TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024071974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182524
出願日2022-11-15
発明の名称回転電機用ステータ
出願人株式会社アイシン,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類H02K 5/22 20060101AFI20240520BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 振動に起因して端子部に生じうる応力の低減を図る。
【解決手段】 支持部材にボルト締結により固定支持されるステータコアと、ステータコアに巻装されるステータコイルと、ステータコアの軸方向一方側に配置され、ステータコイルを電源に電気的に接続するための端子部とを含み、ステータコアは、1つ以上の周方向位置に、ボルト締結用の軸方向孔を含む固定部を有し、端子部は、ステータコイルの端部に接合され、端子部とステータコイルの端部との間の接合部に係る周方向範囲は、一の固定部の周方向範囲に重なる、回転電機用ステータが開示される。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
支持部材にボルト締結により固定支持されるステータコアと、
前記ステータコアに巻装されるステータコイルと、
前記ステータコアの軸方向一方側に配置され、前記ステータコイルを電源に電気的に接続するための端子部とを含み、
前記ステータコアは、1つ以上の周方向位置に、前記ボルト締結用の軸方向孔を含む固定部を有し、
前記端子部は、前記ステータコイルの端部に接合され、
前記端子部と前記ステータコイルの端部との間の接合部に係る周方向の配置範囲は、一の前記固定部の周方向範囲に重なる、回転電機用ステータ。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記接合部は、前記配置範囲において周方向に沿って複数並んで配置される、請求項1に記載の回転電機用ステータ。
【請求項3】
前記固定部は、その前記周方向範囲の一端から他端まで径方向外側に突出する形態であり、異なる4つ以下の周方向位置に設けられ、
前記配置範囲は、4つ以下の前記固定部のうちの、1つの前記固定部の周方向範囲に重なる、請求項1に記載の回転電機用ステータ。
【請求項4】
前記固定部のそれぞれは、搭載状態の上下方向での天頂位置よりも下側に配置され、
前記配置範囲は、前記天頂位置よりも下側に位置する周方向位置からなる、請求項3に記載の回転電機用ステータ。
【請求項5】
前記端子部は、前記配置範囲内で、周方向に並んで配置される複数相の端子を含み、
前記複数相の端子は、前記軸方向一方側における前記ステータコイルの軸方向端部よりも軸方向外側に、軸方向に直線状に延在する、請求項2に記載の回転電機用ステータ。
【請求項6】
前記ステータコアは、積層鋼板の形態である、請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の回転電機用ステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機用ステータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ステータコイルを電源に電気的に接続するための端子部が、ステータコアの固定部の周方向位置を避けた周方向範囲に配置される技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-47593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ステータコアを支持部材(例えばケース)にボルト締結により固定する場合、ステータコアは、周方向で互いに離れた複数の周方向範囲だけで、支持部材に固定される。従って、ステータコアは、支持部材に固定されていない周方向範囲では、車両搭載状態で生じうる振動(例えば路面からの入力や車体の振動に伴う振動)により変位しやすくなる。この点、上記のような従来技術では、振動により変位しやすいステータコアの周方向範囲に、端子部が設けられるので、かかる変位に起因して端子部に有害な応力が発生しやすくなる。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、振動に起因して端子部に生じうる応力の低減を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、支持部材にボルト締結により固定支持されるステータコアと、
前記ステータコアに巻装されるステータコイルと、
前記ステータコアの軸方向一方側に配置され、前記ステータコイルを電源に電気的に接続するための端子部とを含み、
前記ステータコアは、1つ以上の周方向位置に、前記ボルト締結用の軸方向孔を含む固定部を有し、
前記端子部は、前記ステータコイルの端部に接合され、
前記端子部と前記ステータコイルの端部との間の接合部に係る周方向範囲は、一の前記固定部の周方向範囲に重なる、回転電機用ステータが提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、振動に起因して端子部に生じうる応力の低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施例によるモータの断面構造を概略的に示す断面図である。
モータと電源との間の電気的な接続態様の一例を示す回路図である。
軸方向視によるステータの概略的な平面図である。
図1の矢印V4に沿ったビューでX2側のコイルエンドと、外部引き出し用端子部との関係を示す概略図である。
端子部の一部を通る縦断面図(回転軸Iを通る断面)である。
端子部の導体線とステータコイルの端部との間の接合部の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
【0010】
図1は、一実施例によるモータ1の断面構造を概略的に示す断面図である。図2は、モータ1と電源2との間の電気的な接続態様の一例を示す回路図である。図3は、軸方向視によるステータ21の概略的な平面図である。図4は、図1の矢印V4に沿ったビューでX2側のコイルエンドと、外部引き出し用端子部との関係を示す概略図である。図5は、端子部7の一部を通る縦断面図(回転軸Iを通る断面)である。図6は、端子部7の導体線81とステータコイル22の端部250との間の接合部の説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
電気推進システム
9日前
株式会社コロナ
送風装置
1か月前
個人
共振を用いた整流回路
1か月前
個人
モーターの構造
15日前
個人
ブラシレスモータ
23日前
竹内工業株式会社
固定具
20日前
個人
バッテリ用交流電流供給回路
9日前
株式会社GSユアサ
無停電電源システム
21日前
中国電力株式会社
変圧器取替工法
1か月前
大和電器株式会社
配線器具
6日前
大和電器株式会社
配線器具
6日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
16日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
16日前
未来工業株式会社
配線ボックス装置
8日前
株式会社ARKS
電源自動切替装置
23日前
株式会社豊田自動織機
電動機
1か月前
トヨタ自動車株式会社
モータ
19日前
株式会社豊田自動織機
電動機
1か月前
個人
基板使用によるコイル巻線との接続法
26日前
ローム株式会社
電源システム
2日前
トヨタ自動車株式会社
ステータコア
1か月前
ニチコン株式会社
スイッチング電源
6日前
富士電機株式会社
電力変換装置
27日前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
今日
住友金属鉱山株式会社
発電装置
13日前
株式会社ダイヘン
電力システム
27日前
株式会社ミツバ
回転電機
13日前
株式会社ミツバ
回転電機
1か月前
株式会社ミツバ
駆動装置
1か月前
株式会社ミツバ
駆動装置
1か月前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
19日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
26日前
トヨタ自動車株式会社
剥離装置
1か月前
コアレスモータ株式会社
発電装置
6日前
株式会社アイシン
電源装置
15日前
株式会社アイシン
電源装置
15日前
続きを見る