を備えた車両制御システムに適用される情報処理装置のプロセッサに実行させる情報処理プログラムである。
【0008】
この情報処理プログラムは、複数のスレッドを作成すること、を前記プロセッサに実行させる。この情報処理プログラムは、前記アプリケーションによる前記共用ストレージへのアクセス要求をメモリに記憶させてキューに加えた上で前記アプリケーションにおける処理を進行させること、を前記プロセッサに実行させる。この情報処理プログラムは、前記キューに並んでいる前記アクセス要求を、前記キューに加えられた順に、空いている前記スレッドを用いてそれぞれ実行させること、を前記プロセッサに実行させる。
【0009】
上記プログラムによれば、情報処理装置は、複数のスレッドそれぞれを通じてファイルにアクセスできる。そのため、情報処理プログラムは、処理待ちの発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、車両制御システムの構成を示す模式図である。
図2は、セントラルECUのストレージコーディネーターの機能を示す模式図である。
図3は、ストレージコーディネーターが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図4は、アプリケーションが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図5は、スレッドアクセサーが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図6は、共用ストレージへのアクセスの一例を示すシーケンス図である。
図7は、第3の実施形態の情報処理装置におけるスレッドアクセサーが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図8は、第4の実施形態の情報処理装置におけるストレージコーディネーターが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図9は、第4の実施形態の情報処理装置におけるスレッドアクセサーが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図10は、第5の実施形態の情報処理装置におけるスレッドアクセサーが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図11は、第6の実施形態の情報処理装置におけるストレージコーディネーターが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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