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公開番号2024070558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022181128
出願日2022-11-11
発明の名称柱基礎構造及び柱基礎構造の施工方法
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類E04B 1/24 20060101AFI20240516BHJP(建築物)
要約【課題】非埋込み型の柱脚構造を採用しつつ、柱脚部において鉄筋コンクリート部分で力を負担し易い新規な構造を提供すること。
【解決手段】本開示に係る柱基礎構造は、鉄筋コンクリート造の基礎と、前記基礎の上に設置される鉄骨鉄筋コンクリート造の柱と、を有する。前記柱は、外周面にスタッドが設けられた鉄骨柱と、前記基礎の上に設置され、前記鉄骨柱を支持する支持材と、前記鉄骨柱及び前記支持材を被覆する鉄筋コンクリートと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄筋コンクリート造の基礎と、
前記基礎の上に設置される鉄骨鉄筋コンクリート造の柱と、
を有する柱基礎構造であって、
前記柱は、
外周面にスタッドが設けられた鉄骨柱と、
前記基礎の上に設置され、前記鉄骨柱を支持する支持材と、
前記鉄骨柱及び前記支持材を被覆する鉄筋コンクリートと
を有する柱基礎構造。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の柱基礎構造であって、
前記支持材の断面積は、前記鉄骨柱の断面積よりも小さいことを特徴とする柱基礎構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の柱基礎構造であって、
前記鉄骨柱と前記支持材との間に中間プレートが配置されていることを特徴とする柱基礎構造。
【請求項4】
請求項3に記載の柱基礎構造であって、
前記鉄骨柱は管状部材で構成されており、
前記鉄骨柱と前記中間プレートとで囲まれた空間にコンクリートが充填されている
ことを特徴とする柱基礎構造。
【請求項5】
請求項4に記載の柱基礎構造であって、
前記中間プレートの上面に補強材が配置されていることを特徴とする柱基礎構造。
【請求項6】
請求項5に記載の柱基礎構造であって、
前記支持材はH形鋼で構成されており、
前記補強材は、前記中間プレートを挟んで前記支持材のウェブの上側に配置されていることを特徴とする柱基礎構造。
【請求項7】
請求項1に記載の柱基礎構造の施工方法であって、
前記基礎を構築する基礎構築ステップと、
前記基礎の上に前記支持材を設置する支持材設置ステップと、
前記支持材に前記鉄骨柱を支持させる鉄骨柱支持ステップと、
前記鉄骨柱及び前記支持材を被覆する鉄筋コンクリートを打設する打設ステップと
を有する柱基礎構造の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、柱基礎構造及び柱基礎構造の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1~3には、鉄骨鉄筋コンクリート造の柱脚構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平06-167074号公報
特開2001-040768号公報
特開2003-184172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、鉄筋コンクリート部分で負担するせん断耐力を大きく確保するために、柱脚部(ベースプレートの近傍)の鉄筋コンクリートの外形寸法を大きくすることが記載されている。但し、この構造では、柱脚部の鉄筋コンクリートの外形が大きくなってしまう。
特許文献2,3では、埋込み型柱脚構造と比べて施工性の良い非埋込み型柱脚構造を採用することが記載されている。但し、特許文献2,3記載の構造では、鉄骨柱が柱脚部まで延びているため、柱脚部において鉄骨柱の外側の鉄筋コンクリート部分で力(曲げモーメント等)を負担することが難しい。
【0005】
本発明は、施工性の良い非埋込み型の柱脚構造を採用しつつ、柱脚部において鉄筋コンクリート部分で力を負担し易い新規な構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するための本発明は、鉄筋コンクリート造の基礎と、前記基礎の上に設置される鉄骨鉄筋コンクリート造の柱と、を有する柱基礎構造であって、前記柱は、外周面にスタッドが設けられた鉄骨柱と、前記基礎の上に設置され、前記鉄骨柱を支持する支持材と、前記鉄骨柱及び前記支持材を被覆する鉄筋コンクリートと、を有する柱基礎構造である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、非埋込み型の柱脚構造を採用しつつ、柱脚部において鉄筋コンクリート部分で力を負担し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態の柱基礎構造1の説明図である。
図2は、点線内の鉄筋を不図示とした説明図である。
図3Aは、図1のA-A断面図であり、SRC構造部72の断面図である。図3Bは、図1のB-B断面図であり、RC構造部71の断面図である。
図4は、変形例の補強材62の説明図である。
図5は、本実施形態の柱基礎構造1における曲げモーメント分布図である。
図6は、本実施形態の柱基礎構造1の施工方法のフロー図である。
図7A及び図7Bは、補強材62の設置の様子の説明図である。
図8は、本実施形態の柱基礎構造1の設計方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
【0010】
態様1の柱基礎構造は、鉄筋コンクリート造の基礎と、前記基礎の上に設置される鉄骨鉄筋コンクリート造の柱と、を有する柱基礎構造であって、前記柱は、外周面にスタッドが設けられた鉄骨柱と、前記基礎の上に設置され、前記鉄骨柱を支持する支持材と、前記鉄骨柱及び前記支持材を被覆する鉄筋コンクリートと、を有する柱基礎構造である。このような柱基礎構造によれば、非埋込み型の柱脚構造を採用しつつ、柱脚部において鉄筋コンクリートで力を負担し易い構造になる。
(【0011】以降は省略されています)

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