TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024082143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195896
出願日2022-12-07
発明の名称異常検出回路、制御装置及びアクチュエーターシステム
出願人株式会社アイエイアイ
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02P 29/00 20160101AFI20240612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力供給線の断線のみならず昇圧回路の故障の検出を可能とすることができる異常検出回路、制御装置及びアクチュエーターシステムを提供する。
【解決手段】異常検出回路10は、昇圧回路20の出力電流Ioutに応じた第1の信号S1を出力する第1の比較器11と、昇圧回路20の出力電圧Voutに応じた第2の信号S2を出力する第2の比較器12と、第1の信号S1及び第2の信号S2に基づいて、昇圧回路20の出力電圧Voutの異常及び昇圧回路20の出力電流Ioutの異常を識別可能に示す第3の信号S3を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
昇圧回路の出力電流に応じた第1の信号を出力する第1の比較器と、
前記昇圧回路の出力電圧に応じた第2の信号を出力する第2の比較器と、
前記第1の信号及び第2の信号に基づいて、前記昇圧回路の出力電圧の異常及び前記昇圧回路の出力電流の異常を識別可能に示す第3の信号を出力する信号出力回路と、
を有する異常検出回路。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記昇圧回路の出力電流及び出力電圧の双方に異常がない第1の状態、前記昇圧回路の出力電流に異常がある第2の状態及び前記昇圧回路の出力電圧に異常がある第3の状態が、前記第3の信号において互いに異なる形態で示される
請求項1に記載の異常検出回路。
【請求項3】
前記昇圧回路は、所定の周波数でオンオフするスイッチング素子を含む昇圧チョッパ回路であり、
前記異常検出回路は、前記第1の状態において、前記スイッチング素子のオンオフの周波数と同じ周波数のパルス信号を前記第3の信号として出力し、前記第2の状態において、ローレベルを維持する信号を前記第3の信号として出力し、前記第3の状態において、ハイレベルを維持する信号を前記第3の信号として出力する
請求項2に記載の異常検出回路。
【請求項4】
前記第1の比較器は、前記スイッチング素子がオン状態のときに前記スイッチング素子に流れる電流に応じた電流検出電圧のレベルと第1の閾値電圧のレベルとの比較結果を前記第1の信号として出力し、
前記第2の比較器は、前記昇圧回路の出力電圧のレベルと第2の閾値電圧のレベルとの比較結果を前記第2の信号として出力する
請求項3に記載の異常検出回路。
【請求項5】
前記第1の信号及び前記第2の信号がワイヤードOR結合されて前記信号出力回路に入力される
請求項1に記載の異常検出回路。
【請求項6】
前記信号出力回路は、前記第1の信号及び前記第2の信号に基づいて単一の前記第3の信号を生成する
請求項1に記載の異常検出回路。
【請求項7】
前記信号出力回路は、前記第1の信号及び前記第2の信号に応じて発光する発光素子を含む
請求項6に記載の異常検出回路。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の異常検出回路と、
前記昇圧回路と、
前記第3の信号に基づいて、前記昇圧回路の出力電圧及び出力電流について異常の有無を判定し、異常有りと判定した場合、異常を示す情報を報知する制御を行う制御回路と、
を含む制御装置。
【請求項9】
前記制御回路は、前記昇圧回路の出力電圧の異常及び前記昇圧回路の出力電流の異常を、識別可能に示す情報を報知する制御を行う
請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
請求項8に記載の制御装置と、
モーターにより駆動される可動部と、
前記昇圧回路から供給される電力によって前記可動部に作用する制動力を解除するブレーキ装置と、
を含むアクチュエーターシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の技術は異常検出回路、制御装置及びアクチュエーターシステムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
アクチュエーターに搭載されるブレーキ装置における断線を検出する技術として以下の技術が知られている。例えば、特許文献1には、電圧供給線を介してブレーキ装置にブレーキ解除電圧を供給するブレーキ解除電圧供給手段と、ブレーキ解除電圧供給手段が電圧供給線にブレーキ解除電圧を供給していることを検出するブレーキ解除信号検出手段と、ブレーキ解除信号検出手段により検出されたブレーキ解除信号の電圧値が所定値未満である場合に電圧供給線の断線を検出する断線検出手段と、を備えた断線検出装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-090446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
無励磁作動形のブレーキ装置においては、ソレノイドに電力が供給されないときにブレーキが作動し、ソレノイドに電力が供給されたときにブレーキが解除される。ブレーキ解除を行う際に、ソレノイドには昇圧回路によって昇圧された電圧が電力供給線を介して供給される。
【0005】
昇圧回路及びブレーキ装置を含むシステムにおいて想定される故障モードは、電力供給線の断線のみならず、昇圧回路の故障も挙げられる。例えば、昇圧回路の出力電圧が目標値よりも顕著に低い場合には、ブレーキ装置においてブレーキ解除が不完全な状態でアクチュエーターの可動部が動作する、所謂「ブレーキの引きずり」を生じた状態となるおそれがある。特許文献1に記載の技術によれば、電力供給線の断線の検出は可能であるものの、昇圧回路の出力電圧の異常を検出することはできない。
【0006】
開示の技術は、上記の点に鑑みてなされたものであり、電力供給線の断線のみならず昇圧回路の故障の検出を可能とすることができる異常検出回路、制御装置及びアクチュエーターシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示の技術に係る異常検出回路は、昇圧回路の出力電流に応じた第1の信号を出力する第1の比較器と、前記昇圧回路の出力電圧に応じた第2の信号を出力する第2の比較器と、前記第1の信号及び第2の信号に基づいて、前記昇圧回路の出力電圧の異常及び前記昇圧回路の出力電流の異常を識別可能に示す第3の信号を出力する信号出力回路と、を有する。
【0008】
前記昇圧回路の出力電流及び出力電圧の双方に異常がない第1の状態、前記昇圧回路の出力電流に異常がある第2の状態及び前記昇圧回路の出力電圧に異常がある第3の状態が、前記第3の信号において互いに異なる形態で示されてもよい。
【0009】
前記昇圧回路は、所定の周波数でオンオフするスイッチング素子を含む昇圧チョッパ回路であってもよい。前記異常検出回路は、前記第1の状態において、前記スイッチング素子のオンオフの周波数と同じ周波数のパルス信号を前記第3の信号として出力し、前記第2の状態において、ローレベルを維持する信号を前記第3の信号として出力し、前記第3の状態において、ハイレベルを維持する信号を前記第3の信号として出力してもよい。
【0010】
前記第1の比較器は、前記スイッチング素子がオン状態のときに前記スイッチング素子に流れる電流に応じた電流検出電圧のレベルと第1の閾値電圧のレベルとの比較結果を前記第1の信号として出力してもよい。前記第2の比較器は、前記昇圧回路の出力電圧のレベルと第2の閾値電圧のレベルとの比較結果を前記第2の信号として出力してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
電気推進システム
12日前
個人
モーターの構造
18日前
個人
ブラシレスモータ
26日前
竹内工業株式会社
固定具
23日前
個人
バッテリ用交流電流供給回路
12日前
オリオン機械株式会社
電源装置
2日前
大和電器株式会社
配線器具
9日前
大和電器株式会社
配線器具
9日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
19日前
株式会社GSユアサ
無停電電源システム
24日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
19日前
未来工業株式会社
配線ボックス装置
11日前
ローム株式会社
電源システム
5日前
ニチコン株式会社
スイッチング電源
9日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
22日前
ミツミ電機株式会社
駆動回路
2日前
西芝電機株式会社
回転電機の回転子
2日前
株式会社ARKS
電源自動切替装置
26日前
株式会社ミツバ
モータ
2日前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
3日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
22日前
住友金属鉱山株式会社
発電装置
16日前
株式会社ミツバ
回転電機
16日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
2日前
コアレスモータ株式会社
発電装置
9日前
株式会社アイシン
電源装置
18日前
株式会社アイシン
電源装置
18日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
23日前
株式会社アイシン
電源装置
18日前
株式会社アイシン
電源装置
18日前
トライス株式会社
銅黒鉛質ブラシ
11日前
株式会社アイシン
駆動装置
2日前
株式会社TMEIC
充電システム
16日前
株式会社明電舎
盤構造
18日前
株式会社カーメイト
携帯端末用充電器
12日前
トヨタ自動車株式会社
リレー切替方法
5日前
続きを見る