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公開番号2024074984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2024063844,2022090772
出願日2024-04-11,2017-08-22
発明の名称感知器
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240524BHJP(信号)
要約【課題】音圧を一定以上確保できる範囲を拡大することができる感知器を提供することを目的としている。
【解決手段】感知器は、煙が流入する開口部が形成された筒状の側面部を有する筐体と、筐体内に設けられており、煙や熱を検知する火災検出部と、筐体内に設けられており、火災検出部による煙や熱の検知によって音を発生させるスピーカと、開口部から火災検出部へ至る通路である第1の空間とスピーカが設けられている第2の空間とを区画し、筐体内に設けられている板状の区画部材と、を備え、区画部材には、開口が形成されており、筐体は、開口を介して第2の空間から第1の空間に放射されたスピーカの音波が、開口部側へ伝搬するように構成されており、筐体は、区画部材と向かい合う平板状の対向面部を有し、対向面部は、区画部材のうち開口が形成されている部分に向かい合っており、音波を反射させて音波を開口部へ伝搬させる反射面を有しているものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
煙が流入する開口部が形成された筒状の側面部を有する筐体と、
前記筐体内に設けられており、煙や熱を検知する火災検出部と、
前記筐体内に設けられており、前記火災検出部による煙や熱の検知によって音を発生させるスピーカと、
前記開口部から前記火災検出部へ至る通路である第1の空間と前記スピーカが設けられている第2の空間とを区画し、前記筐体内に設けられている板状の区画部材と、
を備え、
前記区画部材には、開口が形成されており、
前記筐体は、前記開口を介して前記第2の空間から前記第1の空間に放射された前記スピーカの音波が、前記開口部側へ伝搬するように構成されており、
前記筐体は、前記区画部材と向かい合う平板状の対向面部を有し、
前記対向面部は、前記区画部材のうち前記開口が形成されている部分に向かい合っており、前記音波を反射させて前記音波を前記開口部へ伝搬させる反射面を有している
ことを特徴とする感知器。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
煙が流入する開口部が側面に形成された筐体と、
前記筐体内に設けられており、煙や熱を検知する火災検出部と、
前記筐体内に設けられており、前記火災検出部による煙や熱の検知によって音を発生させるスピーカと、
前記開口部から前記火災検出部へ至る通路である第1の空間と前記スピーカが設けられている第2の空間とを区画し、前記筐体内に設けられている区画部材と、
を備え、
前記区画部材には、開口が形成されており、
前記筐体は、前記開口から前記第1の空間に放射された前記スピーカの音波が、前記開口部側へ伝搬するように構成されている
ことを特徴とする感知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災時の熱や煙を感知する熱感知器や煙感知器などの火災感知器(以下、感知器という)に関し、特に、スピーカを備えている感知器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の感知器には、筐体下部に設けられているヘッドカバーと、ヘッドカバーに収容されているスピーカとを備えているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の煙感知器のヘッドカバーは底面及び周壁を有する有底筒状部材である。ヘッドカバーの周壁には煙が通過する空気窓が形成され、ヘッドカバーの底面にはスピーカで発生した音波を通す通音孔が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-352932号公報(例えば、段落0066-0069及び図7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、スピーカの下面(前面)の振動による音波はヘッドカバーの底面の通音孔を通過して居住空間に伝搬され、スピーカの上面(背面)の振動による音波はヘッドカバーの周壁の空気窓を通過して居住空間に伝搬される。ここで、スピーカの下面の振動による音波とスピーカの上面の振動による音波とは、位相が逆になっている。このため、ヘッドカバーの周壁の空気窓を通過して居住空間に伝搬された音波が、ヘッドカバーの底面の通音孔を通過して居住空間に伝搬された音波によって弱められてしまう。したがって、特許文献1の煙感知器のスピーカが音を発生したときにおいて、音圧を一定以上確保できる範囲が狭まってしまうという課題がある。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、音圧を一定以上確保できる範囲を拡大することができる感知器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る感知器は、煙が流入する開口部が形成された筒状の側面部を有する筐体と、筐体内に設けられており、煙や熱を検知する火災検出部と、筐体内に設けられており、火災検出部による煙や熱の検知によって音を発生させるスピーカと、開口部から火災検出部へ至る通路である第1の空間とスピーカが設けられている第2の空間とを区画し、筐体内に設けられている板状の区画部材と、を備え、区画部材には、開口が形成されており、筐体は、開口を介して第2の空間から第1の空間に放射されたスピーカの音波が、開口部側へ伝搬するように構成されており、筐体は、区画部材と向かい合う平板状の対向面部を有し、対向面部は、区画部材のうち開口が形成されている部分に向かい合っており、音波を反射させて音波を開口部へ伝搬させる反射面を有しているものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る感知器によれば、上記構成を備えているので、音圧を一定以上確保できる範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る煙感知器100の外観を示す図である。
煙感知器100の各構成を分解した状態の斜視図である。
第1のカバー11の、図1(a)に示すA-A断面を示している。
図1(b)に示すB-B断面図である。
ベース部3及び蓋部4の、図4に示すD-D端面を示している。
図1(a)に示すC-C断面図である。
実施の形態に係る煙感知器100の変形例(煙感知器101)を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態.
以下、本発明に係る感知器の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
【0010】
図1は、実施の形態に係る煙感知器100の外観を示す図である。図1(a)は煙感知器100の外観を示す側面図であり、図1(b)は煙感知器100の外観を示す下面図である。図2は、煙感知器100の各構成を分解した状態の斜視図である。図3は、第1のカバー11の、図1(a)に示すA-A断面を示している。図4は、図1(b)に示すB-B断面図である。図1~図4を参照して煙感知器100の構成を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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