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公開番号2024081019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194425
出願日2022-12-05
発明の名称情報分析装置及び情報分析方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240610BHJP(計算;計数)
要約【課題】施設の利用形態の変更内容を推定する。
【解決手段】情報分析装置1は、複数の車両からの連続した位置情報の推移から施設に係る来店パターン情報を作成する来店パターン情報作成部112と、施設に係る来店パターン情報が予め設定された第1所定期間後に変化したか否かを判定する来店パターン変化判定部113と、変化が判定されたときに、施設情報を検索キーワードとしてインターネット情報を検索する施設情報検索部114と、施設情報検索部114により取得される当該施設に係る検索結果に基づいて施設情報の変更を示す施設変更内容情報を作成する施設変更内容情報作成部115と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の施設について施設の属性を示す施設情報と前記施設に紐づけられた前記施設の駐車場情報とを含む地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
所定期間内に収集された、複数の車両の少なくとも出発位置情報、出発した日時情報、駐車位置情報、駐車した日時情報、及び駐車時間を含む車両走行情報テーブルであって、前記出発位置情報は、車両の出発した位置情報とし、前記駐車位置情報は車両の位置情報に所定時間以上変化が無い場合の前記車両の位置情報とする前記車両走行情報テーブルを記憶する車両走行情報記憶部と、
前記車両走行情報テーブルに含まれる前記駐車位置情報であって、前記施設の駐車場情報に対応する前記駐車位置情報を収集して記憶する駐車位置記録部と、
前記駐車位置記録部により収集された前記施設の駐車場に駐車した複数の車両の車両走行情報テーブルに含まれる前記車両の位置情報に基づいて前記施設に係る来店パターン情報を作成する来店パターン情報作成部と、
前記施設に係る前記来店パターン情報を日付又は/及び曜日毎に記憶する来店パターン情報記憶部と、
前記来店パターン情報記憶部に記憶された前記施設に係る来店パターン情報が予め設定された第1所定期間後に変化したことを判定する来店パターン変化判定部と、
前記来店パターン変化判定部により、前記来店パターン情報が変化したと判定されたとき、前記施設情報を検索キーワードとしてインターネット情報を検索する施設情報検索部と、
前記施設情報検索部により取得した検索結果に基づいて前記施設情報の変更を示す施設変更内容情報を作成する施設変更内容情報作成部と、
を備えることを特徴とする情報分析装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記来店パターン情報作成部は、
前記施設の駐車場に前記車両の駐車が開始された時刻帯毎に車両の台数を累計して得られる前記施設に係る第1の来店パターン情報、前記施設の駐車場に駐車した前記車両の出発位置情報を前記地図情報に作成された所定のメッシュ毎にプロットし集計して得られる前記メッシュ毎の出発位置情報の集計値情報としての前記施設に係る第2の来店パターン情報、及び前記施設の駐車場に前記車両の駐車が開始された時刻帯毎に車両の駐車した駐車時間を累計して得られる前記施設に係る第3の来店パターン情報のうち、少なくともいずれか1つの来店パターン情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の情報分析装置。
【請求項3】
前記車両走行情報テーブルは、前記複数の車両の車両情報を含み、
前記来店パターン情報作成部は、
前記施設の駐車場に駐車した車両を車両情報毎に累計して、前記施設に係る来店車両情報を前記施設に係る来店パターン情報とみなして作成することを特徴とする請求項1に記載の情報分析装置。
【請求項4】
複数の車両から前記車両の連続した位置情報を時刻情報とともに車両走行情報として受信する受信部と、
複数の車両の少なくとも出発位置情報、出発した日時情報、駐車位置情報、駐車した日時情報、及び駐車時間を含む車両走行情報テーブルであって、前記出発位置情報は、車両の出発した位置情報とし、前記駐車位置情報は車両の位置情報に所定時間以上変化が無い場合の前記車両の位置情報とする前記車両走行情報テーブルを作成する車両走行情報記録部と、を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報分析装置。
【請求項5】
前記地図情報記憶部は、前記施設情報として店舗名、地域名、駅名、道路名のいずれかを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報分析装置。
【請求項6】
前記施設変更内容情報作成部は、前記施設変更内容情報として開店、閉店、セール、入荷のいずれかを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報分析装置。
【請求項7】
コンピュータにより実行される情報分析方法であって、
複数の施設について施設の属性を示す施設情報と前記施設に紐づけられた前記施設の駐車場情報とを含む地図情報を記憶する地図情報ステップと、
所定期間内に収集された、複数の車両の少なくとも出発位置情報、出発した日時情報、駐車位置情報、駐車した日時情報、及び駐車時間を含む車両走行情報テーブルであって、前記出発位置情報は、車両の出発した位置情報とし、前記駐車位置情報は車両の位置情報に所定時間以上変化が無い場合の前記車両の位置情報とする前記車両走行情報テーブルを記憶する車両走行情報記憶ステップと、
前記車両走行情報テーブルに含まれる前記駐車位置情報であって、前記施設の駐車場情報に対応する前記駐車位置情報を収集して記憶する駐車位置記録ステップと、
前記駐車位置記録ステップにおいて収集された前記施設の駐車場に駐車した複数の車両の車両走行情報テーブルに含まれる前記車両の位置情報に基づいて前記施設に係る来店パターン情報を作成する車両パターン情報作成ステップと、
前記施設に係る前記来店パターン情報を日付又は/及び曜日毎に記憶する来店パターン情報記憶ステップと、
前記来店パターン情報記憶ステップにおいて記憶された前記施設に係る来店パターン情報が予め設定された第1所定期間後に変化したことを判定する来店パターン変化判定ステップと、
前記来店パターン変化判定ステップにおいて、前記来店パターン情報が変化したと判定されたとき、前記施設情報の変更を示す施設変更内容情報を作成する施設変更内容情報作成ステップと、
を備えることを特徴とする情報分析方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両走行情報として車両から取得された車両の位置情報推移データに基づいて施設への来店パターン情報を生成し、前記施設への来店パターン情報の変化を検出した場合、インターネット情報から前記施設の利用態様の変化内容を推定する情報分析装置及び情報分析方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
複数の車両からのGPS位置情報を含むFCD(Floating Car Data)をサーバによって受信し、蓄積した位置情報等に基づいて、車両が訪問した施設に関するデータ解析に活用する用途が広がっている(例えば、特許文献1)。
また、例えば、投資目的等におけるオルタナティブデータとして活用する用途にも適用することが考えられている。しかしながら、施設に関するオルタナティブデータとして活用するためには、施設の利用態様に変化があった場合には、当該施設に関するデータは使わないようにすることが必要となる。
この点、道路や建物が掲載された地図について、人手に頼らず、その変化を検出して自動的に修正する技術が開発されている。例えば特許文献2には、地図変化検出装置として、複数の異なる位置から所定の領域を撮影した複数の画像を入力して作成した3次元データを用いて2次元地図上の家屋・建築物等の変化を検出する技術が開示されている。
また、特許文献3には、地図情報処理装置として、地図上の地理オブジェクトと外部情報に含まれる地理オブジェクトの出現の状況を示す情報である出現状況情報を用いて地理オブジェクトの変更を判断する技術が開示されている。
しかし、特許文献2に記載の技術は建物自体の変化は検出できるが、建物の利用態様の変化までは検出できない。また、特許文献3に記載の技術は膨大な出現状況情報を取得しなければならず、また出現状況情報が正確か否かの判定が難しい。したがって、例えば紳士服販売店がインターネットカフェに変化したり、昼夜営業していた飲食店がランチ営業を取りやめたりといった施設の営業形態や利用態様の変化は検出できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-144587
特許第4378571号
特許第5414284号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両から取得するFCDのビッグデータ分析等により施設への来客分析を可能とするために、施設の利用態様の変化内容を人手に頼らずに簡易に推定することができる情報分析装置及び情報分析方法が望まれている。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、車両走行情報として車両から取得された車両情報を含む当該車両の位置情報推移データに基づいて、施設への来店パターン情報として来店パターン情報を生成し、前記来店パターン情報の変化が検出された場合、施設関連情報をインターネットで検索したうえで当該施設の利用態様の変化内容を推定することにより、人手に頼らずに前記施設の営業形態や利用態様の変化内容を推定することができる情報分析装置及び情報作成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の情報分析装置(例えば、後述の情報分析装置1)は、
複数の施設について施設の属性を示す施設情報と前記施設に紐づけられた前記施設の駐車場情報とを含む地図情報を記憶する地図情報記憶部(例えば、後述の地図情報記憶部121)と、
所定期間内に収集された、複数の車両の少なくとも出発位置情報、出発した日時情報、駐車位置情報、駐車した日時情報、及び駐車時間を含む車両走行情報テーブル(例えば、後述の車両走行情報テーブル1221)であって、前記出発位置情報は、車両の出発した位置情報とし、前記駐車位置情報は車両の位置情報に所定時間以上変化が無い場合の前記車両の位置情報とする前記車両走行情報テーブルを記憶する車両走行情報記憶部(例えば、後述の車両走行情報記憶部122)と、
前記車両走行情報テーブルに含まれる前記駐車位置情報であって、前記施設の駐車場情報に対応する前記駐車位置情報を収集して記憶する駐車位置記録部(例えば、後述の駐車位置記録部111)と、
前記駐車位置記録部により収集された前記施設の駐車場に駐車した複数の車両の車両走行情報テーブルに含まれる前記車両の位置情報に基づいて前記施設に係る来店パターン情報を作成する来店パターン情報作成部(例えば後述の来店パターン情報作成部112)と、
前記施設に係る前記来店パターン情報を日付又は/及び曜日毎に記憶する来店パターン情報記憶部(例えば後述の来店パターン情報記憶部123)と、
前記来店パターン情報記憶部に記憶された前記施設に係る来店パターン情報が予め設定された第1所定期間後に変化したことを判定する来店パターン変化判定部(例えば後述の来店パターン変化判定部113)と、
前記来店パターン変化判定部により、前記来店パターン情報が変化したと判定されたとき、前記施設情報を検索キーワードとしてインターネット情報を検索する施設情報検索部(例えば後述の施設情報検索部114)と、
前記施設検索情報検索部により取得した検索結果に基づいて前記施設情報の変更内容を示す施設変更内容情報を作成する施設変更内容情報作成部(例えば後述の施設変更内容情報作成部115)と、を備える。
【0007】
上記(1)によれば、車両走行情報として車両から取得された車両の位置情報推移データとインターネット情報に基づいて、施設の営業形態や利用態様の変化内容を人手に頼らずに推定することが可能となる。
【0008】
(2)上記(1)に記載の情報分析装置(例えば、後述の情報分析装置1)において、
前記来店パターン情報作成部は、
前記施設の駐車場に前記車両の駐車が開始された時刻帯毎に車両の台数を累計して得られる前記施設に係る第1の来店パターン情報、前記施設の駐車場に駐車した前記車両の出発位置情報を前記地図情報に作成された所定のメッシュ毎にプロットし集計して得られる前記メッシュ毎の出発位置情報の集計値情報としての前記施設に係る第2の来店パターン情報、及び前記施設の駐車場に前記車両の駐車が開始された時刻帯毎に車両の駐車した駐車時間を累計して得られる前記施設に係る第3の来店パターン情報のうち、少なくともいずれか1つの来店パターン情報を作成するようにしてもよい。
【0009】
上記(2)によれば、上記(1)の情報分析装置と同様の効果を奏する。
【0010】
(3)上記(1)に記載の情報分析装置(例えば、後述の情報分析装置1)において、
前記車両走行情報テーブルは、前記複数の車両の車両情報を含み、
前記来店パターン情報作成部は、
前記施設の駐車場に駐車した車両を車両情報毎に累計して、前記施設に係る来店車両情報を前記施設に係る来店パターン情報とみなして作成するようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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